10年ぶりに会った職場の元同僚と・・・

相談者名
hie-hie
今年の年賀状にアドレスを書いたら、10年ぶりに連絡をくれました。以前、同じ職場で働いていた3歳年上の彼でした。特に意識したことのない彼でしたが、なぜか毎年年賀状を出していました。彼からは、返事はありませんでした。ちょうど、私は結婚して9年が経ち育児にも疲れていて軽いうつ状態になっていました。そこに、彼からメールがあり久しぶりもあってメールにはまっていきました。私が、「淋しい」と言えば「淋しいかー」って。「会いたいな」と言えば「俺も会いたいよ」って。SEXの話もしたし、まだ独身で彼女が居る話もしました。1ヶ月が過ぎた頃、旦那に「友達に会いに行きたい」と言って新幹線に乗りました。彼のうちで1泊しました。私もそのつもりで会いに行ったし、彼ももちろんそのつもりでした。SEXも当たり前のようにしていました。彼は当時、同じ職場の女性何人かと関係を持っていたらしく、もちろん付き合っていた女性も何人か知っていました。メールの時も、「この前浮気した」と言うくらいでした。私もその中の1人だと割り切っているつもりですが・・・ 2週間ほど前にも1泊しました。
彼と付き合いたいとかではないのですが、一緒にいたい・近くにいたいという気持ちはとてもあります。最近、彼からメールがなくとても淋しいです。こちらからメールばかりしても・・・ 嫌われたくないんです。嫌われるのが怖いんです。彼がなんとも思ってなくてもいんです。SEXだけの関係でもいんです。都合のいい女で・・・ 遠距離なので、会えないのはしかたないと思ってます。客観的に自分を見たら、現実から助けてくれることに依存しているのかなとも思う時もあります。が、久しぶりの恋愛に戸惑っているのでしょうか?いっそのこと、旦那にすべて打ち明けて楽になりたい気持ちもあります。ただの現実逃避しているのでしょうか?自分では答えがわかりません。助けてください。
カウンセラー
根本裕幸(退会)
hie-hieさん、こんにちわ。根本です。
ご相談ありがとうございました。

彼の存在に何らかの救いを求めていらっしゃるようですね。
恋愛やセックスが欲しいわけじゃないと思うんです。
何か今の毎日を感じずに済む場所、自分の気持ちがほっとする場所、誰かとの繋がりが感じられる場所、が欲しいんじゃないかな。

逆にいえば、それくらい今の日常生活が苦しいのかもしれません。
軽いうつ状態になるくらいですから、寂しかったり、つらかったり、ご主人との関係や育児に疲れて現実逃避もしたくなってしまったのかな。
ちょうどそんなときに彼との連絡が始まって、ふっと魔が差したように彼の元に走ってしまったんだろうと思います。

ご主人との関係はいかがでしょうか?
不満などは?
「夫婦なんて、こんなもんかな・・・」とあきらめてしまっているところはないでしょうか?
そういうところが心の隙間になるみたいですね。

> そこに、彼からメールがあり久しぶりもあってメールにはまっていきました。私が、「淋しい」と言えば「淋しいかー」って。「会いたいな」と言えば「俺も会いたいよ」って。SEXの話もしたし、まだ独身で彼女が居る話もしました。

どんな気持ちで彼とのメールのやり取りをしていました?
わくわく・どきどきしながら、すごく楽しかったり、返事が待ち遠しかったり。
もしかしたら、久々に明るい気持ちになって、元気になったような気がしたんじゃないでしょうか?

> 1ヶ月が過ぎた頃、旦那に「友達に会いに行きたい」と言って新幹線に乗りました。彼のうちで1泊しました。

行くとき、そして、帰ってきたとき、どんな気持ちだったでしょうか?
1泊の旅行にでも出かけたような感じ?

また、泊まりに行くとき、ご主人は何も言わなかったのかな?
もしそうだとすると、普段から、ずいぶんと寂しさを募らせていたのかもしれないですね。
まるで自分を放って置かれるような感じかもしれないしね。

> 客観的に自分を見たら、現実から助けてくれることに依存しているのかなとも思う時もあります。が、久しぶりの恋愛に戸惑っているのでしょうか?いっそのこと、旦那にすべて打ち明けて楽になりたい気持ちもあります。ただの現実逃避しているのでしょうか?自分では答えがわかりません。助けてください。

罪悪感も感じていらっしゃるような気がしますね。

特に平日の昼間にカウンセリングに来られる方で、hie-hieさんと同じような気持ち、状況の方がたくさんいらっしゃいます。
主婦をしていて、子育てに疲れて、旦那への不満を押し隠していい妻・いい母をしているうちに、ふっとはまってしまい抜けられなくなってしまい、浮気やセックスに夢中になったり、風俗店に勤めるようになってしまったり。
そこでは、先ほどお話させていただいたような満たされない気持ち、認められない寂しさ、子育てをしているうちに社会から切り離されてしまったような孤独感や分離感、そして、こんなものかと諦めつつ、でも、納得できないご主人への不満などが山積みだったりします。

その感情の別の面では、女としての自分を感じたい欲求もあるみたいです。
ご主人とのセックスもおざなりになってきたり、レスになったりして、母の面、妻の面ばかりが目立ってきて、女である自分を忘れてしまいそうな恐れ。
先日来られた方がこんな話をしてくださいました。
「若くして結婚して、女であることを年々忘れていくようで焦っていたのかもしれません。今なら、まだ女として通用することを証明したかったのかな、とも思います」と。
焦りや不安がたくさん出てきてしまいますね。

ご主人には今はまだお話しなくてもいいと思います。
不満を不満としてぶつけて、あっさり離婚されて路頭に迷われる方もいらっしゃいますしね。
その前にまずは自分の気持ちを整理して、ご主人と向き合っていく覚悟が必要だと思います。

必要なときは、また僕らを頼ってみてください。
そうした心の隙間や満たされない思いを、きちんとした形で処理していくことは可能ですから、「何とかできるんだ」と思ってみてくださいね。

ありがとうございました。

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