初めまして、dollyさん。 カウンセラーの寺島と申します。 ご相談、ありがとうございます。私も34歳で独身なので、とっても気持ちがよったご相談でした。 とても切ないお話ですね~。実は私も過去不倫して中絶した体験があります。 いままでこの過去についてネットに書くことは避けてきましたが、 あなたのメールを読んで、隠さず書いてみようという気になりました。 私がカウンセラーを目指すようになったのも、この時の体験も理由のひとつなんですね。 自分と同じ体験をして苦しんでる人の痛みを、少しでもやわらげることができたら・・と思ったんです。 dollyさんと彼の間が、私のケースと同じかどうかはわかりませんが、 お2人が復縁したり、2年もの仲が続いたのですから、 お互いとても愛し合っておられたのでしょう。 けれども、彼にとって奥様もdollyさんと同じくらいに大事な存在であることも確かなようです。 こういう三角関係は、切なくて、本当に難しいですね・・・。 今でもdollyさんは彼のことを大切に想っておられるからこそ、そんなにも苦しいのでしょうから・・・。 私の場合は、最終的には、やはり奥様に申し訳ないと思うしんどさに耐え切れなくなったのと、 やっぱり1対1で相思相愛のパートナーが欲しいという自分の選択で、彼とは別れました。 彼のその後は知らないんですが、ぜひ幸せになってて欲しいなあと思います。 昔は時々恨んだりしたこともあったけれども、 私の彼もdollyさんの彼のように強い人ではありませんでした。 たぶん強かったら、最初から最後まで友達のままでとおして、 浮気はしなかったんではないかな~とも思います。 いろいろその後立ち直ってから、私が振り返って思うのですが、 私は本当に相手を助けたい時には友情がなにより大事なのではないかなって思うことがあります。 恋愛感情も役立つことは役立つのですが、自分のニーズも出やすいので、 誰かを真剣に冷静に救いたい、サポートしたいと思うとき、 恋愛感情(男女の愛)よりは友情の方(人類愛)が効果的なような気がします。 もちろん、どっちかに分けられない、あいまいなところがあるのが、人間の気持ちというものですが・・・。 別れた彼に中絶の費用の請求をするかどうかは、どちらでもいいと思います。 ※向こうにそれだけの経済的余裕があるようであればの話ですが。 dollyさんの気持ちが早く楽にすむ方でいいのではないでしょうか。 もし、彼と関わり続けることによって、dollyさんの再出発が遅れるということでしたら、 現時点で経済的にお困りでなければ、費用は愛の授業料であったと思ってみるのはいかがですか? そして、早くdollyさんが立ち直って、幸せになってくれることが、彼にとって一番の癒しになると思います。 だぶん、彼は貴女を自分のせいで辛い目にあわせてしまったと罪悪感で苦しんでいらっしゃると思うんですね。 ですから、それから早く解放してあげられると良いでしょう。 それから、もし、dollyさんが彼とのパートナーシップをやっぱり望んでいて、 なおかつ彼を本当に癒してあげたいと思っていらっしゃる場合は、 彼とまずは友情でつながって、お互いが心も体も健康な状態に戻ってから、 そこで初めてまた、男女としてお互いを選択しあえるかのステージにいかれると、 あとがずいぶん楽になると思います。 具体的に言うと、まずは奥さんと結婚したままの彼とは、 純粋な友達関係に戻してお付き合いを続けるといいのではということなんですね。 その状態で、同性の親友にやってあげるのと同じように誠実にサポートしてあげるのです。 そして、2人が心も体も落ち着いて、元気になってから、 彼に奥様との関係に真剣に向き合ってもらうんですね。 この間、dollyさんは友達としてサポートしてあげたり、待ってあげることも必要かもしれません。 かなり切ないし、しんどいかもしれませんが、これはやっておいてもらうに充分な見返りがあります。 実は、元のパートナーと真剣に向き合えないということ(つまり相手に誠実に向き合えないということ)は、 もし、やがて、彼が貴女を選んだとしても、同じことが起こってくるんですね。 だから、彼がどちらを選択するかはわからないけれども、 まず今のパートナーに真剣に向き合ってもらうことは大事なステップであり、プロセスなんです。 もし、dollyさんと彼の相性があっていて、縁があれば、彼は貴女を選択してくれるでしょう。 そして、彼と奥様が真剣に向かい合って得たプロセスの結果ならぱ、 その時には奥様の方にも、新しいパートナーや何かにめぐり合い、幸せな状態になっておられるはずです。 片方が勝ち、片方が負けを感じるようなパターンで決着をつけようとすると、 例え一時的に勝ったと思えても、自分が復讐されるのではないかということに怯えて、 長期的にみるとお得な解決方法ではないんですね。 ですから、最初は大変かもしれないですが、両方が勝つ、みんなが幸せになる、 どんどん後が楽になっていく方法がいいと思うのですが、 dollyさんとしてはいかがでしょうか? 最後のご質問のdollyさんは彼に近づかない方がいいのか?という答えですが、 貴女が自分で将来ともにしたい、愛したいと思う理想のパートナーが選ぶような女性だったら、 こんな時、どうふるまうだろうか?という視点でイメージしてみてください。 たぶん、こう聞いたら、この答えはたぶん十人十色でそれぞれ違うでしょう。 肝心なのは、その女性の振る舞いこそが、あなたの本質だということです。 そして、人がなによりすっきり心安らかでいられるのは、 自分の中から聞こえてくる声を素直に聞いた時、本質に戻った時なのです。 しんどい時はいつでもお電話くださいね。 ご相談ありがとうございました。 |