相談者名 | 文子 |
こんにちは。私はただ今大学浪人中の18歳です。 高校のときの友人A(大学一年生)がリストカットをしているのですが、私はそれについてはまったくの無知なので相談したくこれを書いています。これを知ったのはつい先日で彼女は八月末に数回やっていたのです。それ以前の八月初めにも少ししていたそうです。これを知ったのは彼女のホームページの日記です。日記にはリストカットは両親さえ気付かない、とかいてありました。彼女は本当に普通一般的な女性でそんなに思いつめているとは考えていなかったのでたいそう驚いています。私が思い当たるような彼女の悩みは、彼女は大学に入学してしばらく大学が自分のしたい勉強を十分できるような環境でないのでやめてまた別の大学を受けなおしたいと言っていたことです。しかし高校の担任に相談したところ説得されて今なお大学に在籍しているのです。彼女は推薦入学だったので簡単に中退できないようなのです。彼女の家庭については詳しくは知りませんが母親は弟とテレビゲームをしていて夕食を作ってくれないときがある、と言っていたことがありました。留学をしたいと言っていましたが両親に強硬に反対されていると言っていました。二日前に彼女に電話したところ、今はリストカットはやっていない、バイトをして気分を紛らわしている、家に帰るのが辛い、大学のことは今は深く悩んでいない、と言っていました。どうやら彼女は自傷行為をしていることを誰かに心配してもらいたい様子だったので、私はAのことが心配だ、いつでも何でもいいから電話をしたかったらして頂戴、と言っておきました。 リストカットについては,学校で新聞の記事を読んだだけではっきり言って遠い世界のことのように思っていました。大学は心理学系を希望しているのに、まったく情けなく思います。それでも彼女が再び自傷行為に陥らないように力になってあげたく思うのです。 どうか良き助言をよろしくお願いします。 | |
カウンセラー | 根本裕幸(退会) |
文子さん、こんばんわ。根本です。 ご相談ありがとうございます。Aさんを助けたい、なんとかしてあげたい、という気持ちは素敵ですね。 心理学系を希望されているとのことで、きっとこの経験もそこで生きてくるでしょう。 しかも、文子さん自身、なかなかいい見方をされていると思います。 自傷行為の目的が「誰かに心配してもらいたい」というのは正解だと思いますよ。 ただし、文子さん自身の負担にならない範囲にしてみてくださいね。 彼女は学校でも、家でもなんだか心落ち着かない、不安を抱えたままで抜け口が見えないような感じですね。 自傷行為というのは、特に自分の両親に自分を見て欲しい欲求から来ることが多いようです。 僕たちがずっと幼い頃、遊んでいて転んでしまったとしたら、お母さんが一目散にかけつけて そして、自分を肉体的に傷つけることで、それくらい自分の心が痛んでいる事を大切な人に訴えているようでもあります。 でも、この自傷行為というのはリストカットだけではないんですよね。 だから、そんな行為の裏側には、強い孤独感や寂しさ、理解されない苦悩、自分では癒せない心の痛みなどがあると思ってあげてください。 そんな思いで彼女の話を聞いてみたら、文子さんはどんな気持ちがしてくるでしょう。 応援してます。 |