自分のこと

相談者名
二郎
 初めまして。拙い文章で読みにくいかもしれませんがどうかよろしくお願いします。
私は今年の3月に就職できないまま卒業してしまいました。現在はバイトをしながら1人暮らしをしていますが、光熱費などの費用は両親が払っています。両親は高齢なのに自分が定職につけなかったために未だに働いています。
そういう現状を大変申し訳なく思うと同時にとても情けなくなります。
夜になると情けなさと将来に対する不安で泣くこともあります。それでも自分は就職活動に移れないのです。
言い訳になってしまいますが、働くということがとても怖いのです。社会人が持つ責任を自分が果たせるのかがとても不安で、また人に怒られるというのが小さい頃からとても怖く行動できない事が多々ありました。現在しているバイトにおいても、突然の出来事に対応できずオロオロしてしまい怒られることが多いです。また先日親と喧嘩をしてしまい、その際親が言った「お前には金が掛かっているんだ」という発言にショックを受けました。
何度かカウンセリングを受けようと思いましたが、費用等考えると通うのはできないのではないかと思ってしまいます。
また就職に関する相談をジョブカフェやハローワークでしようと訪れたら、取り合ってもらえずただ履歴書と職務経歴書を渡され、「そろそろ現実をみないと」と言われ帰されました。
自分はこれからどうすればいいのでしょうか。何も分からなくなってしまいました。
自分の悩みが甘えだというのはわかっているのですが、誰にも相談することができず、頼るところがないのでこちらに投稿させていただきました。読みにくい文章で申し訳ありませんでした。
カウンセラー
佐藤まゆみ
初めまして、二郎さん。
今回のご相談の回答をさせていただく、佐藤まゆみと申します。
どうぞ、よろしくお願いします。

読みにくい文章などということは、決してありませんでしたよ。
二郎さんは謙虚な方でいらっしゃいますね。

大学在学中に就職出来なかったことに、負い目を感じてらっしゃるんですね。
そのために、高齢のご両親をいまだに働かせてしまっているのは自分のせいだとお思いの様子。
大変親思いの心優しい方のようです。

>現在はバイトをしながら1人暮らしをしています

親御さんの支援を受けながらも、1人暮らしをしているのはなぜかな?と思いました。
お金だけの問題であるならば、ご実家でご両親と同居された方が支出は少なくて済むはずです。
にも関わらず、1人暮らしを選ばれて、ご両親も同意の上で支援されているんですよね。
察するところ、二郎さんは一人立ちすることを願い、ご両親はそれを応援してくださっているようです。
大変に理解のある、良いご両親ですね。

>大変申し訳なく思うと同時にとても情けなくなります。

ご両親に対して【申し訳ない】と思っておられるとのこと。
ご自分の現状を責めているから「申し訳ない。」と思うのでしょうが、それよりもまずご両親には「ありがとう。」を言って頂きたいなと思います。

ご両親が今も元気で働いておられることに対して、感謝の気持ちを伝えてみませんか?
「1人暮らしを応援してくれて、ありがとう。」
照れくさいかもしれませんが、折を見てご両親に伝えてあげて欲しい言葉です。

>また先日親と喧嘩をしてしまい、その際親が言った「お前には金が掛かっているんだ」という発言にショックを受けました。

この発言に、ショックを受けられたんですね。
喧嘩している時の言葉ですから、普段言わないようなことを、つい言ってしまうのはお互いにありがちです。
でも、よく考えてみてください。
子どもを持てば、その養育にお金がかかるのは当たり前のことなんですよね。
そんなことは重々承知の上で、ご両親は子どもを持つことを望んで、そして二郎さんを授かったんです。

なぜだと思いますか?
“お金がかかる”ということを差し引いても、子どもを持つことはご両親にとって大きな喜びだったからですよ。
あなたはご両親に望まれて生まれて来た、最愛の子どもなんです。

次に、就職活動に移れないという悩みに対して、少し私の見方をお話しますね。

>社会人が持つ責任を自分が果たせるのかがとても不安で、また人に怒られるという
のが小さい頃からとても怖く行動できない事が多々ありました。

責任を果たせるかどうかが心配だということは、逆に言うと“責任を果たさなくては
ならない。”と思ってらっしゃる、責任感の強い人だと言えます。
そのこと自体は、決して悪い事ではありません。

ただ、なぜそう思うのかを見てみると、その動機は“人に怒られるのが怖いから”ということのようです。
もしかしたら小さい頃、二郎さんは出来たことを誉められることはなく、出来ないことを叱られるばっかりだったのでしょうか?

行動動機はとても大切です。
何をやるにしても、自分が『好きだな、楽しいな、面白いな。』と思ってやることは飽きませんし、モチベーションが上がります。
けれど、その理由が『叱られたくない。』ためにやるのなら、どうしても人の顔色を見てしまいますし、自分の意思はどこへやら、常にオドオドしてしまうことになります。

二郎さんは、どんなことが好きですか?
自分は何が好きなのか、何に向いているのかを認識しておくのは大事ですよ。
そのうえで自分に向いていそうな仕事を選んで欲しいんです。

ご両親の判断基準ではなく、ご自分の意思で決めてください。
事務系が良いのか、サービス業が良いのか、営業が向いているのかなど、選択肢はたくさんあります。
何を選んでも、二郎さんが納得したものであれば、全て正解です。
そして、実際にやってみて、「思っていたのとは違う、どうもこれではなさそうだ。」と気づいたなら、また選び直せば良いのです。

その経験によって、“自分にはこの仕事は向いていない。”ということが解ります。
一所懸命やったことで、無駄になることは一つもありません。

こんなご相談を受けている私も、過去に何度か転職しています。
でもその経験が、カウンセラーになった今、どれほど役に立っていることか!

人生は、【自分に何が向いているのかを、探し続ける旅をしているようなもの】ですね。

>何度かカウンセリングを受けようと思いましたが、費用等考えると通うのはできないのではないかと思ってしまいます。

まずは、この無料相談コーナーをご利用くださったことにお礼申し上げます。
二郎さんには勇気のいることだったと思います。
これだけでも、一歩踏み出したことになっているんですよ。
素晴らしいことです。

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私たちは、二郎さんが二郎さんらしく生きるためのお手伝いをさせて頂きたいと、心から願っています。
ぜひともこれを機会に、行動してみてくださいね。

今回はご相談くださいまして、ありがとうございました。

佐藤まゆみ

この記事を書いたカウンセラー

About Author

1957年生まれのシニア世代。 自身の豊富な人生経験を生かした、自分らしく生きていくためのサポートが好評を得る。 得意ジャンルは、対人関係・自己啓発・恋愛。 “何かを始めるのに遅すぎることはない”の言葉通り、いくつになっても新しい人生を切り開いていけることを、身をもって実践している。