幸せなのに心が冷めていく？

それが不思議なことに、心の中の葛藤が減っていくにつれ、人生の先が見えてきたと言うか、一仕事終えたというか、自分が、とても冷めた気持ちになっていることに気がつきました。

私は、怖がりは怖がりなのですが、いつも何かに情熱を燃やしていて、後先かえりみずにつっ走ってしまうところがあります。それは、音楽であったり文学であったり様々ですが、いつも「これがないと生きてゆけない」とまで思いつめてしまいます。でも、その情熱は長続きせず、長くて三年ほどで冷めてしまうため、何ひとつ身についてはいません。

今までは、情熱に身を任せる感じでその時その時楽しんできたのですが最近ふと冷静になってしまい、「私は、何をしてるんだろう」とか、「どうせこの情熱も数年で冷めてしまうのだから・・・」と、とても冷めた目で自分を見てしまいます。そう考え出すと、「世の中に大切なもの、変わりのないないものなんて何もないな。」「みんな死んで、無くなっていくのだから。」とまで思ってしまうのです。以前は、感傷的になってそう思うこともありましたが、こんなに冷静に普通に、そう考えてしまうのははじめてです。今とても幸せですし、皆に幸せになってほしいと思っています。でももう、何もかもどうでもいいような気もしています。

この状態は、何かの通過点なのですか？それとも、私の限界なのでしょうか？何か、言葉をいただきたいです。よろしくお願いいたします。

こちらこそ、はじめまして。
田村と申します。
よろしくお願いいたします。

> 心理学には興味があり、いつも「自分は何を考えているのか」を気にしながら
> 生活しています。自己嫌悪で一杯だった１０代・２０代に比べて、今は少しは
> 自分を好きになったと思っています。

それはすばらしい！

たくさんのことを乗り越えられたり、癒されたりされたのでしょうか？

素敵なことですね！

> 私の性格を一言で言いますと、とにかくひどい怖がりで、幼い頃から意味の
> ない不安や恐れで眠れないことがよくありました。それも結婚してからは、
> 毎晩安心して眠れるようになり、今とても穏やかな毎日を過ごしていると思います。

ご主人が守ってくれるような感じでしょうか？
本当に、お幸せなんですね。

> それが不思議なことに、心の中の葛藤が減っていくにつれ、人生の先が見えて
> きたと言うか、一仕事終えたというか、自分が、とても冷めた気持ちになっ
> ていることに気がつきました。
>
> 私は、怖がりは怖がりなのですが、いつも何かに情熱を燃やしていて、後先
> かえりみずにつっ走ってしまうところがあります。それは、音楽であったり
> 文学であったり様々ですが、いつも「これがないと生きてゆけない」とまで
> 思いつめてしまいます。でも、その情熱は長続きせず、長くて三年ほどで冷
> めてしまうため、何ひとつ身についてはいません。
>
> 今までは、情熱に身を任せる感じでその時その時楽しんできたのですが最近
> ふと冷静になってしまい、「私は、何をしてるんだろう」とか、
>「どうせこの情熱も数年で冷めてしまうのだから・・・」と、とても冷めた目
> で自分を見てしまいます。そう考え出すと、「世の中に大切なもの、変わり
> のないないものなんて何もないな。」「みんな死んで、無くなっていくのだ
> から。」とまで思ってしまうのです。以前は、感傷的になってそう思うこと
> もありましたが、こんなに冷静に普通に、そう考えてしまうのははじめてです。
> 今とても幸せですし、皆に幸せになってほしいと思っています。でももう、
> 何もかもどうでもいいような気もしています。
>
> この状態は、何かの通過点なのですか？
>それとも、私の限界なのでしょうか？何か、言葉をいただきたいです。
>よろしくお願いいたします。
>

わかりました。

厳密にいうと、限界と通過点、両方だとは思います。

「さめた気持ち」の裏側には、一般的には三通りあると思います。

ひとつは、これ以上、幸せになるのが怖くて、自分で自分の喜びの
感情や、熱を帯びてくる感じに、冷水を浴びせかけてしまうような
感じ。これ以上、幸せを感じたとしたら、のめりこんでしまって、
もう、戻れなくなる、と思ってしまうような感じです。

もうひとつは、今の幸せに飽きてしまい、楽しめなくなってしまった
ような感じ。

最後は、どこかで、今の状況が幸せだと自分を無理やり納得させている
とき。

この三つの感覚はリンクしていて、どれかひとつ、ということはないよう
です。

僕はこのさめた感じというのはずいぶん研究しました。。。

多くの場合、このさめた感じというのが強まれば強まるほど、
幸せなはずなのに、それに満足していない自分というのに大して、
たとえばあなたの場合なら、ご主人に対して罪悪感を感じてしまったり
することもあるかもしれません。

そして、これも一般論ですが、情熱家さんはネガティブな部分では、
とても怖がりさんでもあります。

情熱家さんは、わくわくどきどきした感じが大好きです。

怖い！という感じと、わくわくどきどきした感じと、エネルギーは同じ
ですから、わくわくどきどきが強まりすぎると、怖くて仕方ないような
感じになってしまうんですね。

あなたにとって、幸せを感じれば感じるほど、それがほしかった、そして
それを手に入れるために努力した度合いだけ、今は手に入れた喜びと
同時に、あの、「わくわくどきどき」が失われて、つまらなくなってしまった
側面の、二つがあるのかもしれません。

これは推測ですが、あなたがあんなに嫌いだった不安感が無くなった度合い
だけ、あなたの情熱もなんだか冷めていくほうへ流れていってしまっている
のかもしれません。

もし、今のあなたに必要なものがあるとしたら、それは、

「今以上にもっともっと幸せになったとしたら？」

という、ご自分への問いかけかもしれません。

僕たちは自立していた度合いだけ、幸せが手に入ったら、それ以上を望まず、
「もう十分です」と謙虚になってしまいます。

もしかしたら、あなたにこの「もう十分です」と言っている自分がいたとしたら、
それが「今の」あなたの限界になるのかもしれません。

あなたにとって、そうではなくて、「今以上」を望んでいくことが、
あなたの人生をよりエキサイティングに変えてくれるきっかけになるような
気がします。
そうすれば、この「さめた気持ち」が通過点となって、あなたをより幸せに
してくれることでしょう。

僕たちカウンセリングサービスのカウンセラーはみんな、幸せを追いかけ続ける
チャレンジャーです。

今以上に、もっともっと幸せになっていきましょう！！

ご相談ありがとうございました。