天職って?

相談者名
るびい。
はじめまして。お仕事のことで相談したくってメールしました。るびい。といいます。

今の仕事(一般職/事務)に就いてちょうど6年をむかえますが、仕事に対して
気力がわかず困っています。
やる気がないといわれるとそれまでで、自分のがんばりで解決できるかと思っていたの
ですが、自分の手におえない状況になってきたので思い切ってメールしました。

とにかく、朝起きても「会社にいくぞ」という気にならずほぼ毎日遅刻を
繰り返すというありさまで、その上ノーメーク、髪もボサボサ、歯も磨かずと
いったお粗末な状態での出社なのです。。
会社に到着し、やらなければならないことがヤマほどあるということも、
やらないと迷惑がかかる同僚がいるということも、アタマでは理解していても
実際の行動に反映されず、仕事がたまる一方という悪循環です。
ここ1年半ほどそういう状態でしたが、最近特にひどくなっているような
気がします。

自分が考えている原因として、今の仕事がやりがいではなく
お給料で選んだ仕事であるということ、あるいは1年ほど前に
最高潮に仕事が忙しくなった時期があってそれによる燃え尽き症候群??
なんだろうかといろいろ考えています。。
それでも、「お給料のため」とわりきって仕事をこなせていた時期も
あったのですが・・
元々、みなさんのようなカウンセラーや英語教師を目指していたのですが
自分の「やりたいこと」と「やれること」の違いがわからず
仕事になんのやりがいも見出せないまま28歳にもなってしまいました。
それでも転職にむけて、翻訳の勉強をしたり英会話学校に通ったりと
自己実現にむけての向上心はあるほうだと自分では思っているのですが。。

とにかく、こんな自分がなさけなくて思い切ってメールさせていただきました。
聞いていただいただけでも、大分ラクになれたのですが
なにか道しるべを示していただけるとしたら幸いです。
よろしくおねがいしますm(__)m

カウンセラー
中村 ともみ
るびい。さん、初めまして。ご相談ありがとうございます。

読ませていただく中で、るびいさんの気持が本当によくわかりました。私にもそんな時期があったからです。

書いてくださっている中から察すると、るびいさんは器用な方なのではないかと思いました。今の仕事は「やりがい」で選んだわけでもないのに、やれた、と感じられる時期があった様ですからね。無難にこなせたりしてしまうと、案外適職だったのかしら?なんて思うことってありますよね。

ところでるびいさん。今のやる気の無い状態があなたにどんなことをもたらしていますか?たとえば、周囲の評価です。

以前はあんなに仕事に熱心で、きれいにしていたるびいさんが、外見もかまわず山積の仕事の山をさらに高くしている。心配されている方もおられるかもしれないし、中にはどうしてしまったんだろう?と不思議に思う人なんかもいるかもしれませんね。あなたの立場から見れば、周りの期待を裏切っているという感じかも知れません。

もしも、期待されていると感じているのなら今はそれが重くてしようが無いんでしょうね、だからいかにも見えるような「無気力」なるびいさんが現れてきたのかも知れません。

さて。
今の状態の自分は好きではいようですが、これっていつもならどこでしていることでしょう?

例えば、「休日の自分の部屋にいる私」はどうですか?私自身がお休みの日はのんびり過ごしているので(それこそボサボサ髪で、Tシャツに短パン、といったいでたちです)そう思ったんですが、私の場合だと、一番楽な状態なんですね。一つ考えられるのは、そうした状態つまり緊張を必要としない状態と感じておられるのではないかということ。その反面、片付かない仕事を前に出来ない自分を責めてしまっているように感じるんです。では、もし「仕事ができない」ことがあなたにもたらしてくれるものがあるとしたら、それは一体何でしょう。

例えば、責任を負わなくても良い、なんて言うことがあるかもしれません。仕事が出来ない人に責任の重い仕事が回ってくることは、あまり多くないでしょうからね。

次に。天職、についてですが「やりたいこと」と「やれること」に違いがあるとすれば、「やれること」には限界をおのずから決めているように思うんですね、例えば今出来ることの中から選ぶような。でもね、天職はね、英語でCallingって言うんですよ。仕事があなたを呼ぶわけです。それにあなたはまだ28歳。私が心理学を始めたのは30代の後半でした。でもね、今まで自分の人生ってどんなにネガティブだったこともキャリアになるんですよね。英語を活かすにしても、あなたの広くなったキャパシティで使えるんです。

私達カウンセラーの仲間もまた、「やれること」の中から選んだわけではないんですよ。好きでやっているうちに仕事になったという人が多いんです。ただ、続けて来られたから、なのかも知れません。

るびいさん、あなたの人生はこれからですよね。応援していますよ。

この記事を書いたカウンセラー

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