自分はストーカーじゃないかと思う

相談者名
hana
自分で自分が気味悪くなってしまって辛くてメールしました。
考えないようにしてるんですが、多分わたしはストーカー的なことをしています。
以前はもっと激しくしていたと思います。
思い出すだけで自分を消し去りたくなります。
強く拒否されるまで自分を止められません。
さっきもメールを出してしまいました。
わたしはどうして行くことが良いのでしょうか?
人に対してまともな関係を築くことは出来ないと思ってるのでカウンセリングも正直難しいんじゃないかと感じています。
ですが、たぶんこれが自分の問題だと自分でも思うのですが、人に欲求が向かってしまいます。
趣味など自分で自分を満たす方向にどうしても向けません。
とっかかりが欲しくて相談させていただきました。
ありがとうございました。
カウンセラー
池尾昌紀
hanaさん、こんにちは。
池尾昌紀と申します。
ご相談ありがとうございます。

現状の苦しみを抜け出したい、けれど、どうしていいのか手がかり
すら見当たらない。
そんな苦しい心中が伝わってきました。

心理学では、心の奥底に眠っている気持ちや感情を扱うことがあります。

これは、あくまで仮定のお話ですが、
ある人が、小さい頃に、母親からいつも強く叱られていた、という
経験をしていたとします。

時が経ち、成人し、社会に出て、そんな出来事については忘れてし
まったとします。

ところが、今、職場で上司になった女性に対して、いつも目を気に
してしまう
自由に振舞えない、といった悩みを抱えているとしたら、
その人はどうやって職場の問題を解決していくか。

心理学のアプローチのひとつとして、
忘れて心の奥底に埋もれてしまったお母さんとの出来事を思い出す
ことからはじめていく、そうしたやり方を取ることがあります。

その人にとっては嫌な思い出だったとしても、実は、そうした過去
の出来事は、多くの場合、その時の周囲の状況からやむをえない事
情があった、とか、時には、自分の誤解であった、ということもあ
るのです。

その誤解や、状況を理解することで、自ら納得し、こうした過去に
縛られずに生きていけるようになる。
そうすれば、今抱えている問題も解決することができます。

もちろん、すべてがそうした流れで解決するわけではありませんが、
解決のための手段のひとつです。

もし、今、現実に起こっている問題が、過去のそうした「何か」を
原因にしているとしたら。
隠してしまった「何か」をみつけて浮上させてあげないと、心の底
に眠ったままになって、いつまでも
その場にいて、消える事がありません。
すると、それは、様々な形で、現実の問題として表に出てくること
があるのです。

もしかしたら、hanaさんにも、そうしたことが当てはまるの
かもしれません。

今のhanaさんは、ご自身の存在理由を求めているのかもしれ
ません。
強い理由を見つけなければいられないほど、自分を否定してこら生
きてきたのかもしれません。

ご相談の最後にある「とっかり」とは、
自分自身の中に隠してしまった何かを見つけることであるように僕
は思います。

hanaさんの、文面の中ではうかがえなかった、たくさんのお話について、
よかったら、是非、お聴かせください。

もし、お話いただける機会があり、少しでも、hanaの幸せの
お手伝いができたら
こんなにうれしいことはありません。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

名古屋を軸に東京・大阪・福岡でカウンセリング・講座講師を担当。男女関係の修復を中心に、仕事、自己価値UP等幅広いジャンルを扱う。 「親しみやすさ・安心感」と「心理分析の鋭さ・問題解決の提案力」を兼ね備えると評され、年間300件以上、10年以上で5千件超のカウンセリング実績持つ実践派。