相談者名 | momo |
夫30歳、私31歳。 結婚2年目で共働き、現在妊娠7ヶ月です。 つわりがひどく毎日寝てばかりで、夫とまともに話すこともしていませんでした。 つわりが治まった4カ月目頃、気付けば夫との会話がなくなっていましたが、妊娠中の私を気遣ってくれているのかなと思っていました。 しかし徐々に夫の様子がおかしくなり、思い詰めた表情やイライラした様子などが目立ち始め心配になり「何かあったの?」と聞いても「何もない」と言うだけでした。 しかし、ある日「好きな人がいる。 (私への)気持ちはもう戻らないと思う。 身勝手だと思うけど一緒にいられない」「妊娠中で大事な時期だから、(別れるのは私の)育休が明けて子供を預けられるようになった時くらいにと考えてる」と言われました。 信じていたので頭が真っ白になりました。 私は「一緒に子育てしたい」「私もこの子もあなたが必要だから待ってる」と伝えましたが「一緒には育てられない。 お互い惹かれ合っている。 心は決まっている」とのこと。 つわりがピークだった時期に付き合い始めたそうですが本当かどうかわ分かりません。 以前は私にまとわり付いてきたり楽しかったのですが、今は話しかけても無視されたり突き放されたりして、悲しくていつも一人で泣いています。 夫は冷たく、休みの日や夜中に何も言わずに出て行ったりします。 子供のことは気になるようで、時々はお腹に触れて胎動を感じて笑います。 相手の女性も家庭があり、子供も2人います。 そこでは元々DVがあるそうで夫はどうしても好きな彼女を助けたいのだそうです。 私は毎日自分を責めることでしか救いがなく、家事や掃除が苦手なことや料理があまり上手ではないこと、夫に対して冷たい態度をとったことなどを後悔するばかりです。 私は子供が早く欲しくて、夫に急かしていました。 それは「嫌だった」と言われました。 私が一方的で、夫の気持ちを考えてなかったんだと思いました。 夫は仕事に対して誠実で能力が高くモテる人で、恋多き人というイメージでした。 こうと決めたらやり通す頑固な面もあるので、夫の気持ちはもう変わらないという思いもあります。 夫の態度にも心が押し潰されそうです。 今はできる限り家事など頑張っています。 この子を産んで一緒に家族になりたかった。 夫の父は浮気を繰り返し義両親は離婚しています。 何かアドバイスがあれば宜しくお願いします。 | |
カウンセラー | 池尾昌紀 |
momoさん 池尾昌紀と申します。 最初にお話させていただきたいのは、妊娠・出産・そして子育てというのは、本当に大変だ、ということです。 ですから、例えば、妊娠中のつわりの苦しみというのは、大変そうだな、と思っても、なかなか理解できないところがどうしてもでてきてしまうように思います。 ところが、妻の側としては、夫への愛情がなくなったわけではないのです。 これは、その程度の大きさは個人差があっても、どんな夫婦にも起こる事です。 ですから、まず、初めに大切なことは、こうしたことは、どんな夫婦にも起こる事なのだから、自分だけが悪いことをした、と思わなくてもいいということなんです。 次に、ご主人の側の気持ちを少し掘り下げてみたいと思います。 こうした心理を持っていると、自分が愛されなかった思いの分、愛したいと思える存在には愛をたくさん注ぎたいという思いを持ちます。 もし、ご主人の心理がこうしたものだったとしたら、つわりの時にご主人が感じていたと予測される、愛されていないのではないか、という思いに対する不安や耐えられない思いが、大きかった、と推測されます。 愛されなかった、だから愛されたい、という思いが強ければ強いほど、愛されていないのではないか、という不安や耐えられない思いが強くなっていったのではないでしょうか。 ここまで考えてくると、ますます、momoさんはご自身を責めてしまわれるかもしれません。 しかし、ここでもう一度、お話したいのは、「つわりの時は、誰だって大変なんだ」ということなんです。 相手の態度を変えたい時には、まず自分が変わる、というのは心理学ではよく言われることです。 相手が冷たい時、相手からの愛が不安になる時、誰もがどうしても自分を責めてしまいます。 誰も苦しい顔や悲しみにくれる様子をみて、うれしいと思う人はいません。 ですから、一番にやらなければならないことは、自分を責める事をやめる、ということなんです。 momoさんが自分を責めることが減っていけば、減っていくほど、ご主人の態度はやわらかくなっていく可能性が高くなります。 思い出してみてください。 まずは、自分を責めることをやめる。 また、こうした時は、おまじないのような言葉を心に言ってあげるのも方法の一つです。 そして、今、苦しい心のうちを、誰かに相談してみましょう。 少しでもmomoさんの心が軽くなるお手伝いができたら、これほどうれしいことはありません。 ありがとうございました。 |