一般常識のない後輩

当たり前のことや常識的なことが分からなかったり、知らなかったりする人っていますよね。
「何年社会人やってるの？」
「年はいくつだと思ってるの？」
「いったい、仕事って何かわかってる？」
「今までよくそんなんでやってこれたわね」
そんな気持ちもたくさんたくさん出てきてしまうでしょう。

今の愛里さんなら、なぜ彼女が過去にいじめられたのかが、よーく理解できるのではないでしょうか？

人は知らず知らずのうちに、過去のパターンを繰り返してしまいます。
その多くは自分にとっての「常識」だったりするので、なかなか気付くことはできません。
ところが、この自分にとっての常識っていうのは気付いても、変えていくことはまた難しいですね。
彼女の過去の同僚や先輩も、色々頑張ってこられたのかもしれませんが、案外そういう人って鈍感だったり、強情だったりして、理解を示してくれることがありませんし、変化もしにくいものですね。

愛里さんの苦労はよく分かるような気がしますよ。

> 毎日、あんな些細な事にまで注意しないといけない腹立たしさ、
> あんな些細な事も、注意しないといけない情けなさ、
> 彼女のする事なす事、そしてお客様に対して発する言葉等の全てに目を光らせていないと、何をしでかすか分かりません。

そうしたら、もう今でも相当ストレスを溜め込んでしまっているのではないでしょうか？
自分の仕事もある上で、後輩の行動を見ていたとしたら、本当にいっぱいいっぱいになってしまうと思いますよ。

もっと怒りを感じて見てもいいのかもしれません。
後輩を叱ったり、彼女に怒りをぶつけるのではなく、むかつくときはむかつく、嫌なものは嫌ってもっと思ってもいいのかもしれません。
会社や周りの人間関係を考えれば、ついつい我慢してしまうこともあるのかもしれませんが、逆にそれで自分の体や心を痛めてしまっては何にもなりません。

彼女の態度がきっかけとしても、それで自分一人がいやな思いを抱えるのはしんどいでしょう？

> 怒ってばかりいる自分がいます。毎日毎日怒り続ける為でしょうか、本当にヘトヘトです。感情を使為か、とても疲れます。

本当にしんどいですね。

怒りを感じると疲れるのではないようなんです。
怒りがあっても、その全てを感じていたとしたらすっきりするでしょう。
でも、どこかに遠慮があったり、周りの人の目を気にしている部分や、怒ることそのものに嫌悪する気持ちがあるとどうしても、葛藤が生まれますからね。

でも、それを社内でやるのはやはり難しいでしょうから、仕事が終わった後はできるだけ、好きなことを自分のためにしてあげようって思ってみてください。
そうして、その日の怒りはその日のうちに処理してしまうことが大切ですね。
カラオケでもいいし、何かちょっとした自分のわがままを聞いてあげても良いし、誰に言うともなく、その気持ちを日記のように書き綴るのもいいでしょう。

> 一体どうしたら、もう少しマシに教育できるのでしょうか？
> 私も毎日毎日怒ってばかりいる自分がとても嫌なのです。

彼女の教育係として、うまく進められない自分に嫌悪していませんか？
そして、逃げたくなってしまっているのかもしれません。
怒りは人間であれば誰でも持っているものだから、それを感じることは当たり前のことです。
でも、本当は彼女にどんな風に接してあげたいと思っているのでしょうか？
その気持ちと実際の態度が異なる分だけ、そこに嫌悪してしまうものだと思います。

そして、ここからが大切なことですが、白旗揚げるのもいいですよ。
もし、きちんとこなすことが無理であったとしたら、それは自分のためにも彼女のためにも、所属する部署の、会社のためにもならないでしょう。
会社からすれば、あなたが潰れてしまったとしたら、あなたという人材を失うことになってしまいますし、愛里さん自身も一層苦しんでしまうでしょう？

自分を大切にすることが一番だと思っています。
仕事や会社はその次に大切なものですね。
そこでは、今の自分には荷が重過ぎることや精神的なストレスが大きいものについては「Ｎｏ！」といえる必要があると思います。
そんなことは分かってる、という気持ちかもしれませんが、これを実行にうつすのはとっても難しいことですね。
だからこそ、まずは自分を大切にしようとし、少しでも自分のことをたくさん誉めてあげようと思って実行してみてください。
そして、その日の怒りはその日の内に処理してしまいましょう。

元気な愛里さんに戻れることを応援しています。

ありがとうございました。