家内と過ごした12年間をすべて否定される

相談者名
トット
はじめまして。結婚8年になります、39歳と妻36歳、娘4歳の家族です。
3年位前からのメール友達(女性)がいました。半年前にその友達とのメールを家内が読み、問い詰めたれました。『私は仕事もしながら独りで子供を育て、家族のことを第一に考えてきたのに彼方は、よその女性と楽しい時間を過ごしてきたのですね』
このことから始まって全ての歯車がかみ合わなくなってしまいました。
会社を辞め、独立してから6年経ちますが、休日もなくがむしゃらに働き、幸せな家庭を築くことを大切に思い頑張ってきたつもりでした。
しかし、家内と過ごした12年間、全てを否定されています。
言い訳がましいですが家内を裏切るような性的関係もなく、バーチャルな世界での会話のつもりでした。家内は、その女性に電話をし、私との関係を問いただし、『メールだけじゃなく、会ったり、男女関係もあったんじゃない!』というのですが、その女性とはお子さんも一緒でしたが、一度だけお会いして食事をしたことがありました。そのことも家内には隠さず伝えましたが、信用してもらうことはできず、直接その女性のところまで娘も連れて3人で会いに行きました。
その女性は『電話では、奥様が恨めしく、ウソをつきました』といい、私には女性が家内に何を聞かれ、何を話したのかはわかりませんが、どうしてそんなウソをついたのか不思議で仕方ありませんでした。そのとき、家内は『信用してあげられなくてごめんね』と言ってくれたのですが、どうしてもそのことが許せず、それ以後も前と同じように『色んな女と楽しい時間を過ごしてどうぞご自由に!』『私は彼方のことは一生許しません。一生恨み続けてやります。彼方を育てた両親のことも許せません』『顔もみたくないし、同じ空気を吸うのも嫌です』など等、だんだんとエスカレートするばかりで過去に遡って色んなことを否定されつづけています。
しかし、全て私がしてきたことが原因で家内の心を壊してしまったと心から反省し、過ぎた時間は取り戻せませんが、何とか元の家内に戻ってほしく、メールを読まれてからというもの、自分なりに家内との接し方も変え、頑張ってきたつもりでしたが、家内は子供を連れて出て行ってしまいました。
私は家内のことを今でも変わらず愛してます。娘のことも愛してます。できることならやり直し、家内には見も心も健康になってもらえるように頑張っていきたいと考えています。
家内が私に投げかける言葉は信じられない言葉ばかりで、驚いています。時々、実際ないことでも妄想のように、あったかのように話してきます。それでも、否定することなく受け止め、何とか落ち着きを取り戻してもらえるように努力してるのですが、全く進歩がありません。
家内には、『ふたり(妻・娘)が幸せになることが俺の一番の望みだから、別れて暮らしたほうがいいのであればきちんと会って話し合おうね』『できることなら、自分の力でふたりを幸せにしてあげたい』そう言い続けてきました。
家内にどうしてあげるのが、家内にとって、娘にとっていいことなのでしょうか?
私ができることはどんなことなのでしょうか?
是非アドバイスを頂きたくてメールさせていただきました。
長くなりましたが、よろしくお願いします。
カウンセラー
根本裕幸(退会)
トットさん、こんにちわ。根本です。
ご相談ありがとうございます。奥さんは何を本当に怒っていらっしゃるのでしょうね。
メールでのやり取りだけに恨みを持っているわけではありませんよね。
そこでは、この12年間に我慢してきたこと、不満に感じてきたことの全てが噴き出てしまっているようですね。
ですから、何が問題なのか?ということについては、自分自身のことと合わせて振り返ってみる必要があるのではないでしょうか。

> 会社を辞め、独立してから6年経ちますが、休日もなくがむしゃらに働き、幸せな家庭を築くことを大切に思い頑張ってきたつもりでした。

頑張って来られたんですね。
休日もなく、家族のために必死に生きてこられたようですね。
そこでは家族に助けられることもたくさんあったのではないでしょうか。

その頑張っていることや、トットさん自身の気持ち、幸せの形について、奥様とはどんな風に話し合ってこられたのでしょうか。
また、奥様はそれをどんな風に捉えていらっしゃったのでしょうか。

