相談者名 | こじ |
これが、私の我侭だと言うことは承知の上です。 どうか、相談させていただけませんか。 主人のことです。 こちらから連絡をとろうとしても、返信もかけ直しもなしです。 どうにか改善して欲しくて、自分の気持ちとともにこの事を訴えた時もありました。 本当は私は、毎日ではなくとも、夕食時には家族揃って晩ご飯を囲むような、 ここまで書いてなお、自分の思い通りに彼をコントロールしようとしている自分を感じます。 | |
カウンセラー | 嶽きよみ |
こじさん、はじめまして。 今回担当させていただきます、嶽きよみ と申します。 ご相談いただきありがとうございます。 こじさんのごメールを読ませていただいて まず感じたのは、こじさんは、こうやって、今の彼をそのまま受け入れられないご自分のことを、ずっと責めて来られたのではないかなぁということでした。 >これが、私の我侭だと言うことは承知の上です。 >受け入れられない、どんと構えていられない、 >ここまで書いてなお、自分の思い通りに彼をコントロールしようとしている自分を感じます。 まるで、こじさんが ご自分の罪を告白してくださっているような感じですね。 確かに、彼を愛しているなら そんなことくらい慣れて、彼をそのまんま受け入れてあげればいいじゃないか。 頭で考えれば 確かにそうかもしれません。 でも、 出来ないんですよね。 >日をまたぐほど帰りが遅くなるときには連絡をして欲しいのに、 こじさんにとっては、ごく当たり前にできることを、彼が何度言ってもしてくれないんですものね。 そして、それを言うたびに、彼が怒ったりするなら、感情を外に出すことも出来ず、それを自分に向けて、自分を責めることで無理矢理に処理しようとしてこられたのかもしれませんよね。 まずは、それが論理的に考えて どんなに 我侭な気持ちだったとしても、感じるのが辛い感情だったとしても、こじさんの心に生まれてくる感情を、そのまんま認めてあげてもらいたいな、と思うんですね。 そして、感情というのは、それがどんなものでも、こじさんのために生まれてくる、こじさんになにかを伝えるために生まれてくる、と考えてみてもらいたいなと思うんです。 そういう見方をしてみると、今回のご相談のメールで、私が一番気になった部分は >なんだか大切にされていないようで悲しくなります。 というところでした。 なぜかというと、 こじさんが彼に求めている たった一言の返信や連絡というものは、こじさんにとっては、きっとものすごく大きな意味をもつことなのではないかと思うんですね。 つまり、こじさんの心の中では、「彼が連絡をくれない」ということの意味が、ただそれだけの意味ではなく、 「私が大切だと思っていることを彼が大切にしてくれない=彼が私を大切にしていない」 という方程式に変換されて、ものすごく傷ついてしまったり、強い反応が出てしまうのではないかと思ったのですが、いかがでしょうか。 もちろん、自分が苦手なことでも、相手のために それを努力して直そうとしたり、変えようと思うことは愛情に他ならないことかもしれません。 でも、もしもこじさんが、いつのまにか、「彼が連絡をくれるようになること=彼が私を大切にしていること」という自分のルールのようなものを 知らず知らずのうちに作ってしまい、それに執着してしまったとしたらどうでしょうか。 もしかしたら、その行動以外で、彼がこじさんを大切にしてくれていることには気付きにくくなってしまうかもしれません。 また、パートナーシップでは、とても不思議なことなのですが、「これさえやってくれれば***」ということに拘っている間は、相手は、まるで意地悪でもしているのかと思うくらい、それだけはちっともやってくれず、 それは、大抵の人は、相手にコントロールされることに嫌な感情を感じるので、相手がコントロールしようとしているか否かにかかわらず、コントロールされ それと、必ずしもご主人がそうかどうかはわかりませんが、「常に遅刻をする人」というのは、自分の中の罪悪感が強い人である場合が少なくありません。 罪悪感というのは、自分は罰を与えられるべき人間だ、という観念を作り出しますので、罰を与えられるようなことを無意識のうちにやってしまったりするんですね。 たとえば、遅刻の例で言いますと、遅刻をすると叱られますよね。 例えば彼の中に、そんな感じの罪悪感が強くあると仮定すると、こういうストーリーが繰り返される可能性が出てきます。 >日をまたぐほど帰りが遅くなるときには連絡をして欲しいのに、 罪悪感が、彼自身が罰せられる行動を起こします(つまり、この場合は連絡を入れないということですね)。 いずれにしても、彼をすぐに変えるということは、こじさんもお気づきかと思いますが、難しいですし、時間がかかるのではないかと思うんですね。 それよりもむしろ、こじさんが感じたい感情、つまり「大切にされている」とか「愛されている」などの感情を感じるポイントを今よりも広げてみることや、 今はとても苦しいと思いますが、もしよかったらトライしてみてください。 それでもうまく行かなかったり、難しかったりしたら、初回無料やボランティアカウンセリングなどもありますので、またご相談くださいね。 こじさんの笑顔がたくさん戻ってきますように。 嶽きよみ |