相談者名 | マヤ |
30歳女性、夫の仕事を手伝いながらアルバイトをしています。 結婚して3年になる夫についての相談です。夫は、私が本当に嫌がることや気にしていることを分かっていてわざとします。私が気にしていること(脳に障害があること、運動音痴なこと、社会にうまく溶け込めず、変わり者扱いされてしまうこと、物事の捉え方が独特で他人と違うこと、性格が暗いことetc…)と似た芸能人や小説の登場人物などを指しては『あっ君がいる』『この主人公が君とそっくり』と言っては笑います。 「そういう風に言うのをやめてほしい」と伝えると、『君が自分を分かっていないから、俺が教えてあげているんだ』と言います。確かに、私は上記のことがコンプレックスで、それを克服しようとして無理して社会に出ようとしたり(就職経験が一回もありません)、出来ないことを隠したがるところがあります。そうしてアルバイトでミスしたり怒られては落ち込んで帰ってきて泣いたりします。夫は、『早く普通になるのはあきらめて君らしく生きてほしいから言うんだ』と言いますが、私は自分で変わった人間であるという自覚はないし、大抵似ていると言われるのは、良くも悪くもはみだしもの、笑われる存在だったりするので余計に落ち込みます。どうも夫にそういうキャラであるというレッテルを貼られている気がしてなりません。夫に愛情があるのか、バカにされているのかどちらかわかりません。 また、私には暴力による虐待の過去があるのですが、夫はそれを知っていてわざとふざけて私を蹴ったり殴ったりするフリをしてきます。私は思い出がよみがえり本気で怯えているのに、嫌がれば嫌がるほどエスカレートします。そして我慢が限界になり、ヒステリックに「もうやめて!!」と大声で叫ぶと『つまんない奴だな。こんな冗談も通じないなんて。』とふて腐れてどこかへ行ってしまいます。 私からの愛情が足りていないのでしょうか。どういう風に接すれば夫とにこやかな関係でいられるでしょうか。私と夫は性格などは正反対ですが、夫には尊敬するところがいっぱいあります。出来れば、嫌な気分を味わうことなく楽しく一緒にいたいのですが……。 | |
カウンセラー | 赤松わこ |
マヤさん初めまして、ご相談ありがとうございます。 担当させて頂きます、赤松わこと申します。 どうぞよろしくお願いいたします。結婚されて3年とのことでしたが、マヤさんがこうして 「カウンセリングに相談しよう」と思われるほど、悩んで おられるなんて、ご主人は夢にも思っておられない筈ですよ。 なぜかと言うと、ご主人からしたら一連の行動は、【愛情表現】 だからなんです。 まず!結論から申し上げますね。 そう言われても「そうなんだ~」と、簡単には喜べないですよね。 人には誰にでもコンプレックスはあります。(勿論私もありますよ) 誰でも出来ないこと、足りていないと思う部分、もっと優れていたらと 出来ないことが出来るようになれば、誰だって嬉しいですね。 ご主人だってそうなんです。マヤさんの悪い所を責めているのでは >『早く普通になるのはあきらめて君らしく生きてほしいから言うんだ』 この言葉を、マヤさんは「自分を馬鹿にしているんだ」と言う風に、 ご主人は気持ちはとっても愛にあふれているんだけれども、決定的に 男性の中には(かなりの数)、自分の大切な人や、愛している人に対して、 男性と女性では、考え方や感じ方、表現や行動が根本的に違うんですね。 ご主人もそのパターンの持ち主だと私は思います。 気持ちは愛情に溢れているのに、困ったことに伝え方が、受け取り手に ご主人は、マヤさんが気にして何とかしようと頑張っては、上手く だからこそ!「どうしてマヤは僕が言ってることを、素直に受け取って 「いつまでも気にしていないで、もっと楽になって欲しいのにな・・・」 ご主人にしてみれば、「僕から見たら全く問題ない!今の君で十分だ」 マヤさんが、ずっと気にして生きてこられたコンプレックスを、 ご主人からしたら、マヤさんが抱えている幾つものコンプレックスは、 ただマヤさんにも分かりやすい、伝わりやすい言い方で、言ってくれれば マヤさんご自身が、自分を責めたり、嫌ったり、否定したりしていると、 確かにご主人の言い方や接し方にも、問題はありますが、その裏にある コンプレックスは『克服する』よりも、『認める』ことが必要です。 マヤさんの一部分にしか過ぎないし、悪いものでもないんですよ^^ 【誰かに言われて傷つく言葉は、自分自身が自分に言っている言葉だから】 私たちが、カウンセリングでよくお伝えする言葉なんですが、 ご主人の対応についても、こう言うタイプはコツがあるんですね。 1日も早く、お2人が幸せを感じられる、にこやかな家庭になるよう、 |