> しかし、家内と過ごした12年間、全てを否定されています。

どんな気持ちになるでしょうか。
惨めだったり、寂しかったり、ショックだったり。
色んな気持ちが交錯するんじゃないかと思います。

ある意味、それくらい我慢してこられたのかもしれないですね。
お子さんが生まれるまでの寂しい気持ち、不安な感じ、子育てのストレスなどの気持ちを押さえ込んでしまったのかな。
この辺はご夫婦の関係をもう少しお伺いしないと分からないですけど。

ただ、一度、不満が出てくると、数珠繋ぎのように我慢してきたものが噴出してくるものです。
そして、あることないこと、また良しと思っていたことの全てを否定し、不満色に染めてしまうことも少なくありません。
これが感情のなせる業で、本当にそういう風に感じてしまいますから、トットさんが感じられるように、この12年間は何だったのだろう?と考え込ませてしまいますね。
だから、実際に否定的に感じてきた部分もあるのかもしれませんが、それが全てではなく、今の奥様にはそんな風に見えているのではないでしょうか。

> その女性は『電話では、奥様が恨めしく、ウソをつきました』といい、私には女性が家内に何を聞かれ、何を話したのかはわかりませんが、どうしてそんなウソをついたのか不思議で仕方ありませんでした。

そうするとその女性自身はトットさんに好意を持っていた、ということになるんでしょうか?

実際にどんな関係であったとしても、奥様の感情的には不安を掻き立てられますよね。
逆にそのことで不安や不満が噴出するとすると、随分と内側にそんな気持ちを溜め込んでこられたんじゃないかと思ってしまいます。

トットさんとしては、どういう目的でその女性とのやり取りを楽しんでいらっしゃったのでしょうか?

> 家内が私に投げかける言葉は信じられない言葉ばかりで、驚いています。時々、実際ないことでも妄想のように、あったかのように話してきます。それでも、否定することなく受け止め、何とか落ち着きを取り戻してもらえるように努力してるのですが、全く進歩がありません。

溜め込んできたものが相当のものだとすると、なかなか感情的に収まるには時間がかかるかもしれませんね。
それに、はっと冷静になったとしても、これまでの言動は記憶に残りますから、奥様としても元の鞘にすんなり納まるには少し勇気が要ることかもしれません。

奥様のご家族とは連絡が取れますでしょうか?
また、共通の友人・知人に信頼できる仲間はいらっしゃいますでしょうか?

直接トットさんが手を下すというよりも、今の段階ではそうした第三者を間に挟むような形で話を進めていく方がいいんじゃないかと思うんです。
こういうときは友人や家族の存在ってとても助けになりますからね。
一人で頑張り過ぎないようにしてくださいね。

> 家内には、『ふたり(妻・娘)が幸せになることが俺の一番の望みだから、別れて暮らしたほうがいいのであればきちんと会って話し合おうね』『できることなら、自分の力でふたりを幸せにしてあげたい』そう言い続けてきました。

その気持ちで居続けてみてください。
奥様はそれをどう捉えて、どんな風にこれからの人生を選択していくのかは奥様に任せるしかないでしょうね。

今までトットさんなりに必死に頑張ってこられたと思います。
特に独立されてからは死に物狂いだったんじゃないかと思うんです。
仕事に励む一方で、家族に対しては何かしら見落としてきたり、遣り残したことがまだあるのかもしれません。
それらを今の状態であっても、与え続けることが解決へと繋がっていくことも多くあります。

すぐに何とか取りまとめようとするよりも、少し時間がかかっても、という気持ちでじっくり取り組もうとしてくださいね。

トットさんも何もこの状況を作りたくて12年間がんばってこられたわけじゃないですよね。
でも、今のような状態になってしまったとしたら、きっとここで何かを学ぶ機会なんでしょう。

そのヒントが今まで見過ごしてきた何かだとしたら、それを手に入れて自分のものにしてみてください。

そういう意味では、自分自身では当たり前なこと、仕方がないと思っていたこと、無理だと思っていた部分に答えがあることも多いですから、自分自身を見つめ直してみて下さいね。
また、必要ならば声をおかけください。

また家族が一つになれ、もっと深い絆で結び付けられるよう、僕も応援しています。

ありがとうございました。

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