接し方

相談者名
讃岐のたぬきうどん
こんばんは。現在大学1年の男子です。
私には、受験を支えてくれた大切な後輩の女の子がいます。
受験シーズンの秋で部活も違ったのですが、ちょっとしたことで知り合い、知り合ったばかりなのにも関わらず私の受験を支えてくれました。

この4月から離れてしまうことは明らかだったので(私は高校を出ますから)4月からもメールするね、と約束をしていました。もちろん、3月の時点では彼女もそれを承諾してくれました。しかし、4月に「最近携帯を見る時間が少なくて(=忙しい)メール返せないことが多かったです。嫌いなわけではなくてただ単純に確保できないだけで、嫌いとかそういうことではないです。しかし3年生になるとやることが大詰め(勉強・部活・行事・進学準備など)で私は時間の使い方が下手なので思うように連絡取れないと思います。」というメールをもらいました。
私はメールが返せないこと、忙しいことを責めるつもりはありません。携帯を使う頻度にも個人差がありますし、離れている、知り合ったばかりの、しかも異性の先輩という事で遠慮もあるのでしょう。迷惑をかけていないか・・・と不安に駆られてメールが送れないのかもしれません。(私の想像の範疇ですが)
では、こんな後輩とどう接したらよいのでしょうか?元気のいい割にビックリするほど真面目な面もある方なので最高学年でいろいろ頑張って疲れていないかな、とか進学うまくいくかなとかいろいろ思うことはあります。これまでより頻度を減らし近況報告や最近どうなのか尋ねるメールを送っていますがやはり返信はかえってきません。想定の範囲なのでそれは別にいいのですが、ではどうしようか?ということになります。知人曰く、「そういうのはお前と連絡を取りたくないための口実。だからその人のことは忘れろ」とのことですが、それがそうなのかも全くわかりません。(後輩に関して言えば、そんな口実を言って世渡りをするような方ではないように見えます)時々、母校の話を聞くとその後輩のことを思い出すことがあります。(他の後輩は、私に受験の相談を持ちかけてきてくれたり、部活の話をしてくれたり、回数はそれほど多くありませんが、連絡はとることがあります)
では、改めて。その後輩とはどう接するのがよいのでしょうか?

カウンセラー
かねがえゆうき
讃岐のたぬきうどんさん、はじめまして。
今回のご相談を担当させていただきます、かねがえゆうきと申します。
どうぞよろしくお願いします。

受験を支えてくれた大切な後輩の女の子と、どう接するのがよいか?というご相談ですね。

ご相談文から受けた私の印象ですが、昨秋に知り合って、知り合ったばかりにも関わらず受験を支えてくれた彼女に対して、讃岐のたぬきうどんさんは本当に感謝しているのだなぁと感じました。
人は、支えがあると、本来の力を発揮することができます。讃岐のたぬきうどんさんにとって、その後輩の存在は本当に心の支えになったのだと思います。

そして、だからこそ、元気のいい割にビックリするほど真面目な面もある彼女に対して、「自分も同じように、彼女を支えてあげたい」という思いを強く感じているのかもしれない…と私は感じました。

整理のため、私から少し質問させてくださいね。
3月に卒業、4月から大学に進学して、讃岐のたぬきうどんさんの生活は、どのように変化したでしょうか?

私の印象では、一年前の受験シーズンとは異なり、時間的にも精神的にも余裕のある生活を送っておられるように感じましたが、いかがでしょうか?

一方、彼女のほうは、「3年生となると、やることが大詰めで…」とメールにあるように、なかなか忙しい生活を送っていることが想像できるわけですね。

つまり、お互いに置かれた状況が、4月からもメールするねと約束した半年前とは変化してしまっているのですね。讃岐のたぬきうどんさんは、彼女が今置かれている状況の大変さも、よく理解しようとされているなぁと感じました。

4月に「嫌いとかそういうことじゃないです。私は時間の使い方が下手なので、思うように連絡取れないと思います。」というメールをもらったこと。
これまでより頻度を減らし近況報告や最近どうなのか尋ねるメールを送っているが、返信がないこと。

これは、事実ですよね。
まずは、この現状をそのまま受け止めることが必要だと思います。

私たちは、他人の言動について「どうして?」と考え始めると、迷路にはまってしまうことがあります。
なぜなら、その人の本当の気持ちはその人自身にしかわからないからです。
例えば、「彼女はどうしてメールの返信をくれないんだろう?」という問いかけは、知人に聞いても、カウンセラーに相談しても、あくまで推測の域を出ない答えしか得られません。そして、この答えの出ない問いかけを続けることは、心を疲弊させてしまいます。

でも、讃岐のたぬきうどんさんが、自分自身の気持ちに注目して、「私は、どうしたいんだろう?」と自分に問いかけたとしたら、たとえ時間がかかったとしても、必ず答えが出ます。
私は、このように、ご自身の本当の気持ちを見つめていくことを提案します。

私は、カウンセリングの際にこういった問いかけをしながら、クライアントさんが自分の心の本音としっかりつながることを意識しています。誰かと話すことで、自分の気持ちがはっきりしてくることはよくありますし、自分の気持ちとしっかりつながることができると、私たちの心は安心します。
もしよろしければ、電話カウンセリングのご利用もご検討くださいね。

讃岐のたぬきうどんさんは、本当はどうしたいと感じているのでしょう?

「彼女を応援したい!」という気持ちかもしれません。
「彼女に会いたい!」という気持ちかもしれません。
「彼女に喜んでほしい!」という気持ちかもしれません。

ご自身の心の本音が見えてくると、では、そのためにどんな方法があるだろう?と彼女の事情もふまえて、いろいろな方法を一緒に考えていくことが可能になります。

讃岐のたぬきうどんさんは、「その後輩とはどう接するのがよいですか?」と質問してくださいました。
彼女の状況を配慮し、一生懸命彼女の気持ちを思いやっていることがよくわかります。
ですが、相手を思いやることは、自分がどうしたいかを後回しにすることではありません。

今一度、ご自身の気持ちに焦点をあてて、「自分は、彼女とどう接したいんだろう?」と問いかけてみてくださいね。
そして、私なら、その次のステップとして、讃岐のたぬきうどんさんが感じていることを、素直に後輩に伝えていくことをお勧めします。

讃岐のたぬきうどんさんにとって、よりよいコミュニケーションがとれますよう、応援しています!
ご相談、ありがとうございました。

かねがえゆうき

この記事を書いたカウンセラー

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