相談者名 | ヨナ |
私は今高校2年生で、高校1年生の時2回痴漢被害にあって、今年ナンパをされたりしてとても男性が怖いです。被害に遭う前からの友達とは喋れるのですが触られると吐き気や頭痛などがします。大人の男の人や初対面の人とは話すことを意識するだけで吐き気や頭痛に加え顔が赤くなったり、息が詰まったり、手足が震えたりします。目も合わせられません。 また、小学生の時にいじめにあっていて、少し人と話すことが怖くて、話していても単語が出てこなくて途切れ途切れになってしまうことがあります。 将来比較的女の人より男の人が多めのシステムエンジニアという職業につきたいし、友達や周りの人に不快な思いをさせているかもしれないということがすごく申し訳ないのでこの症状を治したいです。 でも治し方がわからないのでここに相談をさせていただきました。カウンセリングお願いします。 | |
カウンセラー | 三枝みき |
ヨナさん、こんにちは。初めまして。 今回、ヨナさんのご相談を担当させていただきます、三枝みきと申します。 どうぞよろしくお願い致します。 ヨナさんは今、高校2年生なのですね。 ヨナさんの「優しさ」や「繊細さ」「聡明さ」などといった「感受性の豊かさ」は、とっても素晴らしい「才能」ですが、そうった才能をお持ちの方の中には、時にはその才能こそがご本人をひどく疲れさせたり、消耗させてしまったりすることもあるようです。 例えばですが、感受性の豊かな方は「喜び」や「楽しさ」などのポジティブな感情もよりたくさん、より強く感じられますが、その分、「寂しさ」や「悲しみ」あるいは「怖れ」などという感じるのが辛い、ネガティブな感情もより強く、激しく感じてしまわれるようなのですね。 繊細な感覚をお持ちの方は、その感覚を活かして、周りの人を気遣って居心地のいい場所を作ってあげたり、辛い思いをしている人に寄り添ってあげたり、などということが上手です。 少し話が逸れたかもしれませんが、じつは、長所と短所は表裏一体です。 もちろん、ヨナさんほど繊細な方でなくても、どんな方であっても、痴漢の被害に遭われたらとても嫌な思いをされるでしょうし、怖さも感じて当然です。 また、ヨナさんはご友人や、周りの男性に嫌な想いや不快な思いをさせてしまうかもしれないということに、とても「罪悪感」を感じていらっしゃるようです。 でも、「罪悪感」があると私たちは、ますます「自分を責めざるを得ない状況」というのを引き寄せてしまいます。 では、どうしたらいいかというと、まずは今、「男の人が怖くて仕方ない自分」や「人と話すのが怖い自分」をいったん受け入れてあげることから初めてみて欲しいと思います。 「小学生の時にいじめにあったのだから、人が怖いのは当然だよね」 そんなふうに、今まで頑張ってきた自分を褒めてあげたり、受け入れてあげる言葉をたくさんかけてあげて下さい。 もし、どうしても言葉が出て来なかったときには、こんな風に考えてみてください。 ヨナさんの大切なお友達が、ヨナさんと全く同じ悩みを抱えていらしたら、ヨナさんはどんなふうに声をかけてあげたいですか? ただ、どうしてもやり方が分からなかったり、やってみてもしあまりに辛くなってしまうようでしたら、私たちカウンセラーに直にご相談いただきたいと思います。 以上、お読みいただき、ありがとうございました。 三枝 みき |