同僚の無責任さが腹立たしい

相談者名
さくらこ
同僚の事で困っています。同僚の余りの無責任さに腹立たしいったらありゃしない!
うちの会社は去年の6月に設立したてのホヤホヤで、
私は昔は、別の会社にに勤めていたのですが、今の社長に引き抜かれ、設立からこちらの会社で働くことになりました。
8月に、社長の知人の紹介で、一人まずはアルバイトで雇うことになりました。
私は彼女の事を、少し変わった人だなぁと思っていたのですが、
仕事をうまくやっていくために、彼女とも良い関係を築いていきたいと思い、
腹立たしい事もありましたが、まぁ大人の付き合いで、うまくやっていっていたと思います。
ところが、去年の12月に、彼女のお父様がご病気で倒られたそうで、
彼女は、仕事中だったのですが、とるものもとらずに遠くはなれた実家に帰って行きました。こればかりはしょうがないということで、社長も私も見送りました。
実は彼女は10月にも一度お父様が大手術を受けるという事があり、実家に帰ったのですが、その時、「仕事で何かあるかもしれないから、連絡だけは頂戴ね。お父さんのご様子も気になるし。」と告げていたにも関わらず、
一度も連絡をしてこず、勿論携帯はつながらず、彼女の実家にいくら電話しても誰も出てこず、おまけに休みも無断で延長し、要は無断欠勤までしでかしたのです。
この時に、私は彼女のクビ・若しくは減給を社長に勧めたのですが、
寛大な社長はクビにも減給にもしませんでした。始末書で終わりでした。
そして今。10月の時と全く同じ事が起こっています。しかも。お父さんが倒れて実家に帰って行ったのが12月21日。
12月23日に社長の携帯に連絡があり、「父の具合が良くないから退職する。」
との事でした。これにはさすがの社長も切れたらしいのですが、
こちらとしては、なんせ3人きりだったので、彼女しか分かっていない仕事が多々ある為、引継ぎをしてもらわないといけない弱みがありました。社長が引継ぎの事も伝えたのですが、「引継ぎは年明けじゃないと、都合で今はそちらには帰れない。」との事。
こちらとしては、お父様の様態も心配ですし、社外の人からも「彼女のお父さんの具合はどうですか?お見舞いしたほうが良いですか?」と言った事を言われます。彼女のお父さんの具合を会社として把握できていない事も情けないし、彼女が逃げるように帰って行った事も情けないし、一切連絡が付かない事も情けない。一人暮らしの家に電話をかけてみると、「この電話は使われておりません…」といわれるし、携帯は勿論つながりません。ご実家も誰も出ません。年末にかけたとき、一度誰か出たのですが、無愛想に「連絡させます。」と言ってくれたものの、全然連絡がありません。その後、何度もかけているのですが、やはり誰も出てきません。ファックスも一度送ったし、手紙も送ったのに、何の音沙汰もなしです。
もう年明け6日。彼女に引き継いでもらわないといけない仕事も多々あるし。
本当にこんなに情けない思いをしたのは、初めての様な気がします。
どうして彼女の事を考えるだけでこんなに情けなくなってしまうのでしょう。
彼女は12月15日ごろ、長く付き合った彼氏に最近振られたと言っていたので、多分もう大阪にはいたくないんだと思うのですが、
それにしても、仕事とそれは関係ないし、社長がどれだけ彼女に期待していたかを思うと、それを簡単に踏みにじる彼女に腹がたちます。
この気持ちをどこに持っていったらよいのでしょうか。
カウンセラー
原裕輝
こんにちは、さくらこさん
原と申します。
ご相談ありがとうございます。

3人の中の1人が抜けると仕事としてかなり手痛いものがあるんでしょうね。
単純計算で1人あたり1.5倍の仕事量がふえるんですものね。
しかも、彼女しか知らないこともあるでしょうし、
ご苦労も多いかと思います。

だいぶん腹ただしい思いをされているようですね。
さくらこさんは社長の気持ちがわかる分だけにその気持ちを大事にしない
彼女に腹が立つんでしょうね。

この腹ただしい気持ちはいつもはどう処理なされているんでしょうか?
やりばがない怒りの感情がでてきては、抑えての繰り返しのような印象をうけます。

社会的に、ビジネス的に、個人の感情的に、これからの接し方として、・・etc
と彼女の問題は解決すべきことはいっぱいあると思いますが、
今回は個人的な感情処理の面を取り上げさせていただきますね。

腹ただしさというのは、怒りですよね。
この怒りをあまりたくさんもちつづけられても、
さくらこさんのストレスになってしまい、しんどいですから
この怒りをためずに処理できるようになることが大切だと思うんですね。

怒りの処理の方法の一つに
“許し”という手法があります。
もしかすると「許せといわれても、あんなことする奴許せるか!」と更なる
怒りが出てくるかもしませんが・・(笑)
もちろんこれは彼女のためじゃなく、
さくらこさん自身がストレスをためてしんどくならないようにする為に
許すということをされるといいと思うんですね。
“あの彼女でさえ許せるような自分に成長する”ということが
できれば自分のことを誇らしく思えるでしょうし、彼女以外の対人関係も
幅広く楽になってくると思います。

許しができるようになるポイントで大切なことは、
許せるようになってみようということに意識むけることが大事に
なってきます。
まずは、今すぐでなくてもいつか許せるようになってみようからでいいと思います。
今は感情がいっぱいたまっているようですから
許そうと思ってもそうできないことがあると思うんですね。
だから、段階をつけて許せるようになっていくといいと思います。
まずは、たまっている感情を少し吐き出してみることをしてみるといいと思います。
信用できる誰かに話してみたり、カウンセラーに話すなどをして
感情の開放をしてあげるといいと思うんですね。

次の段階として、
彼女がなんで連絡もよこさないか、
彼女の気持ちや立場を理解したり、受け入れてみることに
チャレンジしてみる。

そして最後に彼女を許すことにチャレンジしてみられると
許しやすくなっていくと思います。

いろんな感情の処理の方法がありますんで、
この方法を試してみたが、許せんかったというときは
カウンセリングなどを使ってまたご相談してください。

腹ただしい気持ちが処理できて
楽になっていくといいですね。
応援しています。
それでは失礼いたします。

 

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。