どうしてもけんかをくりかえしてしまいます

相談者名
かまくら
はじめまして、28歳、女性です。
私はどうしても相手を執拗に攻撃して結局分かれてしまいます。今回もまた3ヵ月半で別れました。
そんなことをなんどもくりかえして、そんな自分がとても嫌です。
今回こそはくりかえさないように。。と思って、彼との間にうれしいことや幸せに感じたことは日記に書きとめようともしましたが、結局けんかをするようになると、その場では自分の気持ちをコントロールできず、責め続けてしまいました。
今回別れた彼は、趣味も近く将来それを共通の楽しみにしていけそうでしたし、付き合いはじめから結婚の話もあり、とても誠実な人でした。
ですが、彼はあまり自分から話をしたり、気持ちを説明したり、私の気持ちに理解をしめしたりするのが得意ではなく、寂しさも募っていきました。彼はじっくり考えた後に答えを出すタイプですが、私は会話の中でなんらかの答えが聞けないととてもおちつかなくて。せめて考えているから少し待ってとかいってくれたら、楽だったと思います。無視されているのと区別がつきませんでした。
私は自分がベストと思う相手の態度や答え方以外を許容できないのかな、、と思います。自分でも相手のそのままを許容できたら自分も苦しくないし、また相手を攻めずにすむし、せめて許容できなくても、相手をせめないでいられるようになりたくて。。このままでは次も失敗してしまいそうです。

お互い楽しいと思える時間がへり、だんだんけんかばかりになり、ある日私がHを受け入れられない気分になった日がありました。
彼はそれがとてもショックだったようで、それから付き合い自体をどうするか考えるようになったと言われました。
私は執拗に攻撃してしまう、そのときの自分のコントロールの付かなさが本当にいやで変わりたいです。そして、相手との間に寂しさや不満を感じたときに
どうしたら良い関係になれるのでしょうか。。友達同士や職場ではむしろ自分の主張ができず、引き受けてしまうのに、なぜ一番大切な人につらく当たってしまうのでしょうか。。

カウンセラー
田村厚志
かまくらさん、こんにちは。
田村と申します。

僕たちが誰かを攻撃してしまうとき、決していい気分ではありません。
今日はいい天気で、とっても晴れやかな気分だから、やつを攻撃して
やろうか、なんてことはありえないわけですから、彼を執拗に攻撃して
しまうかまくらさんの気分は、どれほど落ち込んでいたんだろうと感じます。

僕たちが誰かを攻撃するやり方は、実は自分を攻撃するときに似ています。
攻撃したくなる部分、あるいは、攻撃の方法、すべては何がしかの投影
ですから、彼を執拗に攻めてしまった、ということは、自分を責めるとき、
あなたがそれだけ執拗に自分を攻めている、ということにもなります。
確かに苦しすぎます。

でも、ちょっと考えてみれば、このご相談だけでも、かまくらさんが普段、
どれくらい「自分」を押さえ、抑圧的に生きているか、ということはよく
判ります。

一般論ですが、何がしかの感情を抑圧している、特に依存欲求を抑圧した場合、
それは近しい人に対して抑圧しようとしても、普通は抑圧し切れません。
でも、普段は隠して誰にも出さず、ただ「与える」だけの人として徹していた
としたら、抑圧しきれず噴出す量はただ事ではありません。
また、そんな甘えたり、依存的になっていく自分が嫌いだから抑圧するわけで
すから、欲求や要求を感じれば感じるほどそれは罪悪感や自己嫌悪に代わりま
すから、自分を責める結果となります。

自分を責めすぎると、多くの場合、それに耐えられなくなりますから、
自分を責める代わりにほかの誰かを責めるようになります。
そのほかの誰か、というのは、多くの場合、責めてもそんな簡単には関係
が崩れない関係、たとえば両親やパートナーになることが多いようです。

抑圧的な感情は、心の距離が近い人に対しては普通、隠し通せません。
必ず噴出します。

ご相談を拝見して思うのは、あなたが本当に主張したい自分、というのが
キーポイントになるのかな?と思います。

普段できない自己主張を、近い人、特に自分にとって心の距離が近い人は
多くの場合、大切に感じている人ですから、我慢できず自己主張する、
でも、普段、我慢しているのでうまくできない、ということが、結果的に、
自分の気持ちをわかってくれないじゃないか!!というけんかに発展して
しまうのかもしれませんね。

もし、本当にそうだったとしたら、まずは、あなたが本当に表現したい自分、
というのはいったい何なのか?
というところからはじめていくといいでしょう。

普段、あなたが感じていること、それは痛みかもしれませんし、愛かも知れま
せん。
いろいろあると思います。

「本当の自分」が何を感じていて、何を訴えたいのか?

これを探してみるといいでしょう。

カウンセリングは、そのためにとてもいい手段だと思います。
使ってみてください。

かまくらさんにとって、平和な毎日が訪れますように。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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