目の前のこなさなくてはいけない仕事が手に付きません。

相談者名
二十代後半男
【目の前のこなさなくてはいけない仕事が手に付きません。】
本当に困っています。
時間、能力、優先順位、経験、方法、できたときのイメージが全て揃っていても、その何でもない作業/仕事ができません。

やろうと思っても体が急に重くなり、無理にやろうとすると
反動で苦しさが募り発狂してしまいそうになることもあります。
実際にそうなってしまうこともあります。

気分を切り換えて取り組んでみてもとても難しく、
その苦しみや不安を払拭するただ一つの方法は
少しでもその作業を進めることなのです。

同時に幾つか同じような作業があったら、
その中の一つをすませて気分をかるくし、
仕事を済ますといった解決方法が自分には効果的です。

できる時とできない時の差が激しく、見方によっては
能力があるのにさぼっているといった様子にも見て取れます。
なんだか躁鬱状態に似ています。

生に対して前向きに生きていきたいので、
良いアドバイスがありましたらお願いします。

この気分は本当に自殺願望まで繋がる、
自分としては深刻な問題ですので宜しくお願いします。

自分の特徴等を下記へリストしておきます。

・事務仕事が苦手(典型的な仕事ができないタイプの人間の特徴があります)
・クリエイティブな事がすき、得意
・まじめなほう
・自分にも他人にも厳しい面があるが、誰に対しても愛情ぶかい
・はったりが多い
・何かの役に立つことが喜び
・目立ちたがりだが、自分を犠牲にする事には何の抵抗もない
・自分の事をいつも後回しにする
・ピンチ時に強い
・通常の簡単なことができない
・規則正しい行動が苦手
・友だちは割と多い
・どんなに努力しても時間にルーズ
・うっかりミスが多い
・正義感が強い
・気が散る性格
・集中力がないが、約束を一度すればどれだけでも守る(薄い集中が続く)
・身体は瞬発力がないが、仕事に対しては持続型よりは瞬発型
・期待されるのが好きだが、期待に非常に弱い
・人たらし
・他人にはよく特殊な能力をすこしもっているといわれる
・努力せずになんらかの賞を受けたりする
・好かれやすいが、ユーモアがないため長続きしない

感謝

カウンセラー
中村季代乃
二十代後半男さん、こんにちは。
今回担当させていただきます中村季代乃です。
どうぞよろしくお願いいたします。

二十代後半男さんは、今目の前にあるお仕事が手につかないという事でとて
も悩まれているんですね。
私たちが仕事をする上で、事務的なルーチンワークをこなしたり、突発的に
事務仕事が増えてしまうと、やらなきゃいけないのに気持ちだけが焦ってし
まって、単純な仕事なのに全く手につかない事があります。
そして「こんなに簡単な事務作業なのにどうしてできないんだろう・・・」
と自身を責めてしまう事があります。
そういう気持ちになってしまうと、本当に気持ちが鬱々として、自分自身が
不甲斐無く感じてしまいますよね。
この気持ちや感覚は、私たちが味わいたくない気持ちの1つでもあります。
そして、この事を周りの人達に相談すると「この人仕事できないんじゃな
いの?」とどこかで自分自身が批判や非難の対象になるのではないかと不安
になってしまいます。
だから、周りの人に相談できない、そして鬱々とした気持ちが徐々に募って
きて本当にこの辛い気持ちから抜け出す突破口が見つからず焦る気持ちが募
ってくるんですよね。

二十代後半男さんも、この目の前にある仕事になかなか手をつけられないと
いう状態からなんとか抜け出したいな、と強く感じていらっしゃる事がとて
も伝わってきました。

ご相談内容を拝読し、二十代後半男さんは、とても完璧を求める所があるの
かな、と感じました。
たとえ単純な事務仕事でも、100%完璧にこなさなければならない。
という気持ちを強くもってお仕事に挑んでいらっしゃるのかもしれません。
そして、100%完璧にお仕事をこなすにはどうしたら良いんだろうと、い
つも頭のどこかで考えながら日々過ごされているのかもしれませんね。
完璧を求めるからこそ、何も手を付けられない。
これは、私たちが仕事をする上で、多かれ少なかれ誰もが感じている事でも
あります。
そして、この気持ちを持っていらっしゃる方の多くは、仕事を一人で完璧に
遂行しないといけないというミッションを持っていらっしゃるのです。

そして、二十代後半男さんより頂いたご相談ないようにもありましたが、ご
自身の中に高い理想というものがあります。
その理想があまりにも高かったり、若しくはいっぱいありすぎてどこから手
を出していいのかと悩んでしまう事もあります。
そして、その理想にワープして到着できたら良いのにな、と感じるくらい理
想と現実のギャップが大きく、立ちすくんでしまうような気持ちになってし
まう事もあります。

しかし、この高い理想やアイデアは二十代後半男さんのとても素敵な財産で
ないか、と私は思っています。
高い理想を持てるという事は、逆を見てみるとそれを完遂する能力を持って
いるという証だと私は考えています。
ですから、二十代後半男さんも、いずれ必ずやその理想的な自分や目標に到
達できる事だと確信しています。

そこで、二十代後半男さんに提案があります。
その理想やアイデアに到達するというゴール地点を既に設定されているのな
らば、その間にチェックポイントを置いてみるという事です。
何故なら、目標は今現在二十代後半男さんにとってとても遠い場所にあるか
もしれません。
しかし、一つ一つそのチェックポイントをクリアしていく事でその理想的な
自分に近づいていく事は可能だと考えています。

マラソンで例えるなら5キロ地点、10キロ地点という感じとイメージして
くださってもいいと思います。

しかし、このチェックポイントは自分自身で設定するのがとても難しく感じ
てしまう事があります。
そこで、もし二十代後半男さんがチャレンジしてみようと感じられたのなら
ば、そのチェックポイントを私たちカウンセラーと一緒に設定してみません
か。
そして、そのチェックポイントを通過したかどうかという事を、私たちカウ
ンセラーに伝えさせて頂けませんか。

先ほど、マラソンのお話を出しましたが、二十代後半男さんの目標に向かっ
て走り続けている姿を応援させていただけませんか。

二十代後半男さんが、今の状態から抜け出し、そしてご自身が持っていらっ
しゃる才能へ近づけるきっかけとなれば幸いです。

この度はご相談いただきましてありがとうございました。

中村季代乃

 

この記事を書いたカウンセラー

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