失恋・リストラ・転職苦

相談者名
ちー
お世話になります。40歳独身女性です。
1年前、お付合いしていた彼と別れ、傷が癒えぬままの半年後の今春、会社のリストラに合う事を告知されてしまいました。その時はそれまでの会社のストレス、やりがいを持って頑張っていた仕事のリストラのショック、年齢的な不安、失恋等、マイナスの感情が溢れ出て、自分では処理しきれなくなり、福利厚生で利用できる無料のカウンセリングにお世話になりました。お陰で、気持ちの整理もつき、ショックを受けて立ち止まっている場合ではなく、転職活動をやるしかない、とその後5ヶ月転職活動を続けています。(あと2ヵ月会社に在籍できます。)転職先が決まれば即退社可と言われた事もあり、一刻も早く嫌な想いは捨て、新しい生活を始めれるようやってきましたが、未だ決める事ができず苦戦しています。応募する会社を決めるのも慎重になり、一度に何社も応募する事はできません。不採用通知の連絡を受けるたび、かなりショックを受けるので、ショックはできるだけ少なくしたいというのもあります。半年近く、この強いストレス生活が続く中、今ではモチベーションも下がり、やりきれない気持ちになる事もあります。やりたい事や楽しい事も少ない状態が続いていますが、新しい生活が始まればなんとか今の状態から脱出できると期待しつつ・・ですがなかなか実現できずです。失業迄のタイムリミットが近づいてきているのであせりもあります。それなりの貯えはあるので、すぐに生活に困る訳ではないのに、大らかな気持ちで構えることができません。きっとなるようにしかならない、と思う時もあるけれど、必要以上にビクビクしてしまっているように思います。
今はまだ在職していますが、気持ち良く働くのも無理で、ここでもストレスが多いです。
必要以上に不安がっている自分がいるのは気付いていますが、自分では自分を直す事ができません。
なんとか、大らかに構える事が できないでしょうか。
アドバイス いただけると 嬉しいです。
よろしくお願いします。
カウンセラー
寺島やすこ
初めまして、ちーさん。
カウンセラーの寺島と申します。
ご相談、ありがとうございます。

ものすごく、ちーさんが頑張って、頑張ってぬいて、こられたのが
文面から伝わってきて、とても胸を打たれました。
失恋、リストラ・・・次々と悪いことが、ダマになって、
やってきて、私の人生ってなんなの~?!というところですよね。

でも、それは心理学的に解釈しますと、
そのように悪いことというのは、
重なって起こるようなに感じられるものなんです。
つまり、悪いことだけでなく、
いいこともダマになってやってくるように感じます。
バランスよく、やってくきてくれればいいのに・・・と誰もが思うんですが、
現実的には、どっちか一方なんです。

何故、そうなるのか?
それは、私たちの心の仕組みに原因があります。
要は幸せ、不幸を決めるのは、出来事(事象)ではなく、
私たちの心の感じ方で決まるからなんです。

カンタンな例えですと、コップのお水の話をしましょう。
コップにお水が半分はいっているとします。
これをみて、「あ~、もうお水が半分しかない~、不幸だ!!」と思うか、
「まだ、半分も入ってる、幸せ~♪」と感じるかは、
その当人の心の動きによって決まるということなんです。

他のたとえ話ですと、例えば、富士山。
日本で育って、日本以外の世界を知らない人に、
“世界で一番高い山はなんでしょう?”聞いたとします。
当然、その人は”富士山”と答えるでしょう。
でも、スイスで育った人なら”アルプス山脈”と答えるでしょう。
要は、”高い、低い”は、その人が知ってる事例の範囲での、
相対比較で決まってくるのです。

では、ちーさんのケースの場合にお話を戻しましょう。
つまり、今ちーさんが”自分はもーダメだあ~”と思ってしまっているのは、
実はちーさん自身が無意識に心の中で比較しているものによって、
その感覚が生まれてきています。
それはご家族でしょうか?それとも身近なお友達?
たぶん、ちーさんの身近な人たちはあまり波乱のない生活を
送ってこられた方が多いのではないでしょうか?
つまり、ちーさんが感じられている不安が大きいほど、
あまり波乱のない人生を送られた方たちのお知り合いが多いともいえます。

