やる気がでない

 

相談者名
ぺこ
歳の子を持つ、32歳の主婦です。
最近になって始まったというわけではないのですが、やる気をなくして、何も手につかない日が何日も続く事が一年を通して何度もあります。
春と秋の季節の変わり目は特にひどいです。最低限の家事、食事、洗濯、掃除機がけは毎日しています。
でも片付け等ができなくて、とてつもなく散らかってる部屋で過ごす事が多いです。
テーブルの上はDMや雑誌が山積、それを端に寄せて、食事を食べる始末。
子供のおもちゃも出しっぱなし、パズルやカードがばら撒かれたままの状態。
本当は、いつも綺麗な部屋でいつでも誰でも人を呼べるような家にしたいし、家事だけじゃなく、育児や趣味も充実させたい、
ハツラツとした元気な主婦、お母さんでありたいのに・・・

夜は10時頃に寝て、朝は5時半位に起き、家事を始めるのが理想なのですが、寝すぎてしまいます。
明日は早く起きるぞ!って思っているのに、同じ事の繰り返しです。
このままでは、自分がだめになる、いつか大きな後悔をしてしまうのはわかっているのですが。
でも、大切な用事がある時は起きれます。旅行や、友人と遊びにいく約束があるときなど、時間を守る事ができます。

自分の事を好きになりたいです。自己啓発の本も何冊か読みました。
そして、頑張ろうって思うのに、怠けてしまいます。
家事も育児も手を抜いても他人に見られてるわけでもないし、主人は許してくれるから単に甘えてるだけなのかもしれません。
雑誌を見てると、凄く頑張ってる人がたくさんいて、私もそういう風になりたいって強く思ってるのに、なれない自分がもどかしくて、たまりません。

OLの頃は仕事はきっちり頑張ってました。
私は、社会にでて、仕事をした方がいいですか?
少し前までは社会復帰に意欲的でしたが、
今はブランクが長くなって、自信がないです。
それでも、ムリにでも何かやらないといけないことを詰め込んだ方がいいのでしょうか?
どうやったら、自分の気持ちを盛り上げる事ができますか?
私は、子供にお母さんみたいになりたいって思われる母親になりたいです。

カウンセラー
原裕輝
こんにちは、ぺこさん
ご相談ありがとうございます。
原といいます。よろしくお願いします。頑張ろうと思っているのに思い通りにならない時はもどかしいですね。
ご自身をたくさん責められているときもあるかと思います。

『もっとこうありたい!』という気持ちが強ければ強いほど、そこに行き着かない自分を
責めてしまうんじゃないかと思います。自分を責めてしまう時は苦しくなるものですね。

それだけ『もっとこうありたい!』という志や、成長したいという意欲が強いんだと思い
ます。
この想いはすばらしいものだと思います。

『もっとこうありたい!』という志や、成長したい意欲というすばらしい思いが強くなり
すぎると、これが自分を責める力に変わってしまったり、自分へのプレッシャになってし
まうことがあります。

そうすると心に負担がかかりすぎになり、逆にできなくなってしまうことがあります。

自分に厳しくすることは時には必要なこともありますし、大切なこともあります。
しかし、その力が大きくなってきた時に、自分に厳しくしすぎてしまうことがあります。

自分に対して心の中で言っている言葉を他人に言おうものなら絶交されてしまうくらいの
きつい言葉を自分に向かって投げかけていることはないでしょうか?

例え話なのですが、お友達が『もっとこうありたい!』と思っていたのに、そのとおりで
きなくて落ち込んでいたとします。そのときはお友達にどんな声をかけますでしょうか?

多くの方は励ましの声をかけることが多いと思います。
「上手くできない時もあるよ」とか、「また頑張ればいいじゃないか」などなどです。

「なんでできなかったの!」「あなたって最悪だよね」「あなたは甘えてるだけでしょう!
」などの言葉をお友達になげかけたりすると、お友達は落ち込むだけで元気にはなりませ
んね。傷ついた人に追い打ちをかけているようなものですから。

そして「また頑張ろう」という気持ちになって心のエネルギーが湧いてくるのは前者と後
者ではどちらかというと前者になります。

これを置き換えて考えると、自分自身を責めすぎるというのは、心のエネルギーを損なう
ことであり、心のエネルギーが湧いてくるものではなさそうですね。

この前者のことを自分自信にしてあげることがいるかもしれません。

お子さんを育てながらの家事というのは大変なことだと思います。
本当に大変な労力と精神力がいることだと思います。

“最低限の家事、食事、洗濯、掃除機がけは毎日しています”と書かれていますが、これ
はものすごいことだと思います。よく頑張られているなと思います。

もしかするとご自身にかけている、「もっと頑張らなくては!」というプレッシャーが強
くかかりすぎているものなのかもしれません。

こういう時はムリに詰め込むというのは、(当然ムリをしているわけですから)余計にプ
レッシャーがかかり逆効果かもしれません。

このプレシャーを手放していくことがいるように思います。

逆説的ですがプレッシャーを手放していき、完璧にできない自分を許して受け入れていっ
た時に、心はプレシャーや自分を責める力から解放されますから、気分が盛り上がるご自
身になれたり、いっぱい頑張れたりするご自身になれると思います。
なりたいご自身になれると思います。

ご自身をいっぱい許してあげてくださいね。
心が解放されていき、なりたい私になれるといいですね。
応援しています。

ご相談ありがとうございました。
それでは失礼します。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。