甘えたい気持ちをどうしたらいいかわからない。

相談者名
はる
わたしは今までずっと、甘えてはいけないと思って生きてきました。
でも、最近ものすごく甘えたい気持ちが出てきてしまっていて、今までずっと甘えることはいけないことと思って我慢してきたから、甘えたい気持ちが出てきてしまったら、それを抑えられなくなってしまいました。
少しでも甘えさせてくれる人がいると、甘えたい気持ちがエスカレートして、どんどん甘えてしまいます。
でも、いつも心のどこかに甘えてはいけないと思う気持ちがあって、どんなに甘えていても、心のどこかに、甘えきれない、満たされない気持ちがあります。
そして、いつも甘えてばかりいる自分は、だめな人間な気がします。
甘えたいと思い、実際に甘えているけれど、でも甘えてはいけないと思い、甘えることがこわいという気持ちがあります。
自分に甘えることを許してしまうのがこわいです。
どこまでも甘えてしまいそうだから。
どこかで甘えてはいけないってブレーキをかけておかないと、もうひとりでは生きていけなくなりそうでこわいです。
いつかこんなわたしは見捨てられてしまう気がしてこわいです。
甘えすぎだ、そんなに甘えてばかりじゃいけない、と言われるような気がしてこわいです。
大好きな人が、甘えていいよ、見捨てないよ、と言ってくれます。
それでもこわいんです。
信じたいのに、その言葉を信じられない。
大好きな人を、独占したくて、自分だけを見てもらいたいと思ってしまいます。
わたしは、自分のことしか考えていないんだと思います。
こんなわがままで、さみしがりで甘えんぼの自分が嫌いです。
もうどうしたらいいのかわかりません。
苦しくてたまりません。
自分の気持ちもぜんぶ大好きな人に話しました。
それでも何も変わりません。
わたしはどうしたらいいのでしょうか。
何かアドバイスをお願いします。
カウンセラー
田中三知代
はるさん

このたびは、ご相談をいただきまして、本当にありがとうございます。
カウンセラーの田中三知代と申します。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

はるさんのご相談内容を見せていただいて、
とっても寂しくて、不安な気持ちや、見捨てられてしまったらどうしよう?
と、言う恐れと言う怖い気持ちですね。
そんなようなものが、たくさんになってしまって
とってもとっても苦しい気持ちでおられるのだなぁ・・・・と
とても、胸が痛むような気持ちになりました。

大好きな人に甘えたい。大好きな人を独占したい。
こんな気持ちを持っている自分が、なんだか、すごく、いけないような
と、ご自身でおっしゃってくださっていますが
ずっとずっと、がまんをしてこられたのではないかな・・・
と感じました。いかがですか?

とってもとっても苦しいですね。

実は、私達は、自分が「こんなことをしてはいけない」「こんなことをしたら嫌われ
る」
と、言うものを持てば持つほど、反対に、表面の表現としては
「しっかりもの」のイメージをつくり出してしまいます。
本当の自分は、隠さなくてはいけないものとして扱ってしまうのです。

なので、本当の自分は、すごく寂しがりやさんで甘えん坊なのに
だれにも甘えられなくて、がまんばかりしてしまう。
かえって周りからは、とってもしっかりした人に見られてしまったり
自分が甘えたいのに、なんだか、甘える人ばかりが集まってきてしまったり
一般的にも、そういうことがよく起こります。

そうして、甘えられる人を見つけると、その人に、ベッタリになってしまう・・・
そんな時、「その人にしか」甘えられないんですよね。
と、言うことは、普段、周りの人たちに、どれだけ気を使って
それだけ、しっかりしなきゃと頑張ってて、甘えちゃいけないと
ご自身のことを、抑えておられるということとなります。

頑張っているかた、そうしてとてもやさしい方
周りにきちんと配慮の目を持てる方が、このワナに落ちがちになります。

さて、この原因は、親子関係にあることが多く。
小さい頃に甘えることが許されなかったり、しかられてばかりだったり
もしくは、ご自身の兄弟などに、甘えていて怒られている人が居たのかも
しれません。

どちらにしても、とってもとっても、苦しいことには代わりありませんよね。

でも、まずは、自分の中にある「甘えたいんだ」と言う気持ちを認めて
あげてくださいね。
そうして、その後に、どうしてこんなに甘えたい気持ちがあるんだろう?
と、言うことを見てみていただきたいのです。

もし、解るのだとしたら、
これはいつから持ってる気持ちなんだろう?
だいたい何歳くらいから、私は、寂しくて、誰かに甘えたかったんだろう?
そのときが、解ったとしたら、いったい何があって
誰が関わっていたのだろう?
と考えるヒントになっていきます。

私達の抱える問題は、今現在の問題であるように見えるのですが
実は、過去に、ひどく傷ついた経験を再現しているといわれます。
もしかしたら、はるさんの中には、傷ついた小さな女の子が
うずくまっているのかもしれませんね。

大好きな人が受け入れてくれているのに
甘えることが出来ない自分を、とってもダメだと想っておられないかな?
と、気にかかります。
それを伝えることが出来たはるさんの勇気は素敵だなぁ・・・
と、感じました。

この見捨てられてしまうと言う感覚は
「自分には価値がない」と言う間違った思い込みで「無価値感」と
言われるものでもあります。

無価値感を癒していくには、「与えること」をして行くことが
有効だといわれます。
与えると言っても、がまんをして、何かをするということでなく
犠牲的に成るわけでもなく。大好きな人の笑顔を見たいからと言う
動機から行う行動となります。

大好きな人を笑顔にするには、どうしたらいいんだろう?
と、考えてみることは、とっても有効な自分癒しにもつながります

だけど、とても、しんどくて、とんでもなくそんな気持ちになれない時には
まず、自分の中を癒していく必要があるのかもしれませんね。

一人で取り組むのが、大変であれば。是非、カウンセラーの
力を借りてみてくださいね。
一緒に、幸せに向かうお手伝いをさせていただければ、嬉しいと想います。
また、よろしければ、お電話お待ちしていますね。

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