彼の過去を受け入れられない

不倫に関しては、旦那様と家庭内別居状態だった元カノと関係を持ち、その後元カノは離婚、結婚するつもりで真剣にお付き合いしていたけど、子供がいたことや完全に旦那様と切れていなかった事があったりと上手く行かず、
断腸の思いでお別れすることになったそうです。

前向きでポジティブな性格の彼は過去の経験があるから今がある、と言う考えで、過去を後悔、反省している様子は見えません。

彼は幼い頃、忙しい母親に構ってもらえず寂しい思いをしていたそうで、愛されなかったと言っていたので、どこかで紛らわそうとしていたのかもしれません。
また、会話の中で「彼女が酒に酔っぱらって一夜の関係を持ってしまうことがあったら、墓場まで持って行ってほしい。罪悪感から言ってしまう人がいるけど、俺は許せないから」と弱気？な事を言っていたこともありました。

その事を聞かされてから、彼の事を汚らわしく感じてしまうようになってしまいました。私は家族仲がとても良く、私自身真面目な性格の為、そのような行為をしてきた彼とは合わないんじゃないか、別れた方が良いのではと考えてしまいます。

何故言わなくて良い過去をわざわざ話したのか、すごく嫌な気持ちになった、信用できなくなったと彼を責めてしまいます。

彼はその都度真剣に向き合ってくれて、そんな傷つけるとは思わなかった。自分の過去を知って欲しいし、私の過去も知りたい（過去に傷ついた経験をしていたら同じことをしないようにしたかった）そうです。

過去は変えられない、今浮気しているわけではない、信用を取り戻す為に努力している今を見て欲しいと言います。

別れてしまえば解放されて楽になれるのは分かっているのですが、どうしても踏み出せません。
実際、一緒にいる時は楽しいですし、怪しい素振りは見えません。愛されていると感じます。しかしふとした瞬間に言いようの無い不安や恐れ、彼に対する嫌悪感が湧いてきていまい、こんな中途半端な気持ちでお付き合いを続けて良いのかわからなくなってしまいました。

このような感情とどのように向き合って行ったら良いでしょうか。

お付き合いしている方の過去を受け入れられないとのこと。
でも、彼の過去云々よりも、
よくよく文章を読ませていただくと、
>彼の事を汚らわしく感じてしまうようになってしまいました。
>信用できなくなったと彼を責めてしまいます。
>彼に対する嫌悪感が湧いてきてしまい
………
「汚らわしく感じちゃダメ」
「責めちゃダメ」
「嫌悪しちゃダメ」と
こうやってご自分のことを責めている事に気付かれましたか？

パートナーシップで問題が起こった時は
もっともっと深く自分の「本心」に
アクセスする必要があります。

さて、ゆりさんはどうしたいですか？

少なくとも、自分を責めたいとは思ってらっしゃらないですよね。

厳しいことをお伝えしますが、
「分からないから悩んでいる」と投げてしまわないでくださいね。
「分からない」も感情です。
こういった感情が出てきた時は、
「ああ、私はわからないんだな、でも知りたい」と思ってみてください。

※「分からない！」と思っている時は
「知りたくない！」と暴れていることがほとんどですけれど。

「汚らわしく感じちゃダメ」「責めちゃダメ」「嫌悪しちゃダメ」
ではなく、
じゃあ、どうして汚らわしく感じるの？
何で責めちゃうの？嫌悪しちゃうの？と
そういった物事に関して
「自分がどうしてそう反応するのか」興味をもってみてください。

案外、自分の意志ではなく
「お母さんがそう言ってた」
「テレビ（ドラマ）でそうやってた」という
刷り込みもあったりします。

そもそも、本当に女遊びが好きだったり、
不倫上等！と考えている人であれば、
こうやって大事な人に告白したり、
誰かに相談したりはしません。

その姿が辛そうに見えるから
「女遊び＝悪いもの」「不倫＝辛いもの」
という方程式が出来上がって嫌悪の対象になる…
ということも一つの見方としてみてください。

ゆりさんが感じている嫌悪感は、
彼自身に対してではなく、
彼に付随している「女遊び」「不倫」という物事だと思いますから。

かといって、無理に許そうとしたり、
責めぬいて別れるという選択は
今、なさらないでください。

だって、嫌なものは嫌だし、
別れに踏ん切りが付かない気持ちも本物ですから。

私は今、汚らわしいと感じている。
私は今、信用出来ないと感じている。
私は今、嫌悪を感じている。

ただただ、一人でゆっくり感じる時間を取ってください。

彼に
「今まであなたのような経験を持った人がいなかったから、
どうして良いか分からないでいる。
だから、少し時間が欲しい」とお伝えしても良いでしょう。

そして出来た時間で、
自分はどうしたいのか？
自分は「彼」という存在に関して理想像を築き上げていなかったか。
自分は目の前にいる彼とどうありたいのか。
すべて自分を中心に据えて、
頭ではなく、体全部を使って感じとろうとしてみてください。

きっとこの「感じる時間」は
ゆりさんを一回りも二回りも大きく豊かにしてくれるはずです。
やり方が分からなければ、
電話や面談でカウンセラーに頼ってみてくださいね。

ちなみにパートナーシップは
お互いに無いものを持っている人に惹かれあいます。
>私は家族仲がとても良く、私自身真面目な性格の為、
>そのような行為をしてきた彼とは合わないんじゃないか
このような考えは「杞憂」ですよ(*^_^*)

それよりも、
小さいころ、そんなに寂しい思いをしてきたのなら、
私が彼に「仲の良い家族の素晴らしさ」を教えてあげよう！
って「与えるモード」になれたら素敵ですね☆

ゆりさんがご自分の本心に出会い、
愛と豊かさに満ちた流れに乗れるよう
心よりお祈りいたしております。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。