友達

社会に出て、会社に入る方が大半かと思われます。
その会社でのお仕事を通して、知りあう方ともとても仲良くなり友人が出来
るかと思います。
しかし、仕事をしている時は、その方と一緒の部所でしたら、少しくらいの
会話などはできますが、違う部所に友人が配属された時等は、ほとんどが話
をする事なく、仕事に集中し、ゆっくり語り合えるのはお昼休みや、仕事が
終わった後の時間にお食事、休日にあったりする等、時間的な拘束が出てき
ます。
しかし、一緒の仕事をしたり、同じ目的を持って一つの事をやり遂げる仲間
として、強い絆が生まれたりする事もあります。
同じ職場だからこそ解りあえる気持ちや思いを語り合える事もできます。
そういう意味では、学生時代の友人関係と、社会に出てからの友人関係とい
うのは少しニュアンスが違うかもしれませんね。

社会に出てから、自分の趣味や勉学を通して友人が出来る事もあります。
共通のやりたい事、学びたい事、好きな事を通して、じっくりと語り合った
り、時には皆で発表会やライブ等を通して、自分達が表現したい事を表現し
てみたりする事ができます。
自分の好きな事を自分の意志でやろうと思い、集まった方達ですから、結束
力も強くなり、そして趣味や勉学を通して色々な気持ちを打ち明けたり出来
る友人が出来るでしょう。

社会に出て社会人になってから、そして趣味や勉学を通して知りあった友人
とどう付きあっていくか、そしてその出会ったご縁に対してどういう風に向
き合って、そのご縁を大切にするか。
それは、あいうえおさんの気持ち次第でいかようにもなると思います。

そこで、あいうえおさんに質問です。
社会に出てから、あいうえおさんはどのような友人関係を持ちたいな、と思
っていらっしゃるでしょうか。
例えば、人に寛大になれるような友人関係でありたい、困った時はとことん
一緒に考えあう友人関係でありたい、社会人となり時間の拘束があるけどそ
の拘束された時間の中で有意義な時間を一緒に分かち合える友人関係であり
たい等です。
そして、そのイメージされた友人関係を結ぶのに、あいうえおさんご自身に
何が必要か、何が出来るか、どういう取り組みをしたら、あいうえおさんご
自身にとって大切な友人関係を結べるかを想像してみてくださいね。

想像した事柄を、どのように実践していくか、実践していく中で、色々なな
気持ちがあいうえおさんの中に生まれて来るかもしれません。
それが、あいうえおさんにとって社会に出てから出会う友人達との良い友人
関係をよりよくするための大きなヒントとなってきます。
なぜ、こう思うのか、こう感じるのか、そしてあの時こういう行動や態度を
とったのか、という事を振り返る事を通して、考え行動する事がこれから先
もその友人とより良い友人関係を長く保つ秘訣かもしれません。
そして、振り返りをする時に、ひとつのツールとしてカウンセリングをご利
用頂くのも一つの手です。
カウンセリングを通して、何故そう感じたか、そして相手はどういう風に考
えたり感じたりしているのかを、私たちカウンセラーとの会話を通して考え
てみたり、感じて頂ければな、と思います。

あいうえおさんにとって社会に出てからの友人とのおつきあいがより良いも
のになる事をこれからも応援させてくださいね。

この度はご相談頂きましてありがとうございました。

中村季代乃