これからの道・・

相談者名
ポロ
私は27歳のポロ。旦那は長男32歳。子なし。私が19歳の時にお付き合いを始め、途中、旦那の仕事がうまく行かず、旦那の父が働いている地元の会社に転職し、まもなくプロポーズされ私が23歳で結婚しました。大きな問題もなく至った結婚で、すべてに前向きでした。私があれ?と感じることができたのは今から1年半前のことでした。とても絶望的な感覚でした。
いわゆる都会から田舎へ嫁いだわけで、ほとんどが今までの生活より暗くなったことは事実でした。慣れない車生活。二人で楽しむことができない閉鎖的空間など。それから旦那と話合ったり、私は仕事をやめ、体調を崩し実家へ帰り、半年別居、友達に相談しカウンセリングに行き苦しい時間を過ごしました。今は自宅へ戻り一ヶ月が経ちますが離婚したっていい、なるようになる、そして環境の問題だけではなく夫婦の問題として向き合うべきと思えたからです。納得いかない環境や地元や会社の愚痴をぽんぽん言える旦那を受け入れ1人で抱え込んでいました。また自分でもどうすることもできないその環境に身をおいている嫌な感じにも今も悩んでいます。感受性はどうにもなりません。今は無理のない生活を心がけています。しかし、このまま何の将来のビジョンもないまま夫婦生活を続けて行くのはつらいですし、苦しかった期間が長かった分、先がもちません。思い返してみると、旦那と付き合っていたころは、ほとんどを都会へ過ごし、また、何かをしてあげることで嬉しいや楽しいを実感していたようなきがします。環境が変わり、自分が楽しくなく思うようにできなくなってしまった。何か過去のことが気持ちを落ち着かせてくれればいいのですが、恋愛経験も少なく、私の今までの人生はわりと我慢と忍耐、誰かの期待にそうようなものでしたので、ますます、このままでは嫌だという気持ちが大きいように思います。離婚になってもしょうがないと思う気持ちと罪悪感。何を伝え何を伝えてもらうかも、何をすればいいかもわかりません。旦那とは離婚の話まではしていません。環境を抜きにして、これはつらいとかありのままの自分を出しましたが、それを受け入れてくれるとまでは道のりは難しいようです。何かひとつでもこうしていこうという二人の方向があればラクになれるとは思うのですが。たくさんの心構えをしていますが、それでも毎日、苦しいです。
カウンセラー
嶽きよみ
ポロさま、はじめまして。今回 担当させていただきます、嶽きよみ と申し
ます。

辛い気持ちを、ずっと一人で抱えて来られたんですね・・。
生活する環境というのは、心にも大きな影響を与えるものです。
ポロさんも、急な 慣れない田舎での生活に、どのように対応していいか、きっと心がついていかなくなってしまったのですね。

ずっと都会で生活してこられたポロさんなので、いきなりの田舎での生活は、
時間や距離の感覚から、そこに住んでいる人たちや空気感など、自分をとりま
く全てのものが違って感じられたことでしょうね。

ポロさんが今まで築いてきた、人間関係や経験が 活かされない、そこからぷ
っつりと切れてしまった感覚があったとしたら、
心身が不安定になって、先が見えなくなっても無理もないと思います。

一時、実家に戻られたのは よかったのではないかと思いますよ。
まずは 身体をゆっくり休めてくださいね。

> 今は自宅へ戻り一ヶ月が経ちますが離婚したっていい、なるようになる、そして環境の問題だけではなく夫婦の問題として向き合うべきと思えたからです。

そして今度は、ご夫婦の問題として、向き合う準備が出来てきたということで
すね。

> 大きな問題もなく至った結婚で、すべてに前向きでした。私があれ?と感じることができたのは今から1年半前のことでした。とても絶望的な感覚でした。

それでも今、その 絶望的な感覚にきちんと向き合おうとされている。
辛いですが、これもまた、とても前向きなことなんですよ。ポロさんは、とて
も前向きで勇気のある方なんです。

> 納得いかない環境や地元や会社の愚痴をぽんぽん言える旦那を受け入れ1人で抱え込んでいました。また自分でもどうすることもできないその環境に身をおいている嫌な感じにも今も悩んでいます。

と書いてくださっているように、ご主人もまた、地元に戻って 少なからず心
に負担を感じていらっしゃるようですね。
そして、それをポロさんに聞いてもらうことで、バランスをとっていらっしゃったのかもしれませんね。
ポロさんは、ご主人の大きな助けになっていらっしゃったんですね。

ただ、ポロさん自身も、苦しい想いがあったのに、それは ご主人にはあまり
お話されなかったのでしょうか?

