相談者名 | ROSE |
こんにちわ。社会人4年目の26歳女ローズと申します。 相談したいのは、集団の中にいる時も、その集団の中にいる個人個人の人と1対1でいる時もどうすれば自分として(自分はこれでいいと実感できる)存在できるのかということです。 例えば、 集団ではイマイチ自分のポジションがわかりません。 又、会社では特に課長に新入社員の子の仕事どう?等、人について聞かれた時が一番苦手です。悪く言っていけないけど、無理によくも言えない。自分も新入社員の子から見て上の立場であり、上司には”主導権をもて”と言われるが、主導権を握るって聞くと上から人をねじ伏せて何でも言うことを聞かせる&人の自由を奪うというイメージです。実際はそういうのとは違う意味なのかもしれませんが、どういう行動をするのがふさわしいのか・・。 どうすれば自分も相手も皆も居心地よい場所が作れるのでしょうか? | |
カウンセラー | 鶴園みあ |
ローズさん、はじめまして。 お返事をさせていただきます、カウンセラーの鶴園みあと申します。 このたびは、ご相談をお寄せいただき、本当にありがとうございます。 メッセージを拝見していて、ローズさんは、本当に優しい人なんだなと感動しました。 でも、あまりにも周りの期待や信頼に敏感に反応しすぎて、プレッシャーを感じてしまい、人といるといつも落ち着かず、気疲れしてしまいませんか。 また、ローズさんは、周りの人の期待に応えることを優先するあまり、ご自分の考えやお気持ちを全く後回しにされていませんか。 メッセージからは、そんなローズさんの、「いったい、どう動けば?」という困惑、混乱、「これ以上、人に振りまわされたくない」というウンザリ感、嫌気、疲弊、「自分らしく自由に生きたい」という強い願望が感じられます。 そんなしんどい状況にあっても、ローズさんは、「どうすれば自分も相手も皆も居心地よい場所が作れるのでしょうか?」と、ご自分だけでなく、周りの人も幸せにしたいと、まだ望まれているんです。本当に優しい方です。 でも、今のローズさんのやり方だと、「自分も相手も皆も居心地よい」状態には、ならないんです。 そんなローズさんの様子を見て、周りの人はどう感じるでしょうか? せっかくローズさんが周りの人のために頑張っても、周りの人は素直に喜ぶことができず、むしろ、ローズさんと同じように、居心地が悪くなるかもしれないんですね。 それって、ちょっともったいないですよね。 周りの人に、ローズさんの優しさや愛をちゃんと受け取ってもらって、居心地よくなってもらうには、ローズさんがご自分を殺していてはダメなんです。 一般的に、幼いころにお父さんやお母さんのしつけが厳しくて、ちょっとでもご両親の期待に添えなかったときに、見捨てられるのではと思うくらいにきつく叱られたり、失望されたりした経験があると、「期待に応えられないと、私は価値がないんだ」という誤解が生まれ、大きくなってからも、周りの人の期待に応えようとばかりしてしまうことがあります。 でも、あなたは、誰かの期待に応えるから価値があるのではなく、あなた自身でいることそのものに価値があるのです。 ・・・というアドバイスを聞かれて、「でも、自分の考えや意見をそのまま出して、上司や周りの人と対立したら・・・。そのせいで、みんなの気分を害してしまったら・・・。」という恐れが、ローズさんの中にふつふつと湧いてきているかもしれませんね。 もしかしたら、ローズさんは、ご自分が何か考えを持たれているとき、あるいは、それを口になさったとき、他の誰かから、異なる意見が出されたら、「私の考えが否定された、攻撃された」と感じて、とても傷つくのではないかなと思うのですが、いかがでしょうか。 ローズさんの「私が自分の考えを出したら、周りの気分を害するかもしれない、周りを傷つけるかもしれない」という恐れを解消するには、ローズさん自身が、誰かから対立意見が出されたときに、「私の考えを否定された」と感じて傷つかなくなること、そして、ご自分の意見をご自分で全否定して、やみくもに我慢して相手に従ってしまわないようになること、が必要なのかもしれませんね。 そもそも、私たちは、千差万別の生い立ち、生活環境、立場を生きていますから、ものごとの捉え方、考え方もバラバラで当然なんですね。だから、当然、意見も対立します。 ですから、最初はとても怖くて、勇気が要ると思いますが、少しずつ、「私は、こう思うんですよね」「こんなのは、どうでしょうか」と、ご自分の意見や考えというものを出していけるようになるといいですね。 まずは何よりもご自分の考えや気持ちを大切に、自分らしさを出してみる、そして、もしも、周りの人と対立することがあれば、無条件に服従するのでもなく、逆に力でねじ伏せるのでもなく、互いの考えをつきあわせ、「確かに、この人の考えにも一理あるな」と感じる部分は柔軟に取り入れ、互いに納得できるような新しいやり方を編み出していく、そんな生き方ができたとしたら、ローズさんも自分らしく自由でいられますし、周りもまた、そんなローズさんの優しさに包まれて、幸せになれると思いませんか。 そして、そんなローズさんの生きざまを見て、後輩や新入社員さんたちは、「こういう生き方もありなんだな」「そうか、そういうふうにするといいのか」とお手本にして、後に続くかもしれません。 ローズさんは、繊細で、優しくて、周りの幸せや平和をいつでも願っている、そんな人ですから、「自分も、周りも、誰一人として犠牲になることなく、自由で幸せになれる生き方」のリーダーシップを取るにふさわしい人です。そんなローズさんが主導権を握ったとしても、誰かをねじ伏せたり、傷つけたりするようなことは、絶対にありません。 だから、安心して、ご自分を信頼して、ご自分というものを表現することにチャレンジしてみてくださいね。 このたびは、ご相談いただき、本当にありがとうございました。 鶴園みあ |