人に嫌われてしまったと思う心理には、どうやら投影の心理が働いているよう。
その投影を取り戻し、恐れを無くしていく為には、どんな風に日頃考えていくと良いかを解説します。良い投影ができるように日頃考えていくことによって、人に嫌われてしまったという恐れから解放されるのです。
●前号のあらすじ
人に嫌われているのかも? というのが投影の心理だとしたら、人に嫌われていないと思う投影を作るには、どうしたら良いのでしょうか?
●良い投影を作っていきましょう
自分が自分のことを、嫌っているマインドを投影することが、他人から嫌われているのでは? と感じる心理を作り出すのですから、他人から嫌われていないと感じる心理を作り出すには、自分を嫌っていないマインドを、投影できるようになればいいわけです。
自分のいいところも、不出来のように思っているところも、ひっくるめて自分なんだという具合に、自分を受け入れることができますと、このマインドが、外に投影されるようになります。
すると、自分で自分を受け入れられているように、他人も自分を受け入れてくれているのではなかろうか? と、心がとらえていくようになります。
同じように、自分のことを愛するように心掛けていきますと、このマインドが外に投影されるようになり、自分で自分のことを愛しているように、人もこんな自分を愛してくれているのかもしれない、と心がとらえます。
他人が、どう思っているかの真意は分かりませんが、心がそのようにとらえていくようになっていきますと、他人を善意的に捕らえていきますので、恐れがなくなっていき、楽に人と付き合えるようになります。
また、恐れがなくなっていき、善意的に他人のことを、とらえていくようになると、実際に人から善意的に、とらえられていくことが多いです。
良い投影を作るためには、自分を受け入れること、自分を愛することを、日常的に意識するといいでしょう。
●依存的なマインドが作る恐れ
投影の心理からくる恐れとは、また違う角度から、見てみましょう。
依存的なマインドが強い時も、嫌われることへの恐れが強くなります。
依存的なマインドは、もらいたいというマインドです。
しかし、自分のことを気に入ってもらう、好きになってもらうなど、何かをもらえるかどうかは、相手次第です。
すると、相手にどう思われているかが、気になっていきます。
依存的なマインドが強いと、相手にどう思われているかも強く気になります。
次号は、相手にどう思われているか気になることからの脱出をテーマに、お送りいたします。