相談者名 | あんこ |
結婚して、20年目になります。 主人は、結婚当初から仕事が忙しい人で、あまり家庭を大事にしない人で した。そんななか、中国へ3年半単身赴任することとなり 中国へ単身で行くことも、なんの相談もなく自分で決めて行きました。 私は、そんな主人に不満を持っていましたから、自分の気持ちを主人にぶ つけてきました。単身で行くということは主人なりに理由があって、私も 納得しました。そのとき、主人から家族が1番だから、きちんと向きあう と言ってくれたので、以前より絆が深まった感じがして、安心していま した。けれども、中国へ行って、1年もたたないうちに、 水商売の中国人女性と付き合っていたことが3か月前にわかりました。 もう、すでに2年前に、主人は日本に帰任しており、 女性とも帰任するときに別れてはいました。 一人で寂しくキャバクラの ようなお店で気を紛らしたと。そのお店の女性と仲良くなったと。女性と は体だけの関係で気持ちはなかった、もう2度としないから一緒にいた いといいます。私も、離婚までは考えていませんが、いつも、主人が女 性と仲良くしているところを想像してしまって、なかなか気持ちの整理が できません。私は、何のために3年半、一人で頑張っていたのだろうと思う と悲しいです。信頼しきっていた私自身が惨めです。 今も、主人は、月の半分は海外出張に行きます。 夫婦仲良くやっていく為には、どうしたらいいでしょうか? | |
カウンセラー | 中原謙一 |
あんこさん、はじめまして 私は中原謙一と申します。 よろしくお願いいたします。 読ませていただいて私が感じたことなのですが、根本的な問題はご主人の女性関係にあるのではなく、それ以前からあんこさんの心の中で溜まっていた怒りの感情にあるのではないかと感じます。 ご主人の女性問題は、あんこさんからすればかなりショックな出来事ではあったと思います。 あんこさんは文章で、「そんな主人に不満を持っていましたから、自分の気持ちを主人にぶつけてきました。」と書いてありますが、おそらくあんこさんが想像している以上に、あんこさんの心の中にはあんこさんでも気がついていないくらいの不満、つまり怒りの感情が長い時間をかけて蓄積されていたのかもしれませんね。 そもそも怒りというのは、ある一定のレベルに達するまでは我慢することができます。 では、ご主人は怒りの感情をどのように扱っているのでしょう。 私は、ご主人もそれなりに怒りの感情を抱えていて、あんこさんにその怒りをぶつけないようにさまざまな工夫をしているのではないかと感じます。 つまり、ご主人もあんこさんと同じくらい怒りを抱えていて、その怒りをあんこさんに向けないために、セックスを使って発散されていたのかもしれません。 しかし、あんこさんがそれでも夫婦仲良くやっていきたいというのであれば、女性関係以外でご主人に怒りを発散してもらえるように、上手に誘導してあげることが必要かもしれません。 心の中に怒りがある間は、どれだけご主人を愛していても、赦したいと思っていても、赦せない感情が出てきてしまいます。 ここでひとつ補足しておきますが、ご主人の怒りの原因は、あんこさんではありませんよ。 でも、ご主人にも限界があるのでしょうね。 心理学の基本法則のひとつに、「夫婦は問題を共有する」というのがあります。 夫婦一緒に怒りという問題と向き合っていく覚悟が必要かもしれませんね。 そのためにも、まずはあんこさんが自分の怒りについて学ぶことが、夫婦仲良くやっていくためのステップになるかもしれません。 もともと夫婦というのは、赤の他人が一緒に暮らすわけですから、自分とはものの見方や考え方が違うことのほうがあたりまえです。 あんこさんには、まだまだできることがたくさんあります。 最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。 あんこさんの人生が楽しさで満ち溢れる人生になるための参考に、少しでも参考になれば幸いです。 ありがとうございました。 中原謙一 |