この先への不安

相談者名
かなみ
就職して4年目になります。このまま生きて行っていいのかわかりません。
仕事は教育関係で、希望してつきましたが就職する前から向いてないのではと思っていました。辞退も考えましたが、他にどうすることも考えつかずそのまま就職しました。
最初の1年目はうまくいかず、2年目も途中から崩壊して秋頃に2週間ほど休みました。その間辞めようと実家に戻って両親に相談しましたが、認めてもらえず、結局職場に戻ることになりました。(仕事内容は軽いものにしてもらいました)
その職場ではつぎにできることがなかったので、3年目に転勤し、1年間補助的な仕事をしていました。4年目の現在ようやく崩壊せずに過ごすことができていますが、来年のことを考えると憂鬱です
アレルギーもちでよく体調を崩し、特に夏場は体温が高くなると倒れることがあります。ストレスが大きく関係してもいます。仕事的に外での活動も多いので、非常にネックです。
何よりいきいきと過ごせていない自分がいやです。計画を立てること、整理整頓、人とのコミュニケーション、子どもを好きな気持ち、なにをとっても苦手で、ほかの仕事があるのでは…と思うのです。
でも要領も悪いので何ができるかなんてわからないし、このままずるずるいきそうです。ずるずる続けられるならいいのですが、続ける力量はないのです。
休みの日は家にこもっています。習い事も病院通いもさぼりがちで、無断で休んでしまいます。今日も溜まっていたしごとをしようとおもいつつ、だらだら過ごしてしまいました。必要最低限の仕事も終わっていないのにです。
人と話すのも疲れてしまうので、友達と遊んだりごはん食べたりしたあとに落ち込むことがあります。

何がいいたいのかよくわからない文章ですみません。傍から見たらとても恵まれた環境だと思います。でも先が見えなくて不安です。今後どうしていったらいいのでしょうか。

カウンセラー
大谷常緑
かなみさん
こんにちは。初めまして。
ご相談を担当させていただく大谷です。よろしくお願いします。

ご相談を拝見して、かなみさんのとても辛い状況がよくわかりました。
まるで、出口の見つからない暗いトンネルの中を、独りぼっちでさまよい歩いて
おられる感じですね。不安や焦り、そして自分を責める気持ちで心が押し潰され
てしまいそうな感じですね。

今、かなみさんがいらっしゃる位置は、随分と奥深い意識の層に根ざした、かな
みさんでさえ気がついていない問題をとても多く含んでいます。これらの問題を
解決できれば、かなみさんは随分楽になられる、更に言えばかなみさんの人生が
今までとは全く変わった、楽で楽しい人生になるのですが、この無料相談コーナ
ーのみではそれはとても難しい状況です。
先ずは、私どもの電話カウンセリングをお受けになり、かなみさんと相性が合う
カウンセラーを見つけて、カウンセリングにより継続的に問題解決をはかってい
かれる事をお薦めします。

その前提で、今かなみさんにやっていただきたいことをお話ししたいと思います。
その第一番目は、何があっても「人生を変えるぞ!」と決意なさってください。
この決意はとても大切です。
私達が問題を解決して前に進もうとするときには、それを妨害する気持ちが働き
ます(これを心理学では「エゴ」と呼びます)。それは、かなみさん自身の心の
声である場合もありますし、ご両親や友人などから聞かされる場合もあります。
例えば「変わろうと思ってもそんなにうまくいくはずないよ」とか、「うまくや
ればこんなに安定している仕事はないよ」とか、とにかく、かなみさんの人生が
変わって、自由に、そして楽になることを阻もうとするような内容です。
ここで、「人生を変えるぞ!」という決意を持っておかないと、私達はついつい
そのエゴの声になびいてしまうのです。
第二番目は、何か選択するときには、「自分を大切にする選択は何だろう?」と
考えて選択して欲しいのです。
私達人間が持っている最大の力は、選択の力です。
この選択の力こそが、自分の人生を切り開いていく力なのです。
しかし、私達は「こうあらねばならない」とか遠慮する気持ちから、ついつい自
分を苛めるような選択をしてしまいがちです。即ち、本当の意味での選択の力を
有効に使っていないのですね。
第三番目は、自分を責めないことです。
かなみさんは、「自分は不十分な人間」という大きな十字架をご自分で背負って
おられるようです。この気持ちがあると、自分ができていない部分に着目し、そ
こを責めてばかりになります。また、完成度のハードルもとても高いものになり
ます。
私達は神様ではなく、人間なのですから、得意なこと、不得手なこともあります
し、得意なことであっても100%できるという事はありません。
しかしながら、全体的な評価で見てみると、そこそこの点数を取っているのです。
是非、自分を責めないで、自分のできている事を見るようにしてください。
具体的なレッスンとして行われるのであれば、例えば毎日寝る前に、今日1日私
が頑張ったことや、全部は出来なかったけども嫌々ながらも少しは手を付けた事
など、どんな事でも結構ですので、それをネタに自分を褒めてあげてください。
どんな些細な事でも結構です。「こんな事でいいの?」という内容でOKです。こ
れを継続してください。
自分のできていない部分に着目するのは、言わば、かなみさんの心の癖なのです。
癖ですから、変えることができるのです。是非実践してみてください。
第四番目は、結論のでないことを考えるのを止めることです。
私達は、怖れに目が向くとどうしても考えてそれを避けようとします。起こるか
どうか分からないことに対して、防衛をする意味で色々考えるのです。しかし、
考えれば考えるほど悪い状況を想像して苦しくなってしまうのです。
誰にとっても、過去は終わったことです。そして誰にとっても未来はわからない
ものです。そして今の現実は、ただそこにあるのみなのです。
「今を生きる」という視点に立っていただければ楽になっていかれると思います。

そして最後に、ご相談にありました”傍から見たらとても恵まれた環境”との事で
すが、傍からどう見えようとも、どんな人でもそれぞれ事情があるものですから、
これをネタにしてご自分を責めないでくださいね。

回答がお役に立てれば幸甚です。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦間の問題、家族関係、対人関係、自己変革、ビジネスや転職、お金に関する問題などあらゆるジャンルを得意とする。 どんなご相談にも全力投球で臨み、理論的側面と感覚的側面を駆使し、また豊富な社会経験をベースとして分かりやすく優しい語り口で問題解決へと導く。日本心理学会認定心理士。