別居中の子供との面会について

まささんから見たら経済的な支援をしているにもかかわらず、一方的に奥様から締め出しを
くらっているようで怒りもあるでしょうし、納得いかない気持ちもあることでしょう。
そちらがそれだけ要求するなら、自分の要求も通してくれよと言いたくもなりますよね。

このように夫婦間でお互いのコミュニケーションが取れなくなったときは、つい目先の状況
をどう対応するかということに追われて、今後どういう関係を目指していきたいのかと
いうことに目を向けることが難しくなりがちです。

１年後のまささんたちはどういう家族になりたいでしょうか？
お互いの要求をいかに相手に聞き入れてもらうことに時間を費やしていたいでしょうか。
それとも家族揃って幸せな時間を笑顔で過ごしていたいでしょうか。

もし後者を選ぶとすれば、何が正しいかという判断する事は止める必要があります。
詳しい事情は今回の内容からは測りかねますが、もしこじれた理由が夫婦間の問題のみで
あれば筋から言えば親子の面会には関係ないことだと思います。
しかしこの正しさを証明したところでまささんはすっきりはしないのではないでしょうか。
そもそも法律的な解決を求めていらっしゃるならここには相談なさっていないでしょう？

父親の存在が子供にとって大切ということは奥様も十分わかっていると思います。
ではなぜ月に１度のお子さんとの面会さえも拒んでいらっしゃるのでしょうか。

私にはまるで奥様が心の扉をピシャっと閉めてお子さんと一緒に隠れてしまっているように
映るんですね。扉を完全に閉めきってしまうほどの理由、そこにはいまだに辛さがわかって
もらえていない深い悲しみや絶望的な諦めがあるのかもしれません。

そうだとしたら夫にこの辛い気持ちを本当にわかってもらえた、受け入れてもらえたという
思いは奥様の心の扉を開く大きなきっかけになるでしょうし、その結果お子さんとの面会も
可能になるかもしれません。
まささんもいろいろな思いがあるかもしれませんが、奥様の気持ちを汲んで100％奥様の
味方になってあげることが解決の糸口になるかと思います。

これをやるにはかなりパワーがいりますし、奥様の態度に対していろいろな感情がたくさん
湧き上がってくると思います。
まささん自身の溜まっている感情をどこかで吐き出すことが大切です。

男性は概してこういう場合一人でなんとかやろうとしがちですけれど、人は頼り頼られ
助け合って生きていくのが本来の姿と思います。一人で頑張ろうとなさらずに、こういう時
はどうぞ私達をカウンセラーを頼ってくださいね。
一緒に目指す方向に歩いていきましょう。
まささんのご家族がみな幸せな気持ちで暮らしていけるように応援しています。

ご相談ありがとうございました。