旦那が不倫をやめない。でも家族がだいじ・・。

ご主人の不倫が発覚したと言うことが、奥さんである
ムーンストーンさんに「どれだけショックだったか」が、
ご主人に伝わっているんだろう？と疑問でした。

もちろん「悪いことをした」、と言う罪悪感はあるでしょう。
ですがムーンストーンさんのショックが、どうもなぜか？
今ひとつしっかりとは、伝わっていない気がするんですね。

お母様が余命宣告されて、娘であるムーンストーンさんが
「今どれだけ悲しいか辛いか！」、そのこともご主人が、
どれだけ深刻に受け止めて下さっているんだろうか？
それもかなり疑問に感じました。

ご相談を伺っている私ですら、そんな風に感じるのですから、
ご主人と毎日接しておられるムーンストーンさんが、
「離婚した方がいいのかも」「もう無理」と、考えられても
無理はないと思いました。ただ・・・
ご主人がそんな風になってしまわれたのには、
それなりの理由があるはずなんですね。
そこをご一緒に考えてみたいと思います。

＞私も旦那に帰ってきてほしいので居心地の良い家庭を作る事を
努力してきました

この状態の中で、悔しいのも悲しいのも辛いのも我慢して、
『ご主人の居心地のいい家庭』を作ろうとされていたんですね。

ご主人が他の女性と付き合っている事が分った時、
ムーンストーンさんは、どう思われましたか？
辛かったでしょう？悲しかったですよね？
腹は立ちませんでしたか？恨みつらみはなかったですか？
色んな感情で、頭の中は溢れ返っていたはずです。

それと同時に、こうも考えられたんだろうなぁと思いました。
「私にもいたらない所があったからこうなったんだ」と、
だからこそ一生懸命、溢れる感情を抑えて、「ご主人が居心地よく
いられる家庭にしよう」と、思われたのではありませんか？

でも「帰ってきて欲しい」「自分とやり直して欲しい」と、
思えば思うほど、ムーンストーンさんは自信がなくなって
きませんでしたか？もう１度自分を選んでもらうためには、
「『居心地のいい家庭』にしなきゃいけない」と言う風に、
頑張ってしまわれたんじゃかな？って思ったんですね。

『本当に居心地のいい家庭』と言うのは、ご主人だけでなく
ムーンストーンさんも、夫婦どちらもが「居心地がいいなぁ」
と感じられる所ですよね。ムーンストーンさんが無理したり
我慢していたら、それは隠そうとしても伝わってしまいます。
ご主人に『居心地のいい家庭』と思えていたでしょうか？
「自分のせいで、奥さんが無理して、我慢して頑張っている」
のを見ているのは、居心地のいいものではなかったと思います。

不倫がばれても、ご主人があなたの「優しさに甘えている」
と言われるとしたら、これまでムーンストーンさんは、一体
どんな奥さんを演じてこられたんだろう？と思いました。
ご主人からしたら、余程しっかりした奥さんに見えていたのかな、
「少々のことではびくともしない出来た嫁」と言う風に、
思っておられたんでしょうか？ご自分でどう思われます？

【演じてきた】と書きましたが、ムーンストーンさんご自身も、
もしかしたら自分のことを、「そうしなければいけない」と、
自分に言い聞かせておられたのかも知れません。
この出来事があって初めて、「私ってこんなに弱かったんだ」と、
気づかれたかも知れませんし。それとも「弱いのは分っていたけど、
ここまでだったとは思わなかった」と思われかも知れませんね。

ムーンストーンさんは、すごく頑張り屋さんのような気がします。
これまでも「頑張れば何とかなる」と、やってきていませんか？

確かに人生は、山あり谷ありだと私も思います。
でもしんどい時も辛い時も、踏ん張れば頑張れば乗り越えられる、
訳ではないんですよ。（私自身もそれで壁に突き当たりました）
しんどい時に「しんどいよ」と言えて、辛い時に「辛いよ」と言える、
強い絆で結ばれた誰かがいてくれるから、乗り越えられるんですね。

ムーンストーンさんにとって、その相手はご主人以外に考えられない
でしょう。それだけ頼りにしている、支えて欲しいと思っていること、
ご主人はちゃんと分かって下さっていたでしょうか？
ムーンストーンさんは、その気持ちを伝えてこられましたか？

ムーンストーンさんは今、お母さんのことで精一杯でしょう？
だとしたらご主人に正直に気持ちを伝えて、「助けて欲しい」と、
ご主人を頼られたらどうですか？そう言えていますか？

どこかでご主人は、「自分なんかいなくても、彼女は自分のことは
何でもやれる人だから」と、勝手に思い込んでしまっているかも
知れませんよ。これは男性にとっては、すごく淋しいことなんです。

男性は、どんな人でも「頼られる男でいたい」と思っています。
「自分がこの人を支えているんだ、守っているんだ」と思えるのが、
嬉しかったりします。だから逆に「自分は、必要とされていない」と
思ってしまうと（それが誤解だったとしても！です）、
「自分なんか居ても居なくても同じだ」なんて思ってしまうんですね。

ご主人はいつもしっかりして、何でも自分でやってしまえる
ムーンストーンを、「よく出来た奥さんだ」と感謝する反面、
「自分は必要とされているんだろうか？」思っていたかも知れません。
ムーンストーンさんが、いつも１人で頑張ってしまって、ご主人に
甘えることや頼ることをしてこれていなかったら、こんな風に
思われていた可能性もあるんですよ。そこから溝が出来てしまって、
不倫に繋がってしまっていたとも考えられるんです。

ご主人は、ムーンストーンさんと「やり直したい」と思っておられます。
ただ今は罪悪感が強いことと、相手の女性に『必要とされている自分』に
未練があるんだろうと思います。
（それは今までご主人が、あなたに「必要とされているんだろうか」と、
淋しく感じていて、今更戻ったとしてもムーンストーンさんが本当に、
「こんな自分を受け入れてくれるんだろうか」と、自信がないからです。）

『大切な人のために頑張る』ことと、『大切な人に支えてもらう』ことが、
出来て初めて、『お互いが本当に居心地のいい家庭』になるんだろうと、
私は思うんですね。

もしムーンストーンさんが、これまで人になかなか頼れなかったとしたら、
今それを変える時期に来ていると言うことなんです。
これから『お互いが居心地のいい家庭』を作っていくことが、やり直すと
言うことではないでしょうか？

お母様のことでもご主人のことでも、「我慢や無理では解決しない」と、
気づいて頂きたいんです。

ムーンストーンさんご自身の問題として、「自分を変える」ことを
考えて頂きたいんですね。

ご自分が楽になって頂くこと、素直に正直な気持ちを伝えられるように
なること、それが出来るようになれば、ご主人にも楽になって頂けますし、
ムーンストーンさんの望んでおられる、本当の意味でのお互いにとって、
『居心地のいい家庭』が手に入ると思います＾＾

カウンセリングサービスでは、電話カウンセリング（初回は無料です）
もご利用頂けます。どうぞ「自分１人で何とかしよう」とされずに、
私達カウンセラーにお手伝いさせて頂けたらと思います。
いつでもお待ちしておりますので、ご遠慮なくご相談下さいね。
この回答が、少しでもお役に立てば嬉しいです。
ご相談ありがとうございました。