人とうまくつきあえない

相談者名
jum
人ときちんと関われない。

人間関係がうまくいかずいつも
仕事を半年か一年でいつもやめてしまいます。

今は児童館でお手伝いさせてもらってるんですが
最近子供たちにも「小さい子みたい」
とか言われたりするくらいおかしいみたいです。

きちんと話せないし、人との距離がとれなくて入り込み過ぎたり
、逆に関わらなきゃいけないところで関われなかったりします。
最近はひどいこといわれても訂正するのもめんどくさくなってしまっています。

そして好きな人がいたのですが、やっぱり無理で遊ばれそうになったのをなんとか回避したりと私生活もあまりうまくいってません。

いつも誰か助けてって依存の気持ちが強いし重いんだと思います。

なにか挑戦しようとしてもミスが多かったり、続かなくなったり
なんにもいいところも取り柄がないんじゃないかと思います。

空回りしてすべて忘れたい気持ちになってしまいます。

イキイキ明るく生きたいです。

カウンセラー
大谷常緑
jumさんこんにちは。
ご相談を担当させて頂く大谷です。よろしくお願いします。

さて、人との距離感がつかめないのはとても辛いですね。
何とかしたいと思い、jumさんは精一杯色々やっておられるのではないかと思いますが、様々な感情が出てきてどうも上手くいかないジレンマを感じておられるのではないかと思います。

さて、ご相談を拝見して感じたことは、jumさんは、とても情熱的な人なのだなぁという事です。
おそらく、お持ちになっている大きな情熱をドーンと相手に出して、その情熱に驚いた相手が少し引いてしまうと、今度はjumさんが怖くなってしまって人との距離をとってしまう、という感じではないかなぁと思いました。
大きな情熱をお持ちになっていることは素晴らしい才能の一つだと思いますし、大切にしていただきたいなぁと思います。

?自分の心のクセを知りましょう
今、jumさんが抱えておられる問題は、jumさんの心のクセからくる問題です。
人は、育ってきた環境などで、心の持ち方にクセがつきます。
例えば、関西で育ってきた人は、関西弁を話しますね。これは言葉のクセです。関西弁を話すのが悪いことではありませんね。それと同じく、心のクセもいいとか、悪いといった事はないのです。ただ、クセなのです。
先ずは、いいとか、悪いとかを横に置いておいて、jumさんが感じる心のクセを知りましょう。
心のクセを判断しないで「私には、こういうクセがあるんだなぁ」と受け止めることで、自分の心がどんな風に動いているのか客観的に知ることが出来ます。そして、同じような心の動きをすることがあるでしょうから、その時には「あっ、またクセが出てきた」と思ってください。
?幸せになると決意する。諦めない。
これは、jumさんがこれから幸せに生きていくという目的の為です。「幸せになるぞ!」と決意してくださいね。そして、そして、何があってもそれを諦めないことです。
?自分を変えてみようと思う
自分の置かれている状況を変える唯一の方法は、自分が変化していくことです。人や状況を変えようと思っても、それはなかなか変わってくれません。唯一出来ることは、自分自身が僅かでもいいので、変わってみることです。
誰でもそうなのですが、自分自身を変化させることは、とても怖いものです。本来の自分で無くなってしまう事が怖いかもしれません。あるいは、自分が今まで一生懸命頑張ってきたことが無駄になってしまうような感覚を持つかも知れません。
でも、今までの自分の感じ方ややり方では問題が解決できないからこそ、変えてみるのですね。勇気が要るかも知れませんが、変えてみようと思うことです。それが、?の決意と一体となって効果を現してきます。
?自分の痛みに入らない
これは、「相手(人)を見る」ことと同じ意味ですが、何か起こるとついつい自分の痛みに入ってしまい、相手を見ることが出来なくなります。
丁度、自分のお腹が痛い時に、お腹を押さえてうつむく姿勢になりますね。そうすると周りが全く見えなくなります。
自分の痛みというのは、実は自分自身を責めている気持ちがあるからこそ存在します。自分の中で自分を責めている部分でないことは、誰に何を言われようと痛みにはなりません。
自分が誰かの言葉や何かの状況に痛みを感じたとしたら、それは自分が自分を責めていることを教えてくれている、ということなのです。
例えば、「私って頑張れていなくて駄目だ」と自分を心の中で責めていたとしましょう。誰かから「もっと頑張れよ」と言われたとしたら、傷つきますね。それは、自分自身が頑張っていない私は駄目だと責めている、自己否定しているから傷つくのです。「私は頑張っている」と思っていたり(自分を認めていたり)、頑張る、頑張らないなんて意識にもなかったとしたら、そんな言葉を言われても傷ついたりしないのですね。
しかし、これは、直接的なものばかりではありません。心の中で「自分には価値がない」と感じていたり「自分は悪い」と感じていたとすると、それに関連するようなことは自分の痛みになってきます。
自分の痛みは自分自身で責めていることを受け止めて頂き、自分の痛みに入らずに、相手がどう感じているのかなぁというところを見ていってください。
?誰に何をして欲しかったのか、を感じてみましょう
ご相談の中で、『いつも誰か助けてって依存の気持ちが強いし重いんだと思います。』というお話しがありました。
仮にそうだとしたらなのですが、依存の気持ちというのは、子供の頃に満たされなかった何かが未だに心の中に残っていて、それが「満足していない」と騒いでいる状態なのです。
この依存の気持ち、実は自立的な人達にも結構残っています。人間みんなにあるといっても良いかと思います。だから、依存的な自分を責めないでくださいね。
依存的な状況を何とかしたいとすれば、jumさんの心の中にいるその頃の自分と向き合うことです。子供の頃の満たされなかったjumさんの気持ちを満たしてあげることが出来るのは、実は大人の自分自身しかいないのです。
落ち着ける雰囲気の中で、満たされていない子供の頃の自分の話しを、今のjumさんが聞いてあげてください。誰に、何をして欲しかったのでしょうか?そして、どんなに沢山の我慢をしてきたのでしょうか?
そして、今の自分が、その頃の感情を一緒に感じてあげてください。
感情は、感じれば溶けてしまいます。
?観念やコントロールを手放して自由になろう
人はついつい自分の観念やルールを用いて、人をコントロールしたくなります。
これらの観念やルールやコントロールは、怖れから出てきます。
例えば「親とはこうあるべきだ」とか「人間はこうあるべきだ」などと自分の観念を持つと、そうしていない人に対して「あなたはこうすべきなのに、そうしていない」と相手をコントロールしたくなります。相手を拘束したくなるのですね。
でも、実はその観念やコントロールは、自分自身を強固に縛り付け、自由を奪い取り、自分自身を責める道具になります。
jumさんもそうだと思いますが、人間はみんな自由にしたいのです。誰からも拘束されたくはないのです。
jumさんが問題に縛られるのではなくて、もっと自由に生きたいと願っているだけ、ご自分の中にある観念、ルールを手放してください。人は自由だと認めてください。
そうすると、それが相手にも伝わって、人間関係がうまくいきはじめます。

お一人で進んでいかれるのはとても辛いことかと思います。
電話カウンセリングなどをご利用頂くと、より楽に問題を解決して頂けるのではないかと思います。

回答がお役に立てれば幸甚です。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦間の問題、家族関係、対人関係、自己変革、ビジネスや転職、お金に関する問題などあらゆるジャンルを得意とする。 どんなご相談にも全力投球で臨み、理論的側面と感覚的側面を駆使し、また豊富な社会経験をベースとして分かりやすく優しい語り口で問題解決へと導く。日本心理学会認定心理士。