気力が出ない。

相談者名
OKA
失業状態です。
何もできなくて、時間だけ過ぎていきます。
履歴書を書くのも、ごはんを食べるのも、そうとうな努力が要ります。
人に適応するのに、その時間だけ、せいいっぱいやる感じで、気力のなさは隠せません。
カウンセリングを受けるのにも、お金がかかり、支出の恐怖があります。
その分、経済的破滅が近づくのですから。
せめて、気持ちが楽になれば、動けるのですが、安心の根拠もなく、そこだけ得るのは、困難です。
こんな文章が書けている時点で、大したことないじゃないか、けんこう元気じゃないかという常識的つっこみが入るでしょう。
実際は、目を見開いて、歩きまわったり、太ももを意味もなくたたいたりしています。
異常な光景です。
馬齢を重ねて、これといった自信のあるスキルもありません。
未経験者対象の仕事で、ある程度稼ぐには、そうとうしんどい思いをすることになります。
甘え、自業自得。
かつて、自分が他人に思ったことが、今、跳ね返ってきています。
生活保護を考えましたが、3親等に、自分を見捨てる表明をさせるのは、いたたまれません。
収入がないのに、収入があった頃の数字で、健康保険料が請求されています。
払ったら、ますます困窮します。
カウンセラー
大谷常緑
OKAさんこんにちは。
初めまして。
ご相談を担当させていただきます大谷です。
よろしくお願いします。

ご相談を拝見して、八方ふさがりの感じで、精神的にとても辛い状況だろうと思いました。
その状態を踏まえた上で、敢えて言わしていただくならば、この状態を打開するには、OKAさんの「この状態から脱出するぞ」という決意が先ずは必要だと思いました。
OKAさんから見れば「その気力が無い」という感じかも知れません。
でも、このままでは今の状態から抜け出すことはできませんよね。
何でもありと、どこかで開き直る事が必要かと思います。

その前提として、先ずは心の安定化から取り組まれる必要があるのではないかと思います。
私たちは、自分を大切に扱う、優しく扱う事が苦手です。
自分を責め、追い詰めてしまいます。
そうすると、心の安定が得られなくなり、気力が萎えてしまいます。
例えば、OKAさんが誰かからずっと「自業自得だ」「甘えるな」と言われ続けているとしましょう。どんな気分になるでしょうか?
その「誰か」が実はOKAさん自身なのです。
先ずはご自分を責める事を止め、今の状況を受け容れ、ご自身を肯定する、大切にするという事を始めてみてください。
とはいえ、「今の自分なんか認められない」という思いや心の声が出てくるかもしれません。
でも、その思いや心の声は、OKAさんが前に進む事を阻もうとするOKAさん自身が仕掛けた心の罠です。
この罠にはまらない事です。

今のOKAさんの状況は、迷路の中で同じ場所をグルグルと回っている感じです。
なぜならば、考え方や感じ方のパターンで道を選択して迷路の中を歩んでおられるからです。
このパターンを変えて、選択する道を変えないと、今の状況は打開できません。
その大きな一歩が、今の状況を受け容れ、ご自身を肯定する、大切にするという事なのです。
ここが先ずは基本です。

そうして少しでも気力が出てくれば(本当に自分の今の状況を受け容れ、自分を大切にすれば気力は甦ってきます)、履歴書を書くことも難しい事ではなくなるでしょう。
また、“生活保護を考えましたが、3親等に、自分を見捨てる表明をさせるのは、いたたまれません。”との事ですが、どうしてなのでしょうか?
人生には様々な状況があり、上手くいっている時もあれば、上手くいっていない時もあります。
人生とは、そういうものだと思います。
今の状況を改善する為には、体裁を考えずに可能性がある事は何でもありという感じで臨まれてはいかがかと思います。

ただ、お一人で進まれることは辛いでしょうし、文面でのご相談に対する回答のみでは十分にご理解いただくことは難しいかもしれません。
是非カウンセリングをお受けいただき、カウンセラーという味方になってくれる応援者を得て気持ちを楽にしたり、視点の転換を図っていただければと思います。
プロのカウンセラーは初回は無料で相談できます。プロカウンセラーは私どもに沢山いますので、何人かのプロカウンセラーとお話しされてもいいかと思います。
また、私どもには相談料は無料のボランティアカウンセラーもいますので、相性が合うカウンセラーを見つけられて、継続的にカウンセリングを受けられてはとも思います。

回答がお役にたてれば幸甚です。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦間の問題、家族関係、対人関係、自己変革、ビジネスや転職、お金に関する問題などあらゆるジャンルを得意とする。 どんなご相談にも全力投球で臨み、理論的側面と感覚的側面を駆使し、また豊富な社会経験をベースとして分かりやすく優しい語り口で問題解決へと導く。日本心理学会認定心理士。