相談者名 | ゆう |
進路について非常に悩んでいます。 自分がこの先どうすればいいのか、どうしようもない状態です。 私は現在21で、今年から大学生になります。 1つの志望校のために受験勉強してきました。 しかし、3浪目の今年も第一志望校には手が届きませんでした。 私は社会のあり方に疑問を持っていました。世の中に社会問題について発信したいと思いました。(ただ、私は神経質なのでプライバシーを害される可能性のあることはしたくないので、本を出すくらいしか仕事が浮かびません) 受験勉強に専念しすぎてしまい、心身のバランスが崩れ、あろうことか、今年日大の文系に進むことになっています。 過程がどうであれ、結果が全てです・・・ いくら社会問題のことを考えた、国立受験できちんと勉強してきたからといって、スキルが身についているわけでもなく、私には何も残っていません。OBやOGを考えても出身大学はとても重要だと思っています。 これからの身の振り方ですが、 もう1年、浪人してMARCH以上の大学に入る、あるいは大学生活を犠牲にすること覚悟で、来年のもしもを考えて仮面浪人してMARCH以上を目指す、もしくは このまま日大に通いとにかく前に進む。 もう就職では年齢などからまともに雇ってもらえない、(民間に就職したかったです)特に女で、その学歴。生きる気力を失ってしまいました。 就職のためにやってきたのではありませんが、プライベートも仕事も充実させ、その先に社会への発信がある…。 いい大学に行き、それを活用すれば今後も可能性を広げやすいのは事実だと思います。しかし女ですし、4浪なんてして MARCHレベルの大学に入って、就職でもこの先の人生でもどうなるかわかりません。 年齢と学歴、どちらが後々自分を追い詰めるか… 一方で若いうちにしかできないこともあります ・・・青春時代にできなかったことは一生後悔することになります。大学時代の交友関係は一生ものですし、大学生活を充実させたいと思っていましたが…どうやって人生を取り戻すか、どうすれば未来の自分のためになるのか、贅沢な願いですが、結婚して、子供を産んで、なんらかの仕事をしながら効率的で充実した人生を送りたいと考えています。 ご意見 アドバイスをどうか、ください お願いします。 | |
カウンセラー | 小倉健太郎 |
ゆうさん、はじめまして。 担当をさせて頂きます、小倉と申します。どうぞ、よろしくお願い致します。 「ゆうさん、お疲れ様。」 文章を読ませて頂いて、私は、まずはこの言葉を、ゆうさんに言ってあげたいなと思いました。 結果が全てと言いますが、ゆうさんは、本当によく頑張ったんだと思います。それは紛れも無い事実ですよね? 1つの志望校の為に、3年間も頑張るなんて、そんな事、男だってなかなか出来ることじゃないと思います。 なのにゆうさんは、心身のバランスを崩しながらも頑張り抜いたんですよね?そして、それでも尚ゆうさんは、MARCH以上の大学に入る為、大学生活を犠牲にすることを覚悟で、仮面浪人してまでも、頑張るかどうか考えているんですよね? もし私がゆうさんのコーチなら、まずは、今のゆうさんにバスタオルを持っていって、「お疲れ様。」と言って、そのタオルで包んであげたいぐらいの気持ちです。 それから、「もういい、もういいから休め。お前はよく頑張った。コーチの俺は、お前のような教え子を持って、本当に満足だ。君を誇りに思うよ。もういいんだ。ありがとう。よく頑張った。」って言ってあげたいです。 もちろん、今回の事であれば、志望大学には合格てして欲しかったとは思います。挫折よりも、成功を勝ち取って欲しいですし、人は誰でも、苦しんだり、挫折して暗い毎日を送る為に生まれてきているのではなく、何かしらに成功し、幸せになる為に生まれてきているんだと思います。 けれども、大学だけに限らないと思いますが、素晴らしい何かにチャレンジすれば、当然失敗や挫折は有り得るんですよね。 そして、その挫折は、若いゆうさんにとっては、あまりにも大きな挫折だったんだと思います。 けれども、ここからが本当に大事な事なのですが、ゆうさんは、第一志望の大学に入ることで、どんな栄光、どんな未来を描きましたか? 