ターゲットにされやすい

私は20代の男性ですが、昔から悪口やからかいのターゲットにされやすい
気がするんです。

具体的にはいじりみたいなのから現状のストレス発散のため（カメクマさんは
いいなー、自分なんか〇〇で～みたいな）、陰でボソボソ悪口言われたりとかです。

こういうことを言われるのは、大体は若い男女で、通ってるお店の従業員の人なんかにもクスクス笑われてるなって感じることもあったり、実際に自分に対する悪口を言われてることもあったり、（特に女性に）

普段他の人を批判したりしない大人しい感じの人や裏では同じように馬鹿にされたりもするような人も自分に対しては批判的なことを言ってきたりすることもありました。

身近には自分よりもっとずるい事をしたり酷い事をしてる人も多いのに
そういう人達は悪く言われず自分はよく悪口を言われて、客観的に見ても自分が酷いことをされたり言われたりしてそれに対して愚痴っていたら、
お前が言うなって感じで非難されたりして、納得いかない気持ちがあります。
（普段自分達は私以外の人にも些細なことで文句言ったりしてるのに・・・）
それに面倒ことも頼まれやすかったりもします。

人からは真面目そう、優しいとよく言われますが、愛想がないとも言われることもあって、自分を変えようと思って積極的に話しかけてみたりお店の人にもありがとうって言うようにしてみたりしましたが、それで逆に引かれてぎこちなくされたり、気持ち悪いとか悪口を言われたりもしてまいっています。
（もちろん全ての人にではなくて以前よりいい関係になれた人もいましたが）

悪口を言う人の方にも問題があるのは解るんですが、自分と同じように
まじめそう、やさしそう、大人しそうと言われる人でもそういうターゲット
にはあまりされない人もいるのでその違いはなんなんだろうと思うのです。

自分を変えていくことで悪口やからかいのターゲットにされにくくなるよい
方法があれば教えていただきたいです。

まず最初に質問ですが、陰口を言う人といわない人と、カメクマさんさんはどちらと友達になりたいでしょうか？

私であれば、陰口を言わない人と友達になりたいと思います。
一般的に見ても、陰口を言わない人のほうが友達としては信頼できますよね。

陰口を言うのは、現状の何かに不満を持っている人です。
それが陰口を言われている本人と関係があるなしにかかわらず、何らかの不満があれば陰口はいいたくなるものです。

ではカメクマさんは陰口を言われていると感じていらっしゃるわけですが、ここでも疑問があります。
なぜカメクマさんは陰口を言われていると感じていらっしゃるのでしょう？
一番最初に「昔から悪口やからかいのターゲットにされやすい気がする」とおっしゃっていますが、実際にどのような状況で言われている気がするのでしょう？
そして、本来陰口を言うような人とカメクマさんは仲良くなりたいのでしょうか？

カメクマさんがどうしても陰口をたたく人と仲良くなりたければ、いっしょになって陰口をたたけばいいです。
そうすれば仲良くなることも難しくはないでしょう。

しかし、よく考えてみてください。
陰口をたたく人は、基本的に親しい間柄になっても、その相手を陰口の種にします。
そんなひとはカメクマさんの友人としてふさわしいのでしょうか？

そもそも、相手に陰口をたたかせるというのは、それだけ相手がカメクマさんに対して嫉妬がある可能性があります。
それは文章の「カメクマさんはいいなー、自分なんか〇〇で?みたいな」という表現からわかります。

もしカメクマさんが嫉妬から陰口を実際に言われているのだとしたら、それは一切無視していいということになります。
なぜなら、嫉妬は嫉妬される人のいいところと嫉妬している自分の悪いところを比較して、とても相手にはかなわないと感じるところから生まれるからです。

そして、なぜ自分がそのようなターゲットにされるかというのは、相手から見た場合、カメクマさんが攻撃してこない、懐の深い人間と思われている可能性がありますね。
もう少し簡単な言い方をすれば、単純に甘えられているだけかもしれません。

たとえば、すこしでもからかおうものなら殴りかかってきそうな相手をからかったりするでしょうか？
まあよほど信頼関係ができているかまったく空気が読めない人でない限り、あまりからかったりはしませんよね。

また、からかったときに反応する人と反応しない人であれば、どちらをからかうでしょう？
これは反応しない人にやってもつまらないわけですから、普通は反応する人をからかうでしょうね。

これらのことから、カメクマさんには大きな見落としがあることがわかります。

それは「自分が周りからどう見られているか」と「周りはカメクマさんをどう見ているか」とがまったくかみ合っていない可能性があります。

たとえば、自分は怒りっぽい人間だと思っていたとしても、周りの人が「カメクマさんはめったに怒らない、優しい人間」と思っていたとしたら、お互いの「自分に対する捉らえ方」が違ってきますよね。
そうすると、お互いの認識にずれが生じて、コミュニケーションはうまくいかなくなってしまいます。

さらに、カメクマさんには「思い込み」という問題があります。
それは「自分が悪口を言われているのではないか」と思っていることが、いつの間にか｢自分は悪口を言われているの違いない」に変わっていることです。

実際には、悪口を言われているかもしれません。
もちろんそれは悪口ではなくて、ただなんとなく、意味もなくいったことかもしれません。
しかし、今のカメクマさんはそのすべてを「陰口」｢悪口」として自分の中で処理をして、周りを拒絶しているように私は感じます。

もうひとつ質問ですが、カメクマさんが100人に100通のメールを出したと思ってください。
そのうち99通から返信があったのですが、1通だけ返信が帰ってきませんでした。
このときカメクマさんは、返信してくれた99人に感謝しますか、それとも返信してこなかった1人を恨みますか？

この答えが、カメクマさんが今意識を集中しているポイントです。
今のカメクマさんは、返信してくれた99人のことは考えずに、返信してくれなかった１人に意識を集中して「自分は嫌われている」としている可能性があります。

文章からでは、笑顔で積極的に行動して関係がよくなった人たちのことを見ずに、うざがられたり拒絶された人のことばかりを気にして、関係がよくなった人たちの気持ちを大切にしていないことが書かれていますよね。

もし人から非難されたりターゲットにされたくなければ、カメクマさんに良くしてくれた人たちのことだけを考えればいいでしょう。

人は100人いたとしても、100人全員から愛されるということはまずありません。
であれば、例えそれがひとりであったとしても、自分を大切にしてくれる、愛してくれる人を大切にすることが大事なのではないでしょうか？

自分を愛してくれない人ばかりを見て、自分を愛してくれる人の気持ちを無視しないように、悪くいう人のことはいっそ考えずに、カメクマさんとよい関係を気付いてくれる人を大切にしてあげてくださいね。

最後に、私の文章は、カメクマさんにとってかなりきつい内容になっているかもしれません。
しかし、カメクマさんがこのまま生活を続けてしまったら、遠くない将来もっと大きな問題にぶつかってしまいかねません。
それはとてもつらく、孤独なものです。

そうならないためにも、今のカメクマさんができることはチャレンジしてみてください。

「自分の悪いところを直す」わけではありません。
「修正すればよくなるところを修正する」だけです。

それも勘違いしないでくださいね。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

中原謙一