自分をコントロールできない

相談者名
ほたる
自分をコントロールできずに悩んでいます。

もともとは社交的で明るく、派手な行動をとるタイプです。
人懐っこく誰とでも仲良くなれます。
ただの挨拶程度の知り合いなら仲良くなれるのですが、相手との距離が短くなっていったり、一緒に仕事をしたりするとなれ合いになってしまうのか段々私自身が疲れてきてしまいます。
相手も私の話し方が馴れ馴れしくなって、不快に思う人もいるようです。

また、オープンな性格だと思われがちで、私への指摘をズバッという人もいるのですが、内心は気にしています。
内心は気にするのに、つい思ったことを口に出してしまう自分が嫌でたまりません。

先日は、年上の女性から強く否定されあと、その人が言っていることが間違いだったことがわかったのに「あらそう」で済まされたことが悔しくて、「散々否定していたのに(笑)」と言ったら
「言い方が強すぎる」
と言われました。
「そこで笑っているのもなんだかねぇ」とも言われました。
相手もそれくらい言っても大丈夫と思ったのかもしれませんが、内心傷ついていました。
そこでムッとしたり謝ったりすると、逆に相手も気まずいだろうと思って笑ったのになんだか余計に悪いことをしたような気がして落ち込んでいます。

理不尽な上司や先輩に対しても、その人が間違っていたりすると遠まわしに指摘したり、間違いに気付いているのにフォローしないで問題が大きくなるまで放っておいたりしてしまいます。
そういう意地悪な自分が嫌いな反面、制裁を加えたいと思う自分もいます。

正しさをぶつけてしまう自分をコントロールできないことが辛いです。

また、同じ職場にやわらかい雰囲気の女性がいるのですが、彼女はトゲもなく指摘されても否定されても反論をしません。
彼女のようになりたいと思う反面、真剣に向き合っていないような気がして「それでいいのだろうか」と思ってしまいます。

どうして、このような気持ちになるのでしょうか?

どこへ向かったらいいのか先が見えずに不安です。

カウンセラー
松尾たか
ほたるさん、ご相談ありがとうございます。 今回担当させていただく松尾たかと申します。どうぞよろしくお願いいたします。

元々、ほたるさんは感受性が強く、何事にも真摯に向き合うタイプの方なのだと思います。
ずっと色んなことに頑張ってこられたのでしょうね。
人と良い関係を築きたいのに上手く出来ていない自分、正しさをぶつけてしまう自分のことを嫌だと思っていらっしゃるようですね。 一体どうすればよいのか、迷路に入り込んでしまったように先が見えないのは、本当に辛いことだと思います。
少しでも気持ちがラクになるようお手伝いさせてくださいね。

>人懐っこく誰とでも仲良くなれます。
>ただの挨拶程度の知り合いなら仲良くなれるのですが、相手との距離が短くなっていったり、一緒に仕事をしたりするとなれ合いになってしまうのか段々私自身が疲れてきてしまいます。

ほたるさんは、人懐っこくて誰とでも仲よくなれるとのことですが、一定以上の距離を越えると人と近づくこと、人と親しくなることを怖いと感じていらっしゃるように思います。
ある程度の距離がある間は、私たちは本当の自分を隠して相手に合わせて付き合うことは比較的容易に出来ます。当たり障りのない間柄であれば、上辺だけを取り繕うことも出来ますし、自分をわかってもらいたいという思いもあまりおきません。
けれども、親しくなりどんどん距離が近づくと本当の自分を見られてしまうようで怖いと感じたり、疲れると感じるたりする方は多いです。

ここで言う本当の自分とは、ずっと奥底にある自分ということなのですが、私たちはその自分に対して、本当の自分は良くないというイメージを持っていることがあります。
そして、それは「こんな自分では嫌われる」という思い込みとなり、そんな自分の姿を見せるわけにはいかないと本当の自分を隠そうとする心理が働きます。

人と付き合うときに、「こんな自分を表に出したらダメだ!」と思っているわけですから、気を使って疲れてしまうんですね。

>また、オープンな性格だと思われがちで、私への指摘をズバッという人もいるのですが、内心は気にしています。

表面は平気そうに振舞っていても、ほたるさんは人の言葉に敏感で傷つきやすい方なのだと思います。

文面から推測するに、ほたるさんは人から指摘を受けたり否定されたりすることが少なからずあったように感じます。 もしそうだとするなら、私は人に理解されないんだとか、私は否定される人間なんだ、というような思いがありませんか。
そして、悲しい、寂しい、悔しいなどの気持ちと共に怒りの感情もずっとお持ちなのではないでしょうか。

ほたるさんは、私は理解されない・わかってもらえない → 私がおかしい → 私が間違っている といつの間にか思いこんでしまったのかもしれません。 そして、自分はダメな人間と、自分を責めていませんか。
だからこそ、人から何かを言われると必要以上に気にしてしまうのでしょう。

私たちは自分が悪いとか間違っているという自己概念が強くあると、自分を守るために正しさを主張してしまうことがあります。 正しくあらねばならないという思いに捉われてしまい、曖昧さを許せなくなってしまいます。

けれども、その自己概念は、多くは幼い頃の体験に基づいて生まれた誤解であり、本当ではないんです。 その誤解を見つけ、解き放していくことで、より自分を認めることもでき、ほたるさんは今よりラクになっていけると思います。
どんな出来事があったのでしょうか。 ずっと昔に押し込めて閉まったほたるさんの気持ちをみつけてあげてくださいね。

1人で記憶の糸をたぐることが難しければ、私たちカウンセラーがサポートをします。
よければ初回無料もご利用くださいね。
ほたるさんが、より楽しく笑顔で毎日を過ごせるように応援しています。
ご相談ありがとうございました

 

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。