夫の気持ち・心を取り戻したい

相談者名
ちんちく
夫が不倫。相手は同棲相手がおり、内縁関係でした。相手は同棲を解消し、一人暮らしに。夫も相手に本気になり私に離婚してほしいと言って来ました。私達夫婦には子供がいません。結婚6年目です。相手とは今も夫は連絡を取っています。しかし、夫が私と離婚せず(私は離婚しないと言っているから)にダラダラしている事に相手が痺れを切らし、離婚出来ないなら、もう私に関わらないでと言われ、夫は落ち込み、余計に私に離婚を迫ってきます。でも、私は夫が好き。
もう一度良い夫婦関係を築きたいのです。夫は一度関係が壊れたものを修復するなんて無理だと言います。もう修復は無理なんでしょうか?夫は家に帰って来ると私の姿をみるたび罪悪感が増し辛くなるそう。
何事もなかったかのように振る舞う私の姿がそういう気持ちにさせるそうです。夫が罪悪感を持たず家庭の温かさや良さを再度感じられるようにするにはどうしたらいいでしょうか?
夫の心を取り戻したいです。ちなみに夫が浮気した原因は夫が言うには私達夫婦になかなか子供が出来ず、夫も私も子供がどうしても欲しくていろいろ頑張ってみても結果が出ず、もし違う人と結婚していたら周りの友人達のように簡単に父親になれたのでは?と思い始めた時に彼女から熱烈なアプローチを受けて、彼女との未来を考えるようになり不倫したと言っていました。私との間にはもう子供ができないと思われた事はとてもショックでしたが、自分は希望を捨てていません。夫の心を取り戻したら夫との間に子供が授りたい。そんな風に思っています。長くなりましたがよろしくお願いいたします。
カウンセラー
三島桃子
ちんちくさん、はじめまして。今回担当させていただく三島桃子と申します。どうぞ
よろしくお願いいたします。

ご主人が浮気をされ、離婚を望んでおられるとのこと、ちんちくさんにとってとても
つらい状況だと思います。こういう時に何事もなかったように振る舞うことは、実は
すごく難しいことで、ちんちくさんのがまん強さと、ご主人との関係を修復したいと
いう強い願いを感じます。

お力添えできるように尽力したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

今回のご夫婦間での問題については、お子さんがなかなかできない、ということが大
きな要因になっておられるようですね。子どもが欲しいのになかなかできない、とい
うことは本当につらいことですよね。私自身は子どもが一人おりますが、二人目を望
んだ時になかなかできず、周りの友だちが次々と二人目を授かる中で、とても悲しい
思いをしました(一人いることもあってどこかであきらめがつき、今はこれでいいと
思っています)。最初のお子さんを授からない場合は、もっともっとつらいお気持ち
になるだろうと思います。

そういう状況の中で、お二人でいろいろと頑張られたとのこと、病院にも行かれたの
でしょうか?検査などもすでに受けられたようでしたら、原因がはっきりしないのか
も知れませんね。また、原因が何かということに関わらず、どちらにしろ避けて通れ
ないことは、「何を優先するか」という問題です。

ちんちくさんにとって、子どもができることと、パートナー(ご主人)とどちらが大
切でしょうか?つまり、子どもができない相手ならいらない、と思うのか、子どもが
できなくてもこの人とやっていきたい、と思うのか、ということです。

子どもを授からなくても、仲よく暮らしているご夫婦はたくさんいらっしゃいます。
それは夫婦二人ともが、「子どもができること」より「このパートナーとやっていく
こと」を選ばなければできないことです。

もしちんちくさんにとって「子どもができることより夫の存在の方が大切だ」と思わ
れるようなら、そのことを素直にご主人に伝えてみてください。「私にとって何より
大切なのはあなたです」と。

それを伝えた上で、ご主人がどう思っているかということ、一度きちんと話し合って
みた方がいいかと思います。今のご主人の態度は、「子どもができないなら別の人
と」ということのように見えますよね。それが本音という可能性はありますが、そう
ではない可能性の方が大きいように私は思います。

ご主人は、帰宅して、いつもどおり振る舞うちんちくさんを見ると強い罪悪感を感じ
るというようなことをおっしゃっているんですね。罪悪感とは、「相手に対して悪い
ことをしているな、申し訳ないな」という気持ちですよね。ちんちくさんのことを大
切に思っていなければ、罪悪感はさほど大きくはならないはずです。ご主人の罪悪感
がとても強いものだとしたら、本音は、「子どもができるできないより奥さんの方が
大切」なのかも知れません。

ただ、日々の生活の中で、「子どもができない」ことでちんちくさんとご主人が楽し
い生活を送れないような状況があったとしたら、本音ではパートナーであるちんちく
さんが一番大切なのですが、自分でその本音が見えなくなり、「子どもイコール幸
せ」という方に、気持ちがブレてしまっているのかもしれません。「ちんちくだっ
て、他のパートナーを見つけて子どもができた方が幸せじゃないか?」そんな気持ち
もあるかも知れません。

その場合は、ちんちくさんの方がしっかりと、「あなたが一番大切」という気持ちを
ご主人に向けた時、ご主人は自分の気持ちのブレを自然に修正できると思います。

一般的に男性は、結婚して子どもができて、奥さんが子どものことばかりになると、
すごく寂しがるものです。自分が望んだ子どもであっても、そういうもののようで
す。男性は、パートナーである女性に大切にされることに、女性が思う以上の幸せを
感じるようです。

そして同時に、自分が女性を幸せにできるかどうかということも、男性にとってはと
ても大切です。男性にとっては、一人の女性を幸せにできるかどうかが、自分の人生
の意味を左右するほどの重要事項なのです。このあたりは、女性の想像を越えている
と思ってください。

ですから、もしかしたら、子どもができないことでつらそうなちんちくさんを間近で
見ていたご主人は、「ちんちくは、ぼくより子どもなのかも」という寂しさや、「ぼ
くではちんちくを幸せにできない」という苦しさを感じ続けていたのかも知れませ
ん。そういう状況があまりにもつらすぎて、浮気に結びつくことはよくあります。

「あなたが一番大切」「あなたといれば幸せ」という態度を浮気相手の女性が見せて
くれたとしたら、それはご主人がとても欲しかったものだったかも知れないわけで
す。それを奥さんからもらうことはかなわないと思った時、浮気は起こりやすくなり
ます。

ですから、関係を修復するためには、この二つの要素をご主人に与えてあげることが
大切なポイントになるのではないかと思います。「何よりもあなたが大切」というこ
と、「あなたといると私は幸せ」ということ、この二つですね。

具体的には、今の状況では一旦、子どものことを手放した方がいいかもしれません。
あきらめるわけではないんですが、子どもができるできないに関わらず、夫婦が日々
の生活を楽しめるようにする、ということです。

実践の仕方がいまひとつわからない、というようなことがありましたら、電話や面談
のカウンセリングをご利用いただければと思います。

ちんちくさんとご主人のお幸せを心から祈っています。

ご相談ありがとうございました。

 

この記事を書いたカウンセラー

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