怖いです

まずは正社員へのチャンスのお話、おめでとうございます。
何かしら、見込まれたのでしょうね。
それは、とても喜ばしいことだと思いました。

一方、初めての事って、それが何であれ、自分の知らない世界に行く訳ですから、怖い事でもあると思うんです。
初めての正社員経験という事だけでも十分怖い事なのに、一度だけ行った新店で、面接の方にひどく怒られてしまったなんて、余計に不安になってしまいますよね。

それなのに、そこから逃げ出さず、なんとかうまくやってく方法はないかと懸命になっているあさおさんは、心が強いなと思いました。
(今回ご相談頂いたのは、そういう事ですよね？)

そして、そんな風に健気に頑張ろうとしているあさおさんが、これから正社員になり、そこで大活躍されて賞賛されるにはどうしたらいいのか考えたいなと思いました。
それではどうぞ、よろしくお願い致します。

まず、あさおさんにひとつお聞きしたいことがあるのですが、今回ネックになっている、「ひどく怒られた経験」とは、何をしたとき(しなかった時)に、どんな風に怒られたのですか？(思い出すのが辛い時は、無理しないで下さいね。)

そして、ちょっと考えてみて欲しいのですが、あさおさんにとって、もしも同じように誰かを怒るとしたら、それは、一体どんな時なのでしょう？

ちなみに、心理的には、人が誰かに攻撃的になる時は、「助けて欲しい。」「わかって欲しい。」「愛して欲しい。」の三つのうちのどれかが言えない時だという話があります。
あさおさんが怒られた理由は、この三つのうちのどれかに当てはまると感じられますか？

何が言いたいのかと言いますと、あさおさんが怒られたのは、何も本当にあさおさんが悪かった訳ではなく、もしかしたら、その方が何かしら困っていて、あさおさんにその気持ちをぶつけただけかもしれません。

だから、怒られたからと言って、それによって自分を責めすぎたり、逆に相手を酷い人だと思い過ぎないように、注意しましょうねとお伝えしたかったのです。

今は、転職や再就職も自由になってきたとはいえ、35歳から正社員になるのは、簡単な事ではないと思うんですね。
そして、そうなれたのは、あさおさんにどこか見込みがあったからだと思うんです。

そして、そんな風に見込まれたのは、その会社の何か困っている事を、助けられる力があると思われたからかもしれませんし、少なくとも、何かしらの役に立ってもらえると感じたからではないでしょうか？

あさおさんは、「役立たず、使えないやつ」と思われる事が嫌なんですよね？
そして、そんな風に感じるのは、「役に立ちたい」という思いがあるからだと思うんです。

少なくとも、本部に紹介してくれたその人は、あさおさんなら十分やっていける(役に立つ)と思ったからだと思いますよ。

私は、何も無理にこの会社に入らなくてもいいと思っています。
相性もありますし、面接の方に怒られた経験もありますしね。

けれども、どうかこれだけは忘れないで欲しいなと思います。
それは、あさおさんが自分で自分の事をどう思おうと、少なくとも、正社員に紹介してくれた人からは、見込まれた男なんだって事をです。

そして、今、たくさん不安になったり、迷ったりするのは、あさおさんが、責任感のある方で、一度始めたことは、きちんとやり遂げたいと思う人だからではないでしょうか？

人生、悩むこと、迷う事はたくさんありますよね？
そして、そんな風に感じるのは、目の前のこと(今回のご相談であれば、正社員になるかならないかという事)が、大事な事だと感じているからだと思います。

こうやって考えて行くと、あさおさんが、いかに真面目で、自分に厳しいかがよくわかりますね。
あさおさん、もっとリラックスして、楽に考えてみてもいいかもしれませんよ。
何故なら、あなたは見込まれた男なんですからね！

今回は、ご相談ありがとうございました。
何かしら、参考になりましたら幸いです。

小倉健太郎