仲直りしたい

 

相談者名
がんも
職を失った上に友達以上恋人未満の女性に去られ、辛い毎日です。
同じ職場で、彼女の事が大好きで、影に日向に支えてきました。
昨年8月、彼女の態度が急変し、険悪になっていたところに自分は解雇通告されてしまいました。
一気に落ち込んでしまい、同じ職場の人に愚痴を含む相談事をしたら彼女にバラされてしまいました。
そこで完全に関係崩壊しました。
その後、第3者を通じて彼女に接触を試みるもこれも裏切りに会い失敗。
距離を置いた方がいいと思い、年末年始、彼女の誕生日すらも何もせずにいました。
彼女が男性を紹介されるという話を聞きつけて、悩んだ末に事務的な連絡(荷物の返却)のみしてしまいました。
返事は「宅配で送って。私もそっちに送ります」でした・・・また失敗でした。
了承と、最近の近況を聞く返事を出しましたが、それには返事がありません。
黙って送ってこいという事だと思います。
一応、就職は内々定をもらっているし、その件も含めて明るい内容でメールしてみるべきだった・・・。
正直、どうしていいかわかりません。
友人たちには他の女性に行けと言われますが、そう簡単に進めるものでもありません。
カウンセリングで何かいい方向に行ければと思います。
よろしくお願いします。
カウンセラー
成井裕美
がんもさん、勇気を出してのご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、成井です。>友人たちには他の女性に行けと言われますが、そう簡単に進めるものでもありません。

確かにすぐに気持ちの切り替えができるほど、私達のココロは単純ではないですよね?
また、すぐに気持ちの切替ができない分、がんもさんにとって彼女との関係は大切にしたかったものなのでしょうし、本当はもっともっと彼女に伝えたかった思いや、してあげたかった事などがあるのだろう、と感じます。
また友達以上恋人未満の関係だったと言うことですから、尚更ココロの中で今回の”恋”に対しての区切りがつきにくいのかもしれません。

多分がんもさん自身、頭では「この状況を好転させるのは難しいだろうなぁ」と分かっておられるのだと思うのです。
それでも、ココロが納得しない、ココロが追いつかない。そんな状況なのかなぁ?と文面から感じました。

彼女の態度が急変したというその昨年の8月に何があったのか?までは今回のご相談内容では分かりませんし、実際「彼女が何を感じて、どうしてがんもさんと距離をとりたくなったのか?」は彼女にしか分からない事です。
それは彼女の心変わりかも知れませんし、彼女の誤解かも知れません。
しかし、突然の変化が起こった場合私達は頭が「???」だらけになります。
「なんで?」「どうして!?」「あれが良くなかったのか?」「もっとこうすればよかったのか?」
たくさん後悔もしますし、とにかく理由を知りたくなります。
今はそうした疑問を彼女にぶつけられない分だけ、行き場のない想いががんもさん自身に向いてしまい、余計に自責の念や「もしもこうしてたら?」と叶わない第2の選択肢にココロが囚われてしまっているのかも知れませんね。

カウンセラーとして、がんもさんに今お伝えできる事は
「自分を大切にして下さい」
と言う事です。
がんもさん自身は決してそんな意図をもって行動されている訳ではありませんが、今がんもさん自身に起きている事は
『自分から彼女を手放す事ができないので、こっぴどく彼女から振られる事によって、今回の恋に区切りをつけようとしている』
のです。

今、がんもさんが思い出す彼女の顔は笑顔でしょうか?
それとも、険悪になった頃や、素っ気ないメールの時の無表情だったり、怪訝そうな彼女の顔でしょうか?

私達は”相手を好きなまま手放す”という事が誰しも苦手です。
だから、離れる時には「大嫌い!」というエネルギーを使おうとします。
これがカップルなら、大喧嘩して「もうお前の顔なんて見たくない!」とか「なんでこんな人と付き合っていたのか分からない!」という様な状況の方が、相手と離れやすいように感じているからです。
でも、自分から相手を嫌えない場合はどうするか?というと、私達は「もう本当に望みはないんだ・・・」というくらい、相手に嫌って貰おうとするのです。
そうすれば、ようやく相手を手放す事ができるのではないか?と思うからです。

しかしそれは、相手にとってがんもさんを「もう会いたくない人」にしてしまうばかりか、がんもさん自身にとっても「彼女は僕を傷つける人」になってしまうのです。

友達から「他の女性に行けよ」と言われてもすぐに気持ちが切り替らないくらい大切だった人を、「自分を傷つける人」というココロの位置づけにしてしまうのは、何より悲しいです。勿体ないです。

がんもさんにとって彼女の位置づけが「本当に大切な人に出会えたなぁ」となった時、ココロの中の彼女はがんもさんが好きになった時の笑顔になっています。
彼女にもう1度会いに行くにしても、お互いの道を進むにしても、そこがスタートラインになります。

私達でよければ、一緒に気持ちの整理をして行きましょう!

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛、対人関係、自己啓発、ヴィジョン、ビジネス心理を得意とし、”少しでも楽に・簡単に・シンプルに”をモットーに、分かりやすい心理分析と日常的に無理なく取り組める提案を行っている。 その人本来の輝きや、問題の先にあるヴィジョン(幸せな未来や才能)を引き出すカウンセリングが好評である。