これから

相談者名
ひでゆき
こんにちは。私はこの3月で高校を卒業した者(男)です。

私には最近(去年の10月ごろ)知り合った1つ下の後輩(女)がいます。
知り合ってすぐでしたが、私の進学のための受験を応援してくれたり、私の雑談に乗ってくれたりとてもいい後輩だと思っています。受験の前夜には、激励のメールをくれました。
お蔭様で、第一希望の進路ではありませんが、進学することができました。

そして、進路が確定してからはバレンタインにチョコをもらったり、卒業を祝ってくれたり、打ち上げにも来てくれました(誘ったらOKと即答。)

さて、そんな後輩と今後どう接したらよいか、私は分からないのです。
その方に「メールをどう返したらよいか分からない」と直接言われたり、さらに実際返信が来ないときもたまにあるので、積極的にメールするのもためらってしまうことがあります(これでも今までは私から積極的に送っていたのですが、返信は来たり来なかったりです)

忙しくて返信できなかった、なら私の心配は杞憂でしょう
しかし、私がメールをすることでその子を悩ませていたら?もし私のことを本当は苦手としていたら?考えることもあります。なぜ「どう返したらよいか分からない」のでしょう?私は先輩への遠慮だ、という風に今は捉えていますが、悩んでたり実は苦手意識もあるのかな?とは思います。
私も後輩も、異性との交流の機会をあまり持ってこなかったので、そういう風になっているのかもしれません。(推測ですが)しかし、これまでの後輩の「行動」をみる限り、私のことを「嫌い」に思っているようには感じません。「嫌い」なら、自ら激励のメールやチョコをくれようとはしないはずだからです。

私はメールという手段に固執するつもりはありません。
時々時間のあるときに会って話すことも考えています。(卒業しても時々会おうね、とは言ってきましたが・・・。)

とにかく、この思い出が風化したり、仲が希薄になってしまうのは私は嫌です。知り合ってまだほんのわずか。毎日会うことはありませんが、もっと仲良くなりたいです。でも普段どうすれば(どう接していったらよいか)分からないのです。何かヒントはないでしょうか。お力を貸していただけないでしょうか。文章まとまっていなくて申し訳ないですが、よろしくお願いします

カウンセラー
中原謙一
ひでゆきさん、はじめまして
私は中原謙一と申します。
よろしくお願いいたします。

読ませていただいて、まず私が感じたことなのですが、ひでゆきさんはどこかで、自分が相手に対して負担になってしまっているのではないか、迷惑をかけているのではないかと感じていらっしゃるのかな、と感じました。

人は誰だって他人に迷惑をかけたいとは思わないものです。
それが好きな人であったり、大切な人であればなおさらでしょう。
自分がとる行動の一つ一つが、相手にどのような影響を与えているのか、付き合いはじめであったり、信頼関係が結ばれていない段階では、不安に思うのは当然です。

では、ここでひとつ、ひでゆきさんに質問です。
後輩さんはどのような気持ちで、ひでゆきさんと接しているのでしょう。
また、ひでゆきさんと会っていないとき、メールなどを返信しようとしているとき、どのような気持ちなのでしょうね。

もし後輩さんが恋愛の達人であれば、それは裏にいろいろなことを考えている可能性はあります。
しかし、お互いの年齢であったり、後輩さんの行動などを見ている限りでは、彼女もあまり恋愛に対して積極的には感じられません。
どちらかといえば、さまざまな不安を多く抱えているのではないかと私は感じます。

借りに、後輩さんがひでゆきさんのことを大好きだったとします。
ひでゆきさんが受験勉強をしているとき、自分の存在が受験の妨げになると思ったら、彼女はどう行動するでしょう。
できるだけひでゆきさんの迷惑にならないように、負担にならないように行動するのではないでしょうか?

さらに、自分が愛されている自信がない場合、相手の行動やメールに対して、どう返したらいいのかわからなくなることがあるのではないかと感じます。

つまり、私の推測ではあるのですが、彼女もひでゆきさんと同じように考えていたとしたら、どうでしょう?

お互いが相手に遠慮して、自分が相手の負担にならないように気を使いあって、どこかで相手を傷つけたり、また相手を失うことで自分が傷つくことを怖がってしまう。

お二人ともが、同じようなことを考えていらっしゃるのかもしれませんね。

私がひでゆきさんに提案できることが二つあります。
ひとつは、まず自分の気持ちをはっきりさせ、それを彼女に伝えることで、彼女に安心感を与えることが必要でしょう。
もちろんそれは告白でもかまわないでしょうし、感謝の気持ちでもかまいません。

ひでゆきさん自身が自分の気持ちをはっきりさせることは、自分自身の不安や迷いを取り払うことにもなりますし、相手の不安を取り払ってあげることも可能だからです。
そして、不安が取り除けた分だけ、お互いの信頼関係は強くなっていくことでしょう。

もうひとつは、自分も傷つかずに、相手も傷つけずに関係を築くことは不可能だということです。
人間関係は、自分と違う赤の他人が、それぞれの考え方をもってコミュニケーションをとりますから、当然相容れない部分もたくさん出てくるわけです。
特に恋愛であれば、まったく赤の他人と同じ時間をすごそうというのですから、すべてが自分の思い通りになるわけでもありませんし、問題もたくさん出ることでしょう。
今回のように、不安にさいなまれることだって今後たくさんあります。

そんなときに、相手を傷つけないように、自分が傷つかないように行動するのではなく、自分の気持ち、相手の気持ちをお互いが理解しあうために行動することが大切なんです。

新品で携帯電話を買ったとします。
その携帯電話を、一切傷をつけずに使い続けることは可能でしょうか?

おそらく、使えば使うほど傷はできますよね。

大切なのは傷つけないようにすること、傷つかないようにすることではなくて、傷がついたらできる限り早く直るように対処することではないかと私は感じます。

傷つくことを恐れないで。
傷つけることを恐れないで。

自分の気持ちに素直になって、彼女と向き合ってみてください。
彼女の中にある不安を取り除いてあげられるのは、今はひでゆきさん、あなただけですからね。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

ひでゆきさんの人生が幸せに満ち溢れた人生でありますよう、心からお祈り申し上げます。

ありがとうございました。

中原謙一

この記事を書いたカウンセラー

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