感情鈍麻

 

相談者名
ゆかり
いつもHP拝見して勉強させてもらっています。どうぞよろしくお願いします。
最近、人に「最近、感情を抑制しすぎて鈍感になってない?」と言われました。
言われるまで全く気が付きませんでした。振り返ると、怒りや悲しみを感じた時、すぐ客観的になったり、別の視点でその事を考えようとする癖がついているように思えます。
思えば、子どもの頃からそういう傾向はありました。私は母曰く「反抗期がなかった」という位
『いい子』でした。逆に妹は感情表現が激しい人で、母とよくケンカし、私は仲裁していました。
感情抑制と関連しているか??ですが、最近、人と自分を比べて無価値感を感じる事があります。この人すごいなーと感じると、すぐ自分を比べて焦燥感が募ります。
自分に足りない事ばかり見えてきて、あれもこれもしなくては!と思うのだけど実際に行動に移せず、成長はできていません。
ありのままでいいんだ、と頭では分かっています。でも、自分で思う『ありのまま』では、ちっとも楽ではない気がしています。自分を過少評価しているから受け入れられないのかも?
自分のネガティブな気持ちに囚われていると、素直な感情表現ができないし、周りの人とのコミュニケーションも、自分色のフィルターがかかってしまったり、受け入れ幅が狭くなっているような感じがします。
もっと楽に生きたい。感情を研磨したい。人の評価をもっと楽に受けとめたい。心のキャパを広げたいです。その為にはどうしたらいいでしょうか?アドバイスよろしくお願いします。
カウンセラー
小川のりこ
#いつもHP拝見して勉強させてもらっています。どうぞよろしくお願いします。
小川のりこといいます。ゆかりさんですね。こちらこそよろしくお願いします。人と比べちゃうことで、焦ったり自分に足りないところをいっぱい責めてし
まうようですね。だけどなかなか行動できない。頭でわかってるのに・・・。
私たちが頭でわかってるのに行動できないときって、こんな感じだと私は
思うんですね。

頭(理性「分かってるのに・・・という部分):
「そっかー、こうすればよかったんだ。そうすればこうなるな。」
こころ(「出来ない・・・の部分):
「冗談じゃないわよ! そんなこと理解したくないし出来ないよ!」

頭では分かってるけど出来ないとき、それは頭とこころが一致していない
ということなんです。
頭は進もうとしてるのに、こころがブレーキをかけているんですね。
頭とこころは一致してこそ人は行動できます。だけどここで一方(ほとんど
がこころですけどね)が「NO!」というと、それはストレスになるんです。だか
ら行動できなくて当然なんですよね。

#最近、人に「最近、感情を抑制しすぎて鈍感になってない?」
この言葉にもこころあたりがあるようですね。

#言われるまで全く気が付きませんでした。振り返ると、怒りや悲し
#みを感じた時、すぐ客観的になったり、別の視点でその事を考えようと
#する癖がついているように思えます。
これが癖になっているようならば、ゆかりさん、随分昔からいろんなことを
我慢してきませんでしたか? たとえばね・・・。
・言いたいことを言わず、周りに合わせてきた
・いい子をずっとしてきた(これは書かれてましたね。)
・嫌われたくなくて言わなかった
・わがままだと思われたくなくて、我慢してた
こんなこと感じてきませんでしたか?

人には喜怒哀楽がありますよね。この喜怒哀楽のバランスを上手にとっ
て、人は生きています。
だけど人が言いたいことを言えず我慢したり、不満を口に出せないとなる
と、言いたい本当の気持ち、「本音」の部分を抑えてしまいます。
本当は「・・・なのに言えない!」
だとすると、その気持ちは潜在意識にぐっと押し込まれてしまうんですね。
抑えこむこころの容量は限界があります。
悲しい・・・けど我慢
苦しい・・・けど我慢
それを続けると、自分の本音を抑えて押し込めて隠してしまうので、
「じゃあ、いったいどうしたいの?」
「じゃあ、どう思ってるの?」
って考えたとき、あまり抑えすぎてしまったために
「あれ? そういえばどう思ってるんだろう・・・」って、
「麻痺」しちゃうんです。
これが、「感情を抑制しすぎて鈍感になる」ということなんです。

いい子でいた・・・ということは、子供ごころに親に迷惑をかけたくな
いと感じることが多くあったんでしょうね。それはいい子でいたかも
しれないですけれど、
「親に心配かけまいとする優しい子供だった。」
ということでもありますから、お母さんやお父さんの大変さを見てて、
少しでも軽減してあげたいというお気持ちからだと思います。
そう考えると、ゆかりさんはいい子だったんですよ。本当に。
そして優しい思いやりのある子供だったんでしょうね。そしてもちろ
ん、今もね。

#もっと楽に生きたい。感情を研磨したい。人の評価をもっと楽に受けと
#めたい。心のキャパを広げたいです。その為にはど
#うしたらいいでしょうか?アドバイスよろしくお願いします。
その上、このような向上心があるのでしたら、いい女間違いなしですね!
まず最初にしていただきたいことは、その我慢を吐き出すことだと思い
ます。今まで思いやりや優しさから言えなかったことや伝えられなかった
自分の本音の部分を、自分のために出してあげることです。
言葉の自己表現ですね。
そのときに泣きたくなるほど悲しくなったり、怒りたくなったりするかもしれ
ません。そういうときのためにカウンセリングはあるんですよ。
親や友人などに迷惑かけちゃうから言えないようなこと。そんな怒りや悲し
み大歓迎です! 迷惑かけまくってください(笑)
ゆかりさんのそんな思いをカウンセラーは聴きたいんです。ゆかりさんの
こころの中の思いを全部吐き出すと考えてくださいね。どう思われますか?
もしよければお電話をくださいね。
たくさん頑張ってきたのですから、これからは楽に自分をすっきりさせて、
その後にゆっくりいい女になっていきましょうね!

この記事を書いたカウンセラー

About Author

アルコール依存症の父からの虐待経験、学生時代のいじめから、恋愛依存、不倫や風俗を経て、自分を抑え付けるような結婚生活後、8年で離婚。その後自分に向き合い、今は穏やかに生きる。 過去のあらゆる経験をもとにして、恋愛関係、家族関係を得意とし、お客様と共に成長するスタイルを取る。