初めまして、あおさん。 カウンセラーの寺島と申します。 ご相談、ありがとうございます。本当に、本当に、本当にイヤなんですね(^^) メールを読んでいて、とってもその気持ちが伝わってきました!!! それでも、自分を褒めたいくらい演技している、 あおさんはとても優しい方なのだと思います。 私からも、めちゃめちゃ褒めてあげます!!! ところで、不思議に思うのは、 あおさんが、どうしてそんなに自分の気持ちに嘘をつくことが、 そんなにも大嫌いになったのか?というところですね。 それから、どうしてあるタイプのクライアントさんを 生理的に大嫌いと感じてしまうのか、 そのルーツを自分の中で探ってゆくのが良いと思いますよ。 もちろん、実際には、職を変えたり、時に自分の手に負えないと感じる時は、 そういうタイプのクライアントさんは、他の人にお任せするという方法もあると思い ます。 でも、周りの環境を変え続けてみても、 あおさんの感覚は変わっていない訳ですから、 結局、どこでも生理的に嫌いな人というものの存在は あおさんの世界にありつづけることになるでしょう。 100パーセント、生理的に嫌いな人を 退けた世界は作れませんが、それを減らすことはできます。 その方法は、生理的に嫌と感じる自分の感覚を変えてしまう方法なのです。 * * * * * * さて、心理学的に説明しますと、 あおさんがあるタイプの人間を生理的に嫌いと感じるのは、 ただのなんとなくでもなく、偶然でもありません。 原因は過去に何かその人自身ではなく、 それに似た印象を与える人との関わりで、 とてもイヤな体験をされているからだろうと思われます。 つまり、それがトラウマというものです。 そのクライアントさんとその人は別人なのですが、 でも、感覚的に、雰囲気や印象が似たような人→似たような性格かも?!、 ゆえに、きっとまたこの人との関係でもイヤなことが起きるに違いない、 という判断を頭が無意識のうちに行っていて、 こういうタイプの人とは近づかない方がいいよ~と、 頭が信号を送ってきた結果、 あおさんが気持ち悪くなってしまうわけです。 それはあおさんの体が、あおさんを守るために起こしている自然な反応なのですね。 こういう拒絶反応は、自分の身を守るために起きるものですから、 きちんとそのアドバイスは耳を傾けた方がよいですし、 それはリスク回避などに大いに役立ちます。 ただし、過剰に反応しすぎてしまうと、 新しいチャレンジ、新しい考え、新しい可能性を得られる チャンスも減ってしまうというデメリットがあることもあります。 例えば、一度、交通事故にあってしまったので、 街中を歩けなくなってしまったり、 電車で痴漢にあって怖くなってしまい、 電車に乗れなくなってしまうなどの現象がそうですね。 もっと簡単な例えですと、 初めて訪れたレストランで食中毒にあってしまい、 今後、怖いから外食を一切しないと決めてしまったようなケースとも言えるでしょ う。 こんなふうに考えると、もったいなくはありませんか? 初めて行ったレストランのせいで、 他の素敵なレストランが楽しめなくなるなんて。 このたとえ話と同じように、確かに生理的に嫌いな人かもしれないですが、 もしかしたら、貴女の人生を180度変えるような出会いかもしれないのです。 例えば、私の友人の話なのですが、 彼女はチビ、デブ、はげは大嫌いという女性でした。 彼女自身とても可愛らしくて、男性にももてて、 昔から、男友達も多くて、ボーイフレンドに困ることはないような人だったんです。 だから、誰もが彼女は恋愛結婚でまとまるだろうと思っていました。 でも、ある時彼女は、お見合いをしました。 父親の紹介で、しかたなく、全然乗り気じゃなかったそうです。 もっと最悪なことには、まさにお見合いの相手は、 そんな、チビ、デブ、はげが揃った、 彼女が一番嫌いなタイプの男性でした。 当時、彼女は彼をみて、一目で絶対これはまとまらないなと確信したそうです。 ところが、今は二人は夫婦なんですよね。 それもラブラブの仲良し夫婦なんです。 彼女は自分でも不思議でしょうがないけど、 彼をとても尊敬していて、大大好きで、たまらないそうです。 このように人生って何が起きるかわからないのです。 あおさんにとって、生理的に嫌いなクライアントさんが、 あおさんのパートナーになる人とまではわかりませんが、 もしかしたら、貴女にいろんなチャンスを運んできてくれる人なのかもしれません。 ですから、目の前の限られた縁を大事にしてみませんか。 生理的に嫌いだという感覚をもつこと、 それは誰にだってあることですから、それは自分に許してあげましょう。 そのことに申し訳ないとか思う必要はありません。 でも、それと同時に好奇心をもってみて欲しいのです。 どうして、私はこのタイプの人にこんなに生理的嫌悪を感じてしまうのだろうか? そして、目の前の人は昔、自分を傷つけた人とまったく同じなのかどうか? 自分が腹が立つ、嫌という気持ちばかりに、 エネルギーを集中させるのではなく、 どうして???というところに意識をむけるのがコツです。 また、自分一人で思考が悪い方向へ ぐるぐるまわってしまいそうな時は、カウンセリングも有効です。 そんな時はぜひお電話くださいね。 お待ちしています。 今回はご相談ありがとうございました。 |