ですので、これは私からの具体的な提案なのですが、
今後、もっともっと波乱な人生を送っていらっしゃる
お友達を増やされてみてはいかがでしょうか?
いまはインターネットを通して、個人がいろんな情報をキャッチできる時代です。
いろいろな体験を持つ方とたくさん知り合える機会がありますよ。

それから、もう一つ。
これは私の個人的体験談なのですが、
私の以前勤めていた会社では、倒産の危機が一度あり、
9割の社員をリストラするという経緯をもつ会社で、
その後運営が安定しても、定期的に社員を評価し、
場合に応じてリストラをするという習慣をもつ会社でした。
ですから、とてもリストラに慣れていて、
話のもっていき方等の対応がうまかったようです。

私の知ってる範囲の印象なんですが、
カウンセリングを受けたり、友人の話を聞くと、
他の会社って、黙って、当人にいきなり解雇通知をだしたり、
リストラ理由を告げないようなんですよね。
でも、それですと、かなり当人が納得できず、
精神的にストレスをためてしまうので、
ヘタなリストラの仕方なんじやないかと私は思います。

ですから、私の勤めていた会社の場合は、リストラの理由は、
できるかぎり正直にお話するというカタチにしていました。
そうすると、まったく傷つけないということは避けられないのですが、
原因不明のリストラより、ストレス度はかなり低くなってました。

そして、リストラした社員のケアに、
外部のアウトソーシングを利用していました。
人材紹介会社というのがありまして、
それは派遣会社と違って、正社員を紹介するというシステムなのですが、
そちらに転職支援サポートをお願いしていました。

なにせ、人材紹介のコーディネーターさんは、
その業界のプロですし、チームでやってますから、
いろいろな職種、事例を知っています。
ですから、一つの会社の人事部がケアするより、
お金を払ってでも、外部のプロの方にサポートをお願いした方が、
会社も、社員もずっと意志の疎通がしやすく、
お互いが満足できる結果を得られたんですね。
ですから、今の会社にそのようなサポートをリクエストしてもいいし、
もし、会社が拒否した場合は、個人でそのようなところに登録されても良いと思いま
す。

それから、そこでの体験3年間からですが、
20代30代の転職は、若くなるほどカンタンに決まりやすいですが、
その分、雇用期間が短かったりすることが多いです。
若い分だけ、働く側も、結婚したり、
自分の望む職種がわかっていなかったりで、
生活に変化しやすいためなんですね。
雇う会社の方も、そういう若い子には、
期待をあまりせず、安くて、簡単な仕事、
場合によっては辞職してもらっても
かまわない仕事をしてくれる人として募集をかけます。

でも、40代ともなると、
雇う会社側も、やはりそれなりに長期で働いてもらいたい、
重要なポストについてもらいたい、とニーズが変化し、
働く側も、長く働きたいと、双方の意思が変わってきます。
ゆえに、話が決まるまでは、かなりかかるのが普通なのです。
でも、決まったら、かなり長期で安定した関係が続く傾向が高かったですね。

具体的な事例では、
子会社の経理を任せる40代の女性を募集したところ、
次を決めるまでに総務部長は慎重に8ヶ月もかけて探しました。
※もちろん、人材紹介会社を利用したうえでです。
でも、私が30代で仕事をやめる時に引継ぎの人を探したら、
数週間で決めてましたね~(^^;

ということで、こんな感じにたくさんの転職事例情報を集めることをオススメしま
す。
また、その情報は画面で読んだり、活字で読むだけではなく、
その体験をした人と会ったり、お友達になるということが、
よりベターな効果がありますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

それから、私たちカウンセリング・サービスでも、
ボランティアカウンセラーによる電話無料相談も行っております。
また、私たち有料カウンセラーの電話相談も、
一人のカウンセラーごとに、初回は無料となっております。
遠慮しないで、どしどしお電話かけてきてくださいネ!(^^)
心より、お待ちしております。

今回はご相談ありがとうごさいました。

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