離婚した後に親との関係がうまくいかない

 

相談者名
モモ
30代後半の女性です。バツ1の子持ちです。
離婚後、両親(特に母親)との関係がうまくいきません。母は、大変プライドの高い人で、名声、一流を好む人です。
母自身も、容姿端麗、頭脳明晰という人です。
そのせいもあるのか、現状に不満に感じることが多く、
私が小学生高学年頃から、父に対する不満を聞かされてきました。

父は,母の条件(高学歴・一流会社)を満たす人ですが、
子煩悩ではありましたが、仕事人間で、頑固で厳格で、
母に優しい言葉をかけることはありませんでした。
その世代の独特の不器用なところをもった人なのです。
そんな父の結婚当初からの、不満をよく聞かされてきました。
その頃は、無口でコワイばかりの父を母の言うとおりの人だと思っていました。

大人になり、社会人になって、両親の賛成する人(高学歴・一流会社等)と結婚。
しかし、相手の借金等等の理由により、10年目で離婚。
離婚までのことを、心配をかけるからと思い、
直前まで両親には、相談しませんでしたが、
母は、「親に相談をしないから、離婚なんかすることになったのよ。」
と責めました。

私には、妹がいて、同じく両親の賛成する人と結婚し、
いわゆるDINKSで、年1回夫婦で海外旅行に行くなど、
離婚して子供を抱えて生活する私とは「月とスッポン」の生活をしていました。
母のプライドを満たす妹とそうでない私に対する態度は、明らかに違い、
私の心は、離婚の痛手と母の態度で、さらにボロボロになっていたと思います。

まだ、幼稚園に入ったばかりの子を抱えての離婚でしたので、
子供を預けて働くには、親に頼ることになりましたが、
ことあるごとに、離婚という古傷をなじられ、いたたまれなくなり、
2年後に、実家に近いアパートを借りました。
私の仕事は、残業が多いので、子供は親に預けるしかありませんでした。
孫が不憫と思うこともあってか、過保護と思うほどの可愛がりようでした。

そして、3年前妹が不慮の事故で急死。
父にも私にも不満を持つ母を、唯一満たしてくれる妹を失い、
もともと不満だらけでマイナス思考だった母は、
病的なまでにマイナス思考となりました。
「私なんて、いない方がいいのよ。」が母の口癖です。

両親の頑な考えや支配的な意見に妹の旦那さんとも折り合いが悪くなり、
まだ赤ちゃんの妹の子供とも会えなくなりました。

妹が亡くなる少し前から、私は再婚を考える人に会いましたが、
妹の死で話すチャンスを失い、ようやく半年前に両親に話ましたが、
両親の賛成するような条件の人ではなく、覚悟はしていましたが、
話した途端に大反対で、1度だけ彼にあったのですが、
まるでアラ探しに行ったかのように、悪口雑言、彼の前でも
「あなたとうちとでは、釣合わない」というようなことを言いました。
私自身、自分達が認めるものしか、受け入れない両親の考えに
ほとほと嫌気がさし、それから実家に行かなくなりました。
行こうとすると、動悸がし、呼吸が苦しくなるようになってしまいました。

「こんなに反対してるのに、アンタがアイツにうつつをぬかしてるんだね」
「結婚するなら、縁を切ってからいけ。親不孝者」
両親は、伯父や伯母を巻き込み、私に言い放ちます。
本当は、きっと淋しくて仕方がないのです。
私と孫が、近くにいなくなることが…

両親の考える条件など、私には、どうでもいいことです。
1度失敗しているからこそ、私もただ浮かれて再婚を考えたのではありません。
人は条件なんかじゃ、図れない。

なぜ、もっと穏やかに仲良くできないのでしょうか。
自分の固定観念にこだわって、人を批判するのでしょうか。
彼は、私のことも子供のこともよく考えてくれます。
両親になじられても、
「嫌われたけど、何か困ったら、君を助けることはできるんだよ。
それでいいんじゃないかな。結婚しよう。」と言ってくれます。
ここであきらめたら、きっと一生後悔すると思います。

両親は、彼のどんな話をしても悪くしかとりません。
「お前を騙すために、なんでもするんだよ。」と…

もう若くないので、子供のためにも、再婚したいと思います。
両親の気持ちに逆らっても。
それでも決して、親が嫌いではないのです。
可哀想だと思うのです。
何かあったら、力になりたいと思うのです。
でも、
相変わらず、動悸や息苦しさは収まりません。
どうしたら、良いのでしょうか。
長くなって申し訳ありません。

カウンセラー
根本裕幸(退会)
モモさん、こんにちわ。根本です。
ご相談ありがとうございました。体に症状が出てしまうくらい追い詰められてしまっているのではないでしょうか。
感情って我慢して我慢して、抑圧し続けると体に出てしまいます。
人や抑圧している感情によって様々なんですけど、呼吸器系や消化器系のほか、偏頭痛、動悸、肌、子宮などに問題が出る場合など様々です。

お母さんに感情を振り回されていらっしゃるように感じました。
それは本当にしんどいことなのに、そのいっぽうでは、お母さんの気持ちを理解し、受け入れ、何とか良い関係を作りたいと望むモモさんもいらっしゃいますね。
とても優しい心の持ち主なんだろうな、と想像に難くないですね。
少々時間がかかるかもしれませんが、時間をかけてじっくりと取り組んでいかれるといいでしょう。
妹さんを亡くされたりして、しんどい気持ちもますます募ってしまっているようですから、心を大切に、自分を大切にしながら進んでいきましょうね。

> 30代後半の女性です。バツ1の子持ちです。
> 離婚後、両親(特に母親)との関係がうまくいきません。
>
> 母は、大変プライドの高い人で、名声、一流を好む人です。

お母さんはどうして、そこまでプライドが高くなってしまったのでしょうか?