世の中の社会問題について、本などを出版しながら、自分の考えを発信していく、文化人的なゆうさんでしょうか? そして、結婚して、子供を産んで、社会貢献も果たして、多くの人から尊敬されているゆうさんでしょうか? 想像すると、それはとてもキラキラと輝いていて、素晴らしい未来のような気がします。 そして、私は、そんなゆうさんが見たいです! どうかどうか、第一志望の大学にこれから先入り直すことになっても、あきらめたとしても、その先に待っていると予想していた、輝かしい未来は、あきらめないで下さいね! どこの大学に行くのか、どんな肩書きを持っているのか、私個人の意見としましては、長い目で見れば、それはどちらでもいいような気がします。 また、インターネットで日大OBにどんな人がいるのか調べますと、かなりたくさんの有名人、著名人の名前が見つかったりしますよ。 そして、肩書きと言うのは、何も出身大学の名前だけでなく、立派な職業や役職の名前も肩書きになりますし、何かのコンテストで優勝したとか、そんな事も肩書きになったりしますよね?必要であれば、後から手に入れる事は、どれだけでも可能な気もします。 それに、本当に一流の人になってくると、肩書きはあまり必要無くなってくるような気もしますが。。。 けれども、ゆうさんにとって、志望大学の肩書きが何か深い意味をもっていらっしゃるのであれば、私は、いっそ大学ではなく、志望大学院を見つけて、そこを目指されたらどうだろうと思うのですが、いかがでしょうか? 日本では、一般的に学歴と言うと、最終学歴の事を言ったりするんですよね。 そうすると、どんな高校、どんな大学を出ていても、最終的に「大学院」を出ていれば、その人は、「○○大学院卒」と扱われたりする訳です。 せっかく日大に入れたんですから、日大生としての毎日を仮面浪人するよりは、日々を充実させて、その先にやっぱり肩書きが必要であると思ったのであれば、大学院を考えたほうが、大学生の毎日も有意義過ごせていいかなと思ったからです。 ゆうさん、日大に入学さられたら、いろいろな人に会って、お話を聞くといいと思いますよ。 思いのほか、様々な人がいて、驚くのではないかと思います。 ゆうさんのように、多浪した人だけでなく、一度社会に出たけど、大学に入り直して学んでいる人や、定年退職してから入学する人なんかにも会えるかもしれません。 そして、そんな人が、どうしてそんな事をしているのか、いろいろとお話を聞いていると、人生って本当にいろいろなんだなと感じて、いい刺激になるかもしれません。 ゆうさんは、まだお若いと思います。それは将来に希望があるといういい意味でもありますし、そして、まだまだ社会を知らないという悪い意味でもお若いと言えると思います。だからこれから、いろんな人と関って、いろいろな人生があることを知り、その中から、自分に本当にあった未来を、もう一回描き直してみて欲しいのです。 大学というのは、そもそも、就職の為や、肩書きの為でなく、大学生活そのものに価値があり、学ぶことだけでなく、楽しみや、驚きもたくさんあると思いますよ。 まずは、ゆうさんが第一志望で無いにしても、日大に進まれたこと。 私は、それは、正解だったと思います。そして、その一歩は、とても偉大な一歩だったと思います。 本当に苦しい3年間を過ごされましたが、事実を客観的に見れば、ゆうさんはまだ21歳。 何か新しいことを始めて、成功するにしても、恋をして、素敵な恋愛の後に結婚することも、決して遅くは無いと思いますし、そんな若い頃から、そんなにしっかりと将来を考えられるゆうさんは、むしろしっかり者な気もします。 その若さでこれだけの挫折を味わうことは、とても辛い事だったと思いますが、私は、そちらの方が、長い目で見たときに、良かったと思えるような気がしてなりません。 そして、まずはこの3年間のゆうさんにお疲れ様と言って、大学生活を楽しんで欲しい。 ゆううさんの進路については、そんなに急いで今決めてしまうのではなく、大学生活を楽しみながら、ゆっくりと見つけていこうというぐらいのスタンスでいいのではないかと、私は思いますよ。 ゆうさんの輝かしい未来をお祈りしていますね。 何かしらの参考になりましたら、幸いです。 |