相談者名 | わんこ |
私は高校生です。 私はよく嘘をつきます。それがすごく重大なことに発展することもあります。 私は1年前、大きな嘘をつきました。それは自分がきっと構ってほしいからついた嘘だと思います。でもそれが、その嘘を塗り固めるためにまた小さな嘘が必要になって、それがどんどん積み重なって、今では固い大きな嘘となってしまいました。自分でも分かっています。でも嘘をついているときは何も考えられません。あとからその嘘に同情されたりすると、その人にもっと構ってほしいと思うようになってしまいます。その1年前の私の嘘により、私の嘘を信じた友人は、私の嘘を紳士に受け止め、(あるトラブルを嘘としてしまいました)その対処の仕方を考えるうちに、疲れきって精神的に弱くなってしまいました。 そして、もう貴方とはつきあえない、と言われました。貴方の顔をみるだけで、存在が、辛いと言いました。当然です。私は傷ついたけれど、それも自業自得ということがわかっていました。だけれど、私はその友人のことが心底好きでした。友人として好きでした。この“好き”は、なかなかいなくなってはくれませんでした。好きな人を傷つけた。好きな人なのに傷つけた。傷つけたから話せなくなった。好きなのに話せない。これほどの苦しみがあるものか、と思いました。自業自得です。その友人とは、今は、目も合わせません。会っても、互いが知らぬふりをして通りすぎます。私は友人に謝りたい。そして本当のことを言いたい。けれど、言ったらどうなるのか。誰かに自分のことを友人がおしえてしまったらどうなるのか。友人の友達は私を軽蔑するでしょう。それはいいんです。だけど、そんなことが噂にでもなって広まったら。自業自得なのに、勝手です。すいません。友人に謝りたい。けど、今は、どうしても謝れない。私は考えました。卒業したら手紙を渡そうか。けど、その友人にとってはその手紙も苦痛ではなかろうか。自分の嘘は自分を苦しめます。分かっているのに、ふとした瞬間に、無意識についてしまう。 私はどうしたら嘘をつかなくなるでしょうか。そして、その友人に対しては、謝罪したいのですが、したほうがよいのでしょうか、それとも、もうこのまま関係を絶ちきって謝れないままがよいのでしょうか? | |
カウンセラー | 小倉健太郎 |
わんこさん、はじめまして。 担当をさせて頂きます小倉健太郎と申します。 人間誰でも、嘘つかない人なんていないし、失敗なんてしない人なんていないと思うんです。 わんこさんが今体験されている経験、それは、本当に針のむしろだなと感じました。 わんこさんにとっては、相談に書いて下さった事は、とても辛い経験にしか感じていないかもしれません。 では、どうして、この状況が”いいチャンス”なのか、それを説明させて頂きますね。 まず、わんこさんは、最初に構って欲しくて、嘘をついたとありますが、その時の自分の”気持ち”を思い出す事は出来ますか? 寂しかったのでしょうか? 何かしら、いい気持ちじゃなかったんだと思います。 よく嘘をつくとありますが、わんこさんは、辛い気持ちはしょっちゅう感じていたんですか? 嘘をついたという行動ではなく、そうするに至った気持ちにだけ注目して欲しいのです。 そして、もう一つ大事な事は、嘘をついて誰かに構ってもらえて、本当に気持ちは満たされましたか? それは、嬉しい経験になりましたか? そして、最後にもう一つ考えてみて欲しい事があります。 いろんな気持ちがあるかもしれません。 この事をもう少し、深く考えてみて欲しいのです。 それは、わんこさんの事が大切で、大好きだったからでは無いでしょうか? 元々、きっかけは嘘を付いた事が始まりだったかもしれませんが、その事がきっかけで、二人の本当の気持ちがわかったと考えたら、これは、真の親友を得るいいチャンスかもしれないと思うのですが。。。 そして、もう一つ、冷静に考えてみて下さい。 そう、もしも、その友人がわんこさんに構って欲しくて同じ嘘をついたとしたら。 今回の問題を解決するには、その「友人が同じ事をしたら、どうして欲しいだろうか?」の答えをする事だと思います。 卒業してから手紙で渡されたい? わんこさんにとって、自分の嘘が友人を苦しめてしまった事は、とても悪い事をしてしまったと感じる事かもしれません。 そう、この場合の友人の”欲しい物”とは、わんこさんとの”いい関係”ですよ! 何をするにしても、しないにしても、どうかその事は忘れないで下さいね。 近い将来、今回のご相談が笑い話になっている事をお祈りしていますね。 |