流産のショックで治療再開できない

相談者名
母になりたい
こんにちは。いつもHP拝見しております。30代半ばの会社員兼主婦です。
結婚して10年ほどたちますが、いまだに子供はおりません。
結婚当初男性の多い古い体質の職場におり、妊娠出産したら即退職という雰囲気があり、20代は仕事優先で過ぎてしまいました。その後、現在の働きやすい職場に転職し、同年代の友人たちからも次々に妊娠出産報告があったりもして、二年ほど前に夫(1歳年上)と話し合って子づくりすることに決めました。

しかし、半年経っても授からず、病院へ行きましたが特に健康上の問題もなく、自然に任せて様子を見るよう言われました。毎日基礎体温の数値に一喜一憂する日が続き、通院から一年後に妊娠しましたが、すぐ流産になりました。待合室がほぼ全員妊婦さんの病院で流産の診断を受けた時は「世の中のほとんどの人が自然に授かって元気に出産にいたっているのに、授かる時も苦労した上にこんな悲しい結果になるなんて、どうして私だけこんな辛い思いをしなくてはならないのだろう?」と耐え切れず帰り道に泣いてしまいました。

体も元通りになったと診断され、年齢のこともあるので(経済的にも共働きでやっとの生活なので、できれば高度治療に進まず自然に近い形で授かりたいと思っています。)一日でも早く治療を再開したいと思っていますが、反面また基礎体温を見てストレスがたまるのかと思うと踏み切れないという矛盾した状況です。

結婚して長いのに子供がいないというと社会的に変な眼で見られるのも辛いです。いっそ子供を持てない体と決まっているならば徹底的に趣味を追及したり、養子をもらったりと考えられますが、体に問題はなく、一度妊娠もしている分「今度こそ授かるのでは?」と期待してしまうのです。

夫は治療に協力的です。双方の両親も事情を知っていますので口をはさんできたりしません。

仕事優先の20代の頃、「会社を辞めさせられるぐらいなら子供はいらない」と思っていたのでバチが当たったのでしょうか…。

長文乱文ですみません。よろしくお願いいたします。

カウンセラー
土肥幸司
初めまして、土肥と申します。
どうぞよろしくお願いします。望んでいるものや望んでいることがなかなか手に入らない、実現しない時って本当に苦しいですよね。だから「母になりたい」さんが悲しい気持ちになったり焦ってしまう気持ち、私なりにですが、その辛さ、分かるような気がします。

頑張って
いる人ほど、その悲しみは深いですよね。

>バチが当たったのでしょうか…。

そんなことは決してないと思います。「母になりたい」さんは、こんなにもお子さんを授かることに真剣に、そして懸命に取り組んでいます。

お子さんを授かりたいという思いから慣れ親しんだ職場を転職したのではないのでしょうか?
精神的にストレスを伴う不妊治療も続けて来られたのではないでしょうか?

その様に懸命にお子さんを授かろうとしている「母になりたい」さんにバチが当たるなんてこと、私は絶対にないと思います。

ただ、もしも問題があるとしたら「母になりたい」さん自身が「私はバチが当たっても仕方がない」そう思っていることではないかなと思います。ご自身のことを責めていませんか?20代の頃、仕事優先の日々を過ごし「会社を辞めさせられるぐらいなら子供はいらない」と思っていた「母になりたい」さん自身をたくさん責めているのではないでしょうか?

もしも「私はバチが当たっても良い存在」だと、ご自身で思っていたとしたら、辛いことですが、やはり「バチが当たる現実」を引き寄せてしまうんですよね(><)

そしてほしい物や望むもの、「母になりたい」さんの場合であれば「赤ちゃん」というかけがえのない宝物を持ってはいけない、手には入れられない、そんな風に思ってしまうでしょう。

> 病院へ行きましたが特に健康上の問題もなく、
> 体も元通りになったと診断され、

このように書かれていらっしゃいますね。

もしそうだとしたら、あとは「母になりたい」さんが「私は赤ちゃんを産んでも良い存在」そう思えるようになることが一番大切なことではないかなと思います。
「私は子どもを持っても良い」と自身に許可を出せた時、赤ちゃんを授かることが出来るのではないかと思うのです。

だからまずは今、懸命に頑張っている「母になりたい」さん自身のことを認めてあげてくださいね。悲しいことや悔しいことがあっても赤ちゃんがほしいと努力されている自分自身を褒めてあげてください。

人は自分自身を責めたり嫌っていると、どこかで罰を与えようとしてしまいますし罰を受けてもしょうがないと思ってしまいます。だからまずは「母になりたい」さん自身がご自身に優しくしてあげてください。そしてご自身を好きになってあげてくださいね。

そうすると私は「望むものが手に入れられる」「望んだものを手に入れても良い」と思えてくるのです。「母になりたい」さんの場合であれば「お子さんを授かる」ということです。

そのためには過去のことで後悔したり過去に出来なかったことを責めるのではなく「母になりたい」さんが今まで努力してきたこと、今、頑張っているところをひとつひとつ数えていってみて下さい。それをリストにしてみましょう!

おそらく相当の数になるのではないかと思います。そのひとつひとつがお母さんになるための努力の結晶です。

そしてご自身の良い所、頑張ってきた所に意識を向けてみてください。しだいに自己価値が高まってきて「きっと私は母になれる」と思えてくるでしょう。

と同時にこんなこともご自身に投げかけてみてください。

もしも母になるのが怖いとしたら、どんな理由があるのだろう?...と

例えば下記のような思いが心のどこかにあるのかもしれません。
1 自由がなくなってしまう
2 忙しくなってしまう
3 母としてちゃんと振舞えるだろうか?...等

いろいろな理由が出てくると思いますが、カウンセリングをご利用いただき、ひとつひとつ「母になりたい」さんの不安要素をクリアにしていけば、更に赤ちゃんを授かるということへの抵抗はなくなってくると思います。

だんなさんも協力的でコミュニケーションも取れていらっしゃる様ですし、双方のご両親も理解してくださっているとのことです。いろいろと複雑な思いになることもあると思いますが、だんなさんやご両親にも「母になりたい」さんを助けさせてあげてくださいね。きっとみなさんも力になりたいと思っている筈です。

ひとりで頑張らないで家族で支えあって取り組んでいってくださいね。ご相談ありがとうございました。応援しています。

土肥幸司

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自信喪失のケアから夢やビジョンの実現サポート、幸せになれるコミュニケーションを得意とし、”お客様を笑顔に”をモットーに、お客様の気持ちに寄り添った心理分析と、今できることを分かりやすく提案している。 優しい口調からか、癒し系のイメージを与えることが多く、いつも笑顔が絶えない。 ※2020/3/1より休会中