初めまして、サボテンさん。 カウンセラーの寺島と申します。 ご相談ありがとうございます。メールを読ませていただいた印象では、なかなかの苦境ですね。 ずいぶんと辛抱されてきたのでしょう!! お疲れさまです。 この状況をすぐぱっと変えられるかどうかはわかりませんが、 なぜそのようなことになるかは、ご説明できると思います。 まず原因としては、サボテンさんは、相対的にみて、周囲のお友達の中でも、 あなたがとても賢く、優しい、平和主義者な性格であることからと考えられます。 まず妹さんがどうしてあなたに何度もイヤなことを言ってくるかといいますと、 それは妹さんがあなたより子供で未熟で不幸な人だからなんですねー。 例えば、幼稚園児と、小学生、中学生がいたと想像してくださいね。 どの子が一番頭がいいと思いますか? 例えば、あなたがお母さんで、 「夕飯のおかずの豚コマ300グラムとカレールー1箱と、 帰りに、このお手紙を途中のポストに入れてきてね」 とお使いを頼みたいとします。 誰に頼んだら、より完全に着実にやってくれる能力があると思いますか? 答えは・・・この3人の中の比較であれば、やっぱり中学生ですよね。 もちろん、固体差というのはありますが、一般論で言えば、そうですよね。 そして、妹さんに何度頼んでも、お願いを理解してもらえないというのは、 もらえないのではなくて、彼女にはまだあなたより年下である分、 相手を思いやるという力がまだ育ってないということなのです。 例えば、小さい子供はお母さんにかまってもらいたいものですよね。 そして、お母さんがトイレに入っている時ですらも、 自分が寂しくなると、「ママー!!あけて、あけて、まだなのー!!」と追っかけてきま す。 「ママはおトイレ中なのよ~」と叫んでも、 「そっかー」とおとなしくなってくれる聞き分けのよい子もたまにいますが、 まだ幼すぎる場合は、そのことが理解できず、 母親がそばにいてくれない不安のあまりに泣き喚いたりする子もいます。 そして、母親がトイレから出てくると、 「ママのバカ!!どこ行ってたんだよー!!ヒドイ!!」 と、愛する母親に八つ当たりしてしまう子もいたりするのです。 そして、この図式で解説しますと、サボテンさんがお母さんで、 妹さん、お友達が、子供ということなんですね。 ある意味、あなたは彼らに親のように愛されているのです。 彼らがそのような甘えた態度をとってくるのも、 ひとえにあなたの優しさ、懐深い包容力を見抜いてのことだと思います。 もちろん、あなたにとっては迷惑なところもあると思いますが、 あなたが彼らを可哀想と同情してあげていたり、欠点も含めて好きでいることを 彼らはよく知っています。そして、それを受けとめてくれるのが、 あなたくらいしかいないことも知っているのです。 > その子のグループは他にも人がいるのに、なぜか一人でいる私の所にばかりきま す。 > なんでこんな事になるのでしょうか? 答えは、他の人はあなたほどに優しくないからですよ(^^) そんな我侭なところを受け入れて愛してくれる人が他にいないから、 あなたのところにやってくるのです。 さて、それだけ彼らになんでも受け入れてくれるマリア様のように 見上げられている(評価されている)のは一面嬉しいことですが、 実際の生活していくうえの問題としては、 あなたも本当の神様・マリア様ではありませんから、 自分がいっぱいいっぱいな時は、許せなかったり、 傷ついてしまい、凹むときもあるでしょう。 そういう時はどうしたらいいのでしょうか? 私からの提案としては、そういう時は、 やはり、ここはあなたも相手と同じ人間であることをアピールしていくことが大事だ と思います。 子供(未成熟のシンボル)の特徴としては、理屈が通じない、一貫性がない、 相手と自分が同じ傷みをもつ人間であることが理解できないということがあげられま す。 ですから、大人はなぜ子供に教育を受けさせるかというと、 社会(集団生活)に適応していくために、 理性、一貫性を身につけさせ、本能のままの感情、欲求をコントロールすること、 他者への思いやりと理解を教えるためなんですね。 そして、どうやって自分を尊重してもらうことを 相手にわからせたらいいかというのに、一番適切な方法は、 相手が自分を尊重しない態度で接してきた場合は、 どこまでも相手にしないこと、とりあわないことだと思います。 これは根くらべになることもあります。 でも、もし相手が尊重する態度で接してきたら褒めてあげる、 バカにしてきた時は、無視する、 もし、相手がちょっかいかけてきたら、 とりあわず、さっさっとその場から逃げ出すことが大事です。 子供(あくまでもシンボル的な意味ですよ)は、 自分以外の人間が自分のために存在してくれる人である という感覚をもっていたりすることがあります。 そんな人に欲求をぶけられてしまった時は、 誰であっても、時には自分の尊厳を自分で守る必要があります。 自分を本当に大事にできる人とは、 自分をバカにさせることを相手に許しません。 もし、具体的にどう振舞ったらいいかわからないという場合は、 面談など受けていただければ、直接レクチャーいたしますので、 よかったら、ご利用くださいね。 ご相談、ありがとうございました。 |