相談者名 | れん |
こんにちわ。私は今、初めて正社員として働いています 中学を卒業し高校には行ったものの、たった3日で行かなくなり一か月後に工場に勤め始め、それからいくつかバイト先も変わりましたが13年間フリーターでやってきました。 そして去年28の時結婚し、将来を真剣に考えるに当たって正社員で働くことを決意しました。正社員だと色々と金銭面でも良いし、子供が出来た時でも社会保険であれば助成金などもおりると聞きました。しかし「年をとっても体を動かし続ける工場で働くのもしんどいかも」と思い、手に職を付ける為に職業訓練校に通いました。 pcを使って絵を描いたりデザインをするのは好きだったので、どうせなら自分の得意分野で勝負したいと思いwebクリエーター科に通ってスキルを学びました。そして晴れてwebデザイナーとして就職出来た先は家からも近いし、何通も応募した中でたったひとつ採用が出た会社でした。 ですが入ってみると、webデザイナーとは言ってもECサイトを運営する会社で、わずか4人の少人数で回しており、気温38度の倉庫でのピッキング作業。顧客対応、クレーム処理。webデザイナーとして雇われましたが試用期間中に作成した広告等のデザインで判断され「まだ未熟なのでデザイン業務以外でなら会社側も受け入れます。」との事で正式雇用に。その時はもう後にも先にも無い私は、正規で雇ってくれることを願ってたので嬉しかったのですが甘い業務ではありませんでした。 上司には2度目のミスでは偉く怒られ、一度言った事を聞くとキツい口調で「前言いましたよね!?」と言われ、わからない事があって聞いてるのに「今、手が離せない!」と放置されることもありバイトとの差を痛い程感じています。 第一に社員になる事が目的だったのから、どんな業務であれ雇ってくれた会社には感謝してますが、最近辞める事ばかり考え、週末のせっかくの休みも仕事の事で頭がいっぱいで「行きたくないなぁ」と心で叫んでいます。毎日楽しく過ごしたいのに頭では仕事の事ばっかり。ですがたまに仕事で褒めてもらったり上手く行くと、立ち直ります。嬉しいです。仕事を頑張って続けている自分で居たいのですが、いつか自分が爆発しそうで、高校の時みたいにすぐ辞める自分がでてくるのが怖いです。ストレスを感じずに休日は仕事の事は忘れたい。また、私がこの会社で働き続けるコツなどあるのでしょうか。 | |
カウンセラー | 小倉健太郎 |
れんさん、はじめまして。 担当をさせて頂きます、小倉と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。 れんさんは、13年間もフリーターをしていたのに、そこから資格もとり、正社員にもなれたなんて、本当にバイタリティあふれる頑張り屋さんなのですね。 高校を3日で行かなくなったことについて、文章の最初と最後に2度書かれていますが、その経験はれんさんにとってそれほど悔しく、心残りな出来事だったかもしれませんが、逆にその経験があってこそ、今のように困難にあっても逃げず、なんとか立ちむかっていこうとする心の姿勢につながってるのかもしれないなと思いました。 けれども、そんな風に頑張ることによって、よりよい状況になれたのに、せっかく入社した会社の仕事がそんなにもストレスになってしまっていては、大切な奥様との結婚生活も楽しめなくなってしまい、何の為に頑張ったのか分からなくなってしまいますよね。 少なくとも、こんなにもまじめに一生懸命頑張ってきたれんさんが、そんなに辛い目にあってしまうのは、とても理不尽なことだと思いましたので、なんとか今の職場でも、もっとリラックスしながら働くことが出来るようになり、家族の時間も大切に出来るようになってもらう方法を考えたいなと思いました。 れんさんは、そんな風になるのにふさわしい、素晴らしい人物だと思います。 まず、もう一度思い浮かべて頂きたいことがあるのですが、13年間もフリーターをしてきたのに、資格も取り、正社員になるまで頑張れたのは、一体どんな理由からだったのでしょうか? もちろん、工場での仕事が体力的にきつい、金銭面で不利という理由はあったかもしれませんが、他にも、奥様やこれから生まれてくるお子様に対する愛情が芽生えたからではないですか? 世の中で偉いとか、立派とか言われている人達は、普通の人が大変だと思う事、辛いなと思う事からも逃げずに、みんなの役に立つような事をしているから、尊敬されていたりするのではないかと思うのですね。 れんさんは、今のきつい状況に対して前向きに頑張っているご自身を誇りに思えていますか? それから、れんさんが今、休日も仕事を忘れられなっている程ストレスが溜まっているのは、気温38度の倉庫でのピッキング作業、顧客対応、クレーム処理や、デザインの仕事が出来ないからという理由もあるかもしれませんが、一番大きな理由は、上司がきつく叱ってくるからではないでしょうか? きつく叱られるというのは、自分を否定された気分になって、どんな肉体的にきつい仕事より、きついですよね。何より、肉体的なしんどさと違って、れんさん自身も書いてくれたとおり、終わってもそのしんどさが抜けないんですよね。 しかしながら、どんな言い方であれ、見込みの無い人や、一度落ち込んだら立ち直れないなと思われるような人には、どんなに仕事が出来ていなくても、きつく叱ったりは出来ないと思うのですね。 そこには、れんさんに対する期待や、これからこの会社で活躍できるようになって欲しい、偉くなって欲しい、立派になって欲しいという思いが込められているからだと思います。 れんさんが今立たされている状況は、れんさんがこれからもっともっと大きな人物になる為の一つの試練のようなものではないかと思います。 しかしながら、心のストレスを抱えたままでは、精神的に参ってしまいますから、それはなんとか軽くしなければいけませんね。 では、その為にはどうしたらいいかについてですが、れんさんが今どんなストレスを抱えているのか、奥様には話をされていますか? 上司にきつく叱られたとき、どんな気持ちになりましたか?もし、それを奥様に話していないのであれば、話して欲しいのです。 もしかしたられんさんは、そんな事を話すと、奥さんに情けない男だと思われるのではないかとか、奥さんからも叱られるのではないかとか、そんな事を考えてしまうかもしれません。 でも、奥さんとれんさんは、一蓮托生の夫婦になったのですから、れんさんがそんな状況で頑張っている事を打ち明けたら、自分の事を信用して頼りにしてくれるんだなと思ったり、家族のために頑張ってくれているんだなと思って、愛しく思ってくれると思いますよ。 夫婦というのは、どちらかがきついとき、ピンチのときに2人で一緒に乗り越えて行けるところが素晴らしいところであり、そんな事をしていくたびに、夫婦の絆というのも強まっていくものでは無いのかなと思います。 つまり、見方を変えれば、今のきつい状況は、夫婦の絆を深めるチャンスと言えるかもしれません。 そして、夫婦の絆が強まれば、状況が同じでも心のストレスが減り、ストレスが減った分仕事もより出来るようになり、れんさんはますます出世していくのではないかと思いますよ。 れんさんが今のストレスを上手に解消できるようになり、益々すばらしい夫婦になっていく事をお祈りしていますね。 何かしらの参考になりましたら幸いです。 |