雑穀さん はじめまして。 カウンセラーの近藤あきとしと申します。 どうぞよろしくお願いいたします。> 週2回のアルバイトで、精神的ストレスによる眩暈がします。 > 症状があるときに病院に行っていないので、耳鼻科では原因は分からないが・・自律神経失調症ではないのかな?という状態です。それは辛いですね。 眩暈がおきてしまうと、たぶん何も手につかなくなってしまうでしょう。 原因もよく分からないのであれば、不安もよけいに増してしまいますよね。 > 症状は突然現れて、少し我慢すれば治ります。 > 以前、仕事中に突然眩暈がして、30分ぐらいかな(体感ではありますが)眩暈を我慢してれば治ると思っていたら、全然治らなくて焦りと不安を感じました。 ただ我慢するというのもしんどいですよね。 仕事中におきてしまうと、早く戻らないとという気持ちもあるでしょうし よけいに焦ってしまったでしょうね。 いつ眩暈がおこるのか分からないし、我慢するしか手がないとなると なかなか良くなっていく見通しというか、出口が見えない感じかもしれないですね。 いつまでも今の状態が続くと、雑穀さんがまいって倒れてしまうような気がしますよ。 > この時から、仕事によるストレスが原因で眩暈がするのではないだろうか?という憶測と、就職活動が上手くいっていない現実(ひきこもり状態です)があったりと人生の不安も圧し掛かってきていて、ストレスが酷い状態です。 ひきこもっているけど、働いていきたいという気持ちがあるだけに 眩暈が足を引っ張っているというのは辛いですね。 閉じこもって一人の世界にいたところから、多くの人とかかわる 新しい世界へ出て行って、新しい人間関係の中で 新しい仕事にチャレンジするということは 雑穀さんにとって大変な変化だったろうと思います。 そして変化というのは、それだけで私たちにとってはストレスに なりますからね。例え良い方向、前向きな変化であっても 心にとっては負担になることには変わりはないものなんですよ。 > 生きるのが辛くなってくるときもあります。 > なんとか頑張って書類選考などから一歩踏み出したりして、次こそ面接に挑戦しようと頑張ろうという気持ちもあります。 メールに書いてくださった状態が続いていれば もう何もかもやめて、放り出したくなってしまうことも 無理は無いと思います。それは雑穀さんだけでなくて 誰であっても、そうそう耐えられるものではないと思います。 それでも、働く為に次の一歩を踏み出していこうという意思がある というのは素晴らしいですね。 何度も諦めようと思われたかもしれませんが、こうして他人に自分の 悩みを打ち明けて、なんとか今の状況を打開しようと思えるのですから 雑穀さんはかなり意志が強く、そして打たれ強さを持った方のように 感じられますよ。 > ですが、アルバイトでストレスで酷い眩暈がするとなると、 > 就職してもストレスは絶対あると思います。 > 就職してからのことも不安があったりと、堂々巡り状態です。 > > アルバイトも辛いので辞めたいと思っています。 > できるだけ、ストレスに打ち勝てる方法があれば教えていただきたいです。 > > 心療内科とかにも行ったほうがいいのでしょうか? 引きこもっていたい時というのは、 自分に何か隠さないといけない部分があって、それが周りの目に 触れないようにしなくてはいけないと、心のどこかで感じている時 なんですね。 その為に、社会から身を隠してほとんど誰とも関わりを持たないように なったりしますし、また社会に出てそれなりに生活をしていても 自分の気持ちを表現せずに隠しているのも、引きこもっていると いえるでしょう。 それが意識的に分かっている場合もありますが、ほとんどは無意識の中で 感じていることなので、本人もどうしてこうなってしまったのか 理解できずに苦しんでいることがとても多いんです。 私自身うつ病で引きこもっていた時期があります。 物理的に部屋に閉じこもり、社会的な関わりを閉ざしていたのは 数年ですが、自分の感情を切り離し、心を閉ざして人間関係から 引きこもっていたという意味では、ずっと小さな子供の頃から ずっと続いていたように、今では感じています。 私は両親から与えられたレールの上を歩き続ける人生を過ごしてきて その期待に応えることばかり考えてしまい、いつの間にか自分の人生を 横において自分以外の誰かの気持ちを常に背負い込んでいたんですね。 その結果、自分が何を感じているのかがよく分からなくなっていました。 だけど、本当は心の底では怒りも悲しみも喜びも楽しさも感じていたんですね。 そして、それを誰かに分かってもらいたいという気持ちも。 その気持ちが自分の心の中に長い間しまわれてきて、ずっと表現されて こなかった為に、心に重たい荷物を抱えながら生きてきたようなものでした。 でも、それを当時受けていたカウンセリングを通して気づくことができ、 自分の言葉で話せた時にに、始めて人との関係の中で安心感を感じられたんです。 雑穀さんが、心の中にしまい込んでしまった気持ちってどんなものが あると思いますか?これは感じたくない、言ってはいけないことだと 思ってきたことを言葉にするとしたら、どんな言葉になるでしょうか? 私たちは時にたくさんの禁止事項を心の中に持っていることがあります。 「他人に迷惑を掛けてはいけない」 「怒ってはいけない」「不満・文句を言ってはいけない」 「なまけてはいけない」「贅沢してはいけない」・・・ それを感じそうになるたびに、自分を鞭打ち、追いたて、 さらに気持ちを遠くへ追いやってしまうものなんです。 雑穀さんが抱えてきた禁止という思い込み(観念)に気づき、手放すことが 今必要なのかもしれません。 また、気持ちを押さえ込もうとしてきた力が強ければ強いほど そこには誰かに伝えたかった、聞いて欲しかったメッセージが 込められているものです。 雑穀さんが過去に、心にしまい込んでしまったけど、本当は伝えたかった 解って欲しかった、助けて欲しかった気持ちを見つめなおし、 それを信頼できる誰かに聞いてもらうことから 今の苦しさを抜け出せる道が見えてくると思いますよ。 もし誰も思いつかないのなら、私たちカウンセラーに打ち明けてみてくださいね。 本来の雑穀さんの思いを取り戻し、人や社会の中で安心を感じられるように 未来に希望や喜びを見出せるようにお手伝いさせていただきます。 今回はご相談ありがとうございました。 近藤あきとし |