具合が悪い時に限ってけんかになります

彼の理想の結婚生活が叶わないのはすべて私のせいで、それは母親にだだをこねる子供のようです。 夫に取って大事なのは私よりも自分の仕事、自分の家族、自分の評判、自分の信じているものがすべてで、色んな意味で違う私にどんどん苛立ちを溜めているようです。あなたの理想にはなれない、他の人を選んだら？というと、今度は鳴き声で嫌だというのです。これはもう何十回も繰り返しています。彼のヒステリーはパターンがあったので、カウンセリングで良くなるかもしれないと思って、お互いカウンセリングを受けながら去年は待っていたのですが、あまり変わったようには思えず、相変わらず私が弱っている時に昔から溜めて来た怒りを私にぶちまけられます。
私はもっと待つべきでしょうか。手術後体力がまだなく、自分を守るために言葉を尽くすのも限界に来ました。
私は、ベッキーの不倫騒動のように自分が悪い子なのではないか、だから幸せな結婚とはかけ離れた選択をしたのではないか、とすら思えます。全く惨めな気持ちで居ると、今度はめちゃくちゃ優しくしてくれても単純に喜べないのです。
よろしくお願いします。

手術をなさったのですね？
術後の体調はいかがでしょうか？
落ち着かれましたか？

その手術が不妊治療にかかわることなのかどうかはわかりませんが、
まだ体力が回復されていないとのこと、
その上、ご主人のことで精神的負担もあるのですから
大変な毎日をお過ごしのことと思います。
早く元気になれるといいですね。

＞私はもっと待つべきでしょうか？

いいえ、まず何よりも大事なのは
ゆうぐれなさんが自分自身を守ることだと思います。

最優先されるべきは、
ゆぐれなさんの「安心と安全」であるということを
胸に刻んでほしいと思います。

その上で、
余裕があるなら待ってあげてもかまいません。
助けてあげてもかまいません。

でも、優先順位だけは絶対に間違えないでくださいね。

それでは、ご主人のことを少しひも解いてみましょうか。

「逆ギレをする」
「ヒステリーを起こす」

その一方で
「他人の前では天使のようにふるまう」
「ご両親も「あんないい人はいない」と信じている」

すごく二面性を感じますよね。

一般的に、ヒステリーを起こすとか爆発するタイプの人は
普段の生活の中で常に我慢していることが多いです。
意識的にか、無意識的にかは人にもよるのでわかりませんが・・・。

あるいは、「いい人を演じている」と表現しても良いかもしれません。
毎日ムリを重ねているので、時々ストレスがいっぱいいっぱいに
なる瞬間がやってくるのです。
そして定期的にガス抜きのように爆発するのです。

ご主人は自分の仕事、家族、評判などをとても気にして
天使のようにふるまっているのですから、
自分の家族といても、会社にいても、友人と一緒にいても
「気が休まらない」というのは想像していただけるのではないかと思います。

この「常にいい人でいる」ということのストレスはとてつもなく大きいのです。
そのために、そういった人はアンダーグラウンドを求めると言われています。
アンダーグラウンドとは、裏社会とか非合法なんて訳もある通り
人にお見せできない、公にしずらい世界のことです。

例えば、ギャンブル依存などの依存症
例えば、不倫のように法に触れるもの
例えば、ＤＶのように社会的に許されないことなど

そんな誰にも見せられない裏の「悪い人」の一面を持つことで
表の「超いい人」とのバランスを取ろうとするようです。

ベッキーさんも、お仕事柄、常に人の視線を気にして
また求められるイメージを崩さないようにと
生活することは苦しかったのかもしれませんね。
だからこそ、不倫というアンダーグラウンドの世界に
惹かれてしまったのかもしれません・・・。

話しが脱線しました。
元に戻します。

つまり・・・。
鬼の形相のご主人は
ご主人にとって、他の誰にも見せられない
アンダーグラウンドの住人と言えそうです。
唯一、我慢しなくていい自分なのかもしれません。

それをゆうぐれなさんに見せるということは、
それだけ、ゆうぐれなさんを信頼している
そして、心を許しているという見方もできるのです。

とはいえ、こんな信頼され方は
ちっともうれしくないですよね。
ご主人の表現方法は間違っていると
言いたくもなりますよね。

また、ゆうぐれなさんが具合が悪いときに限って
けんかになるとのこと。
それは、とてもつらいですよね。

ただ、以前に末期的な病気の方とお付き合いがあったようなので
もしかしたら具合の悪いゆうぐれなさんと見ていると
昔のことを思いだしてしまうという一面もあるのかもしれませんね。

その当時の自分を責めている気持ちと
今現在、男性不妊の件で自分を責めている気持ちが重なり
苦しくなるのかもしれません。

あまりにも自分を責めている人は、逆に周りの人を責めて
「俺は悪くない」と証明したいがために攻撃に転じることがあるのです。
自分で自分を追い詰めて「窮鼠（きゅうそ）猫を噛む」という感じでしょうか？

そして一つだけ、気になることがあります。
もしも・・・なのですが、
ゆぐれなさんが弱っているところを意図的に狙って
攻撃に出ているのだとしたらちょっと心配です。

杞憂であってほしいと思いますが、
手を挙げられたことはありませんよね？

「威圧的な態度をとったあとに、優しく接する。
謝る・泣くなど弱いところを見せる」

こんな風にして相手をコントロールしようとするのは
ＤＶの方によくある行動バターンのように感じます。

現段階ではアンダーグラウンドを必要としている状況の
ご主人ですので、その点だけは十分に注意してください。
言葉だけであったとしても、モラハラということもありますからね。

何よりもまず、ご自身の身の安全を確保して
必要があれば、迷わず逃げる。
距離を取る。

どうぞ覚えておいてくださいね。

このアドバイスが
「考えすぎですよ～」と笑い話になることを願っています。

そして、最後にとても大事なことをお伝えしますよ？
ゆうぐれなさんはけっして悪い子ではありません。
ずっとずっと、ひとりでがんばってきましたね。

ご両親ですらご主人は「いい人だ」と信じていたくらいですから
相談できる人もいなかったのではないでしょうか？

そのうえ、つらい不妊治療も３年も続けてきたのです。
心も身体もへとへとですよね。
もう十分にがんばりましたよ。

少しゆっくり休む時間を取れるといいですね。
よろしければ、カウンセリングを使われるのも
いいかもしれませんね。
初回は無料で電話カウンセリングをご用意しておりますので
検討してみてくださいね。

ゆぐれなさんが笑顔で毎日を過ごせるよう
お祈りしています。
幸せになってくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

中村友美