相談者名 | ヴィオ |
はじめまして。ヴィオですいつもこのサイトを見せていただいて、皆さんも同じような事で悩んでいるんだな。と思いました。 私は今は事務員として働いている23歳の女性です。 何故か私は昔からよく他人から悪口を言われます。それは職に就いている今も変わらずです。(私の悪口を言っているのは私と同じくらいの年齢の女性です) 他の同僚は私が失敗しても「大丈夫」といってくださるのに、その2人は私を責めてきます。 しかも、私はお菓子を全然と言って良いほど食べないので断ったら、2人の片方が「お菓子食べないから仕事が出来ないんじゃないの」とボソッと言われました。その他にも色々言われて今に至ります。 長々となってしまいスミマセン。私自身どうしてそういう風になるのか不思議で毎日が苦しいです。 お返事お願いします。 | |
カウンセラー | 池尾昌紀 |
ヴィオさん、こんにちは。 池尾昌紀と申します。 ご相談、ありがとうございます。 職場で、自分のことを悪く言う同僚がいたら、職場にいるのがとても辛くなります。 そうは言っても、苦しいことにはかわりありませんよね。 悪口を言われることが多い、と悩む場合は、実際のところ、本当に言われているわけではなかったり、言われていても、自分が思っているほど大きな意味で言われているわけではないことがあります。 今回のご相談では、はっきりと悪口を言われていると思うのですが、悪口だとヴィオさんが感じるすべてを書き出してみたら、明確な悪口よりも、悪口だと自分が感じているものの、実際はそうではなかったケースも以外とあるかもしれません。 これは一つの物の見方だと思っていただければと思うのですが、 例えば、職場でひそひそ話をしている同僚がいたとします。 そう考えたら、まずは、無価値観を思っている自己概念を変えていくことで、悪口と感じることが、ぐっと減っていきます。 では、どうしてこうした無価値観を持つようになってしまうのでしょうか。 こうした「無価値観」は、多くの場合、親との関係の中で生まれると言われます。 例えば、親が共働きで忙しくて、祖父母の世話になったりや鍵っ子のような形で、直接、親が育てることができなかったりした場合、子どもは純粋な故に、親の都合という解釈ではなく、「自分が愛される価値がないから、親からの愛情をもらえないんだ」と解釈してしまうことがあります。 けれど、それは純粋な子ども心であるが故の誤解であることが多いんですね。 この誤解を解いていく作業を、カウンセリングの現場では、例えば「インナーチャイルドセラピー」と呼ばれる、子どもの頃の自分に会いに行き、自分がいかにがんばってきたかを受け取ったり、両親との誤解を解くようなセラピーを使ったりして、解いていったりします。 実は、周りから悪いと言われることが気になるのではなく、自分が自分を悪く思っているのではないか、という視点を持つ事は、相手を責める必要がなくなることで、とても自分を楽にする方法のひとつです。 人は誰でも、誰かのことを悪く思ったりしたいとは、心の底では決して思っていないものです。 悪口を言われた、だからあの人はひどい人だ、という思いは、相手を責めているようで、深層心理では、そんな風に相手を責めている自分が嫌いだと、自分を責めていることがあるのです。 このような視点を持って自分の環境や状況を整理してみると、今まで気がつかなかったヒントが見つかるかもしれません。 さて、次にお話しさせていただきたいのは、ヴィオさんは、周りの人から応援されているということなんです。 確かに、実際に悪く言われることもあるかもしれません。 ヴィオさんはこう書いてくださっています。 悪く言う二人だけではないんです。 それがなによりの自分の価値の証明になっているのではないでしょうか。 どうか、本当のご自身の価値を見てあげてください。 この回答が少しでもヴィオさんのお役に立てたら幸いです。 |