> 大人になり、社会人になって、両親の賛成する人(高学歴・一流会社等)と結婚。
> しかし、相手の借金等等の理由により、10年目で離婚。
> 離婚までのことを、心配をかけるからと思い、
> 直前まで両親には、相談しませんでしたが、
> 母は、「親に相談をしないから、離婚なんかすることになったのよ。」
> と責めました。

離婚することについては、誰かに相談されましたか?
一人で悩まれたとすると、相当苦しまれたんじゃないかな?と思うんです。

心配かけては・・・という思いは残念ながらお母さんには通じなかったようですね。
それもまた辛いことでしたね。

> そして、3年前妹が不慮の事故で急死。
> 父にも私にも不満を持つ母を、唯一満たしてくれる妹を失い、
> もともと不満だらけでマイナス思考だった母は、
> 病的なまでにマイナス思考となりました。
> 「私なんて、いない方がいいのよ。」が母の口癖です。

お母さんには何か自分のせいのような気持ちがあるのでしょうか?

妹さんが亡くなられたとき、モモさんはどんな気持ちで過ごされましたか?
また、お母さんやお父さんはどんな風に受け止められていたのでしょう。
子供の死、ましてやかわいい娘ですから、そのショックはものすごく大きいものだったでしょうね?

> 私自身、自分達が認めるものしか、受け入れない両親の考えに
> ほとほと嫌気がさし、それから実家に行かなくなりました。

それも無理はないだろうと思います。
辛かったですよね。

> 行こうとすると、動悸がし、呼吸が苦しくなるようになってしまいました。

それくらいモモさんが無理していらっしゃるのではないでしょうか?
お母さんを助けたり、関係を修復したりしていくには、確かに実家に出向く必要があるかもしれません。
でも、自分の心や体を犠牲にしてしまうと長い目で見たときに、より深刻な状態を招いてしまうかもしれませんよね。

> 「こんなに反対してるのに、アンタがアイツにうつつをぬかしてるんだね」
> 「結婚するなら、縁を切ってからいけ。親不孝者」
> 両親は、伯父や伯母を巻き込み、私に言い放ちます。
> 本当は、きっと淋しくて仕方がないのです。
> 私と孫が、近くにいなくなることが…

僕もそう思います。
孫のかわいがりさを見ても、お母さん自身、本音が見えなくなってしまっているようです。
妹さんをなくし、マイナス思考になってしまったのを見ても、自分のこのプライドが問題になっていることに気付かれたのかもしれません。
でも、いまさら修正することにも抵抗を感じていらっしゃるのかな。
だから、尚更素直になれないみたいですね。

お母さんもモモさんがおっしゃるように凄く苦しんでいらっしゃるようです。

> 彼は、私のことも子供のこともよく考えてくれます。
> 両親になじられても、
> 「嫌われたけど、何か困ったら、君を助けることはできるんだよ。
>  それでいいんじゃないかな。結婚しよう。」と言ってくれます。
> ここであきらめたら、きっと一生後悔すると思います。

彼もまた優しい方ですね。
素敵な方なんでしょうね、きっと。
大切にしてあげてくださいね。

お話を伺って、まだ細かいところは分からないのですが、お母さんとモモさんの間に、強い癒着の関係があるように感じられるのです。
幼い頃から、モモさん自身、すごくお母さんにべったりだったか、あるいは精神的に支配されてしまったところがあるのでしょうか?

モモさんの行動にはどこかしら、自分の気持ちよりもお母さんの気持ちを優先させてしまっているように感じられるところがあるんですよね。
それで、ついつい自分の心を置き去りにしてしまっているのかもしれません。

だから、まずは自分自身の素直な気持ちと向き合うことを提案したいですね。
お母さんに対して色々と複雑な気持ち、怒りもあれば、愛情もある状態かと思うんです。
でも、いいようにいいように捉えなくても、怒りは怒り、寂しさは寂しさとして受け止めてあげる必要があると思うのです。
そして、まずは自分自身の心との繋がりを作って欲しいな、と思います。

そうすると感情が外に解放されやすくなりますし、溜め込むことも少なくなっていきますから、徐々に体に出ている症状も治まっていくのではないでしょうか。
もちろん、すぐにうまく出来るわけでもないですし、もう癖のようになってしまっているかもしれませんので、過去にさかのぼってセラピーを受けてみてもいいでしょう。

少なくても、今は無理にお母さんとの関係を良くしようとする前に、自分自身の心の状態を安定させることに意識を向けてください。
お子さんのことなどで、実家との関わりは切れないかもしれませんが、最低限にするなどして、今は自分の心を大切にしてみて下さいね。

機会があれば、またお話しましょう。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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