自分で自分を愛せない時に私たちは問題をたくさん作ってしまいます。
逆に自分を愛せた時多くの問題が解決ができます。
● 自分を愛せてない時に作る問題とは ●
カウンセリングをしているとよくわかるのですが、私たちが持っている問題の
多くに、十分に自分を愛せていないということがあるようです。
私たちは、自分で自分のことを愛せていない時には、友人や、恋人、親がいく
ら自分のことを愛してくれていても、愛されているとは感じられないのです。
自分で自分のことを認められない時には、友人や、恋人、親がいくら自分のこ
とを認めていてくれていても、認められているとは感じられないのです。
愛されていると感じる為には、人から認められていると感じる為には、自分自
身が自分のことを愛し、認めてあげることが必要なのです。
カウンセリングをしていると、自分のことを十分に愛せてなかったり、認めれ
ていないことに関しての話がでてきます。
例えば、
「自分のことをどう思いますか?」と質問させてもらうと、
「意思が弱くて、情けないなーと思います。思いやりがなくて冷たい人間だと
も思います。」
「そんな自分のことをどう思いますか?」
「嫌な奴だと思います。」
こんなお答えをしてくれます。
これは心の中に、自分で自分のことを嫌っていたり、自分のことを責めてしま
う心があるんですね。
あなたの中にも、そういう部分ってないでしょうか?
・意思が弱い
・情けない
・思いやりがない
・冷たい
・嫌な奴
こんな風に自分で自分に対して攻撃してしまっているわけなのですが、
自分で自分に対して言っているうちは多くの人は気付かないのですが、かなり
酷いことを自分に対して言っています。
自分を愛せてない時に、自分に対して酷いことができるんですね。
そして、酷いことしているということに気付けないのです。
ちょっと考えてみてくださいね。
もし、この言葉をお友達に向けて言うと考えてみてください。
かなり酷いこと言っている感じがしませんか?
間違いなく友達関係が悪くなりそうな言葉ですよね。
「あなたのせいで傷ついた」なんて言われるかもしれませんね。
でも、このように酷い言葉を自分に対して向けられている方はたくさんいます。
多くの人が、他人に対する評価より、自分に対する評価の方が厳しく、自分に
対して批判していることが多いのです。
すると、自分のことを十分に愛せてなかったり、認められなかったりする問題
がでてきます。
そして自分のことを十分に愛せてなく、認められていないと他人から愛されて
いる、認められていると感じられない問題がでてきます。
また、自分のことを批判している時は他人のことを批判してしまうという問題
もでてきます。
そして他人に対して愛を十分に向けられなくなっていきます。
このように自分を愛していない時には問題をいっぱい作ってしまいます。
● 自分を愛せれるようになると ●
自分自身を愛せれるようになると、他人からの愛を受けとれるようになってい
きます。
『私は愛される価値があるわ』と思えれるようになっていき、そう思っている
ので他人が愛を向けてくれた時その愛を十分に受け取れるのです。
自分で自分のことを認めれた時も同じで、他人から認められていると感じれる
ようになっていきます。
他人からのよい評価を受け取れるようになっていくのです。
また、自分の価値を十分に感じれているので、他人との関係で変に下手にでた
り、犠牲してしまうということもなく対等な良い人間関係を自然と作りやすく
なっていきます。
そして、自分のことを批判することがなくなると、他人のことを批判すること
がなくなっていきます。
憎しみや、恨みといった感情も少なくなるでしょうし、批判、比較、競争、嫉
妬といったものもなくなっていきますから、人間関係が良くなっていきます。
自分を愛することが、他人を愛することの始まりになっていくんですね。
そして、良い人間関係と、良い人生作りの礎になっていきます。
● 自分を愛するエクササイズ ●
自分を愛する力を高めていくエクササイズを紹介します。
筋肉トレーニングと同じで心も何度も何度も自分に対して愛を向けていく練習
をすることによって自分を愛する力というものが高まっていきます。
一度だけではなく、毎日少しづつでもいいので繰り返しされるとエクササイズ
は更に効果的でしょう。
1・まずは自分のことを愛そうと意欲を持ってみてください。
2・自分のことを尊重できる部分、認めてあげれる部分を見つけてください。
3・その部分を十分愛してあげて、認めてあげようと思ってください。
そしてその自分に向けた愛を感じてみてください。
(尊重できる自分自身に愛を送ってあげてるイメージをしてみるのもいい
でしょうね)
簡単なエクササイズです、繰り返しされてみると効果的でいいと思います。
お試しください。