さくらさん、こんにちは。 カウンセラーの高野と申します。 どうぞよろしくお願いいたします。さくらさんは今遠距離恋愛によって彼との関係がぼやけてしまっている ようですね。 遠く離れた場所で彼の気持ちが掴めなくて、とてもモド カシイ思いを抱え込んでいます。 そんなモヤモヤをスッキリさせる為 に3つのご質問をされたのですね。 今は2人の関係において、距離の分だけ物足りなさを感じていますから その分意味あるものを自分の中に取り入れたいと願うさくらさんが居る のでしょう。 ですが、ちょっと待って下さい。 私はさくらさんからのメールを読ませて頂いて、本来さくらさんは恋愛 を含む対人関係全般において、もの凄く上手に相手と付き合っていける 方なんだろうな、と思いましたよ。 >お互いに自分のいった事や思っていることに、はっきりとした、コメ >ントが返ってこないこともおこりえます。そうするとただ互いにかみ >あわない意見を言っているだけで彼の考えが知れなかったり、また楽 >しいことやうれしかったこと悲しかったことや悩みも、彼が近くにい >たり、自由に話すことができたら話いっしょい分かち合えるはずの事 >ができず、それを他の人とし、次会った時には忘れてて結局楽しみや >悲しみをわかちあえないままです。 コミュニケーションによる行き違いがないか気を使われているし、感情 を共有する事で得られる喜びや安らぎを何より大切にしていらっしゃい ます。 さくらさんが今まで当たり前のようにやってきたこの行為、周 りの人からは『さくらさんの才能』として映ってるってご存知でしたか? 留学以前の彼との付き合いに対しも、何も触れていないところを見ると とても仲良くお付き合いされていたのかと思います。 何か問題が起き ても、さくらさんならお互い納得のいくやり方を見つけて乗り越えられ てきた筈です。 付き合うとはどういうことか、何のために付き合うのか、さくらさんに とって得意分野のところですよ。 さくらさんがまだ日本に居て、彼との時間をいっぱい共有していたあの 頃、さくらさんにとって付き合うとはどういう事でしたか? さくらさ んは彼と何の為に付き合っていたのですか? 思い出すだけで最初の 2つはバッチリです。 自信を持って下さい。 そして3つ目の質問ですが、さくらさんの中で『離れていながら親密さ を保つのは難しい』という新たな課題がここで浮上してきましたね。 今までうまくいっていた分、同じやり方が通用しない状況となって、さ くらさん自身どう対応して良いものやら、自分の持っていたものを根本 からひっくり返されたような気がして混乱してしまったのではないでしょ うか。 海外へ留学中との事ですから、毎日新しいものが目の前に提示 されて、さくらさんの中は現在入れ替わり立ち代り大忙しです。 情報量が多過ぎて、全部をうまく対応しきれなかったのだと思いますよ。 >だんだんと彼の雰囲気や彼といたときの感じ、彼のぬくもりがうすれ >てきて、愛しいと思う気持ちが時々きれたりします。 とっても充実した生活の中に居るから此処だけが寂しそうに浮いてきて しまったんですね。 自分の気持ちが疑わしくなってしまったさくらさんですが「彼が近くに いたら大好きなのは確かです」とハッキリ気持ちを認識しているのです。 それだけでも恋人同士でいる意味はあるのではないですか? 今のさくらさん、海外留学で「学びたい事」「吸収した事」沢山あると 思うんです。 それと恋愛に対しての情熱とがうまくバランスを保てな い状態になっているのかな、とそんな感じも受けました。 今回とても落ち着いた文章を書いて下さったさくらさんのその下には、 もの凄い情熱を秘めたさくらさんがいらっしゃいますね。 きっと彼と 遠く離れた場所でそれをどこまで出していいのか怖さもあるでしょう。 彼と離れた事で無意識に自分の中の恋愛感情とも距離をとっているみた いです。 理論的になれば(恋愛)感情の出てくる割合も少なくなっていきます。 彼とのやり取りでは「会いたい!」って気持ちを込めて、さくらさんが 海外で思った事、感じた事などを沢山たーくさん織り交ぜてメールした り電話なりしてみたらどうでしょうか。 彼からのメールにしても 「この時どんな思いでやっていたのかな?」とか「何を感じていたんだ ろう?」と思いを馳せながら、それを後で質問したりするようになると 遠距離であろうと心の距離は近くなっていきますよ。 2人の感性が磨かれる程、分かち合えるものも大きくなっていきますね。 さくらさんが「こうしていこう!」って思えたものを信頼して下さい。 私もそれを応援したいです。 ご質問ありがとうございました。 高野 康子 |