> 思い返してみると、旦那と付き合っていたころは、ほとんどを都会へ過ごし、また、何かをしてあげることで嬉しいや楽しいを実感していたようなきがします。

今も、ご主人に何かをしてあげたい、というお気持ちには変わりはないようで
すね。
ただ、それが、愚痴を聞いたり、不安定なご主人を受け入れる、というだけで
は、もしかしたら ポロさんの心には、「何もしてあげられていない」という
罪悪感が出てきてしまうのかもしれませんね。

> 何か過去のことが気持ちを落ち着かせてくれればいいのですが、恋愛経験も少なく、私の今までの人生はわりと我慢と忍耐、誰かの期待にそうようなものでしたので、ますます、このままでは嫌だという気持ちが大きいように思います。

ポロさんは、今までずっと、こうして誰かのために ひとりで頑張って来られ
たのかもしれませんね。
だとしたら「このままでは嫌だ」 と思えたということは、とてもいいことな
んですよ。
それは、ポロさん自身が 変わることが出来る いいタイミングが来た、という
ことでもあるからです。

> 何を伝え何を伝えてもらうかも、何をすればいいかもわかりません。
> 旦那とは離婚の話まではしていません。環境を抜きにして、これはつらいとかありのままの自分を出しましたが、それを受け入れてくれるとまでは道のりは難しいようです。

それは、どんな風に、ご主人に伝えられたのでしょうか。
その時のご主人の態度はどんな感じだったでしょうか。

一般的な男女の感覚の差でいうと、何か問題を相談されたり 提議されたりし
たとき、男性は、「結果」を出そうとすることが多いようです。
女性は、結果ではなく、「プロセス」を大事に考えることが多いため、話をし
っかり聞いてくれるとか、その時の態度によって、分かってもらえた、という
感覚を得ます。

例えば男性が女性の愚痴を聞いたときに、どんな結果を出せばそれが解消され
るのか、という明確な答えが出せない時ほど、無力感を感じて口をつぐんでし
まったり、否定してしまったりすることがあります。

そんな時、女性は とても傷つくんですが、男性は、ただ聞いてくれるだけで
その多くが解決する、ということに気付いていないことが多いんですね。

もしかしたら、ポロさんとご主人の間にも、そんなすれ違いがあったのかもし
れませんね。

これまで 大きな問題がなかった、ということなので、何故そんな態度をとっ
てしまうのか、とか、本当の感情はどんなものなのか、というのを お互いが
あまり意識しなくとも いい関係でいられたのかもしれませんね。

ご夫婦の問題に向き合うということは、自分自身に向き合う、ということにも
なります。

自分ひとりで 自分に向き合うより、むしろパートナーとの問題として向き合
ったほうが、より早く深い部分まで 到達することが出来ることが多いです。
それは、パートナーが鏡となってくれるからです。

> たくさんの心構えをしていますが、それでも毎日、苦しいです。

その心構え、というものが、ポロさん自身を よけいに苦しめていませんか?

今までたくさん我慢してきたこと、辛かったことなど、ポロさんがそんな想い
をしてきたのは 何のためだったのでしょうか?
それは 周りの人を大切に思い、助けようとしてきたからでもあるんじゃないでしょうか。

まずは、そんな自分を充分に褒めてあげてください。

その上で、このやり方を手放そう、と思ってほしいなと思います。
ひとりで頑張らず、カウンセラーにも手伝わせてくださいね。

そして、これから ポロさんの人生に「楽しい」や「嬉しい」をたくさん取り
戻して行きましょうね。

ご相談、ありがとうございました。

嶽きよみ

この記事を書いたカウンセラー

About Author

柔軟な視点で問題を捉え「人間関係」「自己表現」「セクシャリティ」に関する悩みを多く扱う。 特に、現役で自身のビジネスも続けていることから、やりたいことを見つける、夢を叶える、など自己実現のサポートを得意としている。 「見た目の印象とは違い、声に癒される」との声が多く寄